最低賃金引き上げ政策の失敗とトリクルダウン効果の欺瞞

起業

こんにちは島倉です。

今回は最低賃金引き上げ政策の失敗とトリクルダウン効果の欺瞞というテーマについて解説したいと思います。

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最低賃金引き上げ政策とトリクルダウン

最低賃金引き上げ政策は日本でもよく言われている政策です。

非正規と正社員の格差の問題を解決するには、非正規の最低賃金を引き上げることが大事だということが言われています。

もう1つは安倍政権が成立してからトリクルダウン効果を狙った政策が進められています。

法人税を下げ、大手が儲かれば中小企業が儲かるので、中小企業で働く従業員たちに恩恵がもたらされるという理由で、大企業中心の政策が進んでいますが、正直どちらも結局失敗しているということを紹介したいと思います。

最低賃金引き上げの失敗例

最低賃金引き上げ政策で、日本は今1500円まで引き上げたいという運動が起きていますが、それで失敗している国が実はもう既にあります。

それはお隣りの韓国です。

文政権を発足させた時に、この最低賃金を引き上げるという政策を掲げていました。

実際に最低賃金の目標を時給1万ウォン、日本円に換算すると900円にするために、2018年には16.4%、2019年は10.9%と2桁の割合で最低賃金を引き上げています。

最低賃金の引き上げで貧困層は減るが、会社が倒産する恐れも

これによって韓国貧困層というのは以前はずっと20%を切らなかったのですが、文政権になって、20%を切っていますので、一定の効果がありました。

しかし、人件費を上げたことによって、中小企業の経営者の人たちがもう経営が成り立たないということで声を上げ始めております。

調査結果では見られませんが、今後、人件費の高騰で解雇され、失業率が上がったり、会社が倒産してしまうという恐れもあるということが、韓国国内の調査会社でも結構言われています。

日本も最低賃金を1500円にしようとしていますが、韓国の失敗事例を見て、最低賃金引き上げ政策は間違いではないかという声が上がり始めています。

トリクルダウン政策も実現は早くて10年後

今は安倍政権のトリクルダウン政策をもっと進めようというエコノミストもいますが、私はどちらも間違いだと思っています。

最低賃金を引き上げてもいい一方で、トリクルダウンを狙っても結局うまくいかないと思います。

少なくとも私は政府に依存しないという考え方ですが、政策が実現するのは10年後から15年後です。

それよりも今すぐ自分で動き出すということが大事なのではないかと思います。

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個人事業主化する時代にどうするか

実はこれからの世の中は、例えばタニタのような大手企業の一部では社員を個人事業主化して、契約を結んで仕事を発注するような会社も増えています。

一方、最近街でみかけるウーバーイーツで働いている人たちは個人事業主扱いです。

つまり今世の中は「個人事業主化」しています。

これからの時代は大企業と中小企業の数は少なくなって、圧倒的多数は個人事業主になっていくのではないかと思います。

「複業」していく

企業と個人事業主の間で仕事のやり取りが行われていくという世の中の構造になっていくと思います。

個人事業主化で成功させるには、「複業」していくということが大事です。

一つの事業だけをするのではなく、いくつものビジネスを手がけて収入の柱を増やしていくという考えだと思います。

しかし、今公的機関がやっている企業セミナーや創業塾は一社一事業の考え方に基づいたセミナーばかりです。

複数の事業でリスクを減らす

1つの事業で成功するということは初期投資をかけなければいけないということもありますし、また1つの事業で失敗したら、終わりだということを意味します。

複数の事業をしていけば、例えば5つ行なっている事業のうち、2つがうまくいかなくても、3つの事業から収入が入れば、きちんと生活できます。

1社1事業で失敗したら後がないという感じで起業するのと、複数の収入の柱を持ってやれば、多少失敗しても大した影響はないので、起業のしかたが全然違います。

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起業の概念を変える

公的な企業セミナーや創業塾で行なっている起業の概念を変えていかないと、なかなか複業という概念は行き着かないのかなと思います。

オウンドメディアで情報発信して、集客できれば何をしても売れます。

収入の柱を複数持つ

自分の商品を売ってもいいし、アフィリエイトで大企業の有名な会社の商品を紹介して売ってもいいし、メディアを媒体として、そのメディアを売却してもいいし、いろいろなビジネスができます。

また転売で年収1000万以上稼いでいる人が山のようにいるわけですから、いろいろなビジネスをすればいいのです。

複数の収入の柱を増やしていくという考え方を持つことが、これからの時代に必要なのかなと思います。

企業に頼らず、複数のことにチャレンジする

大企業が人をどんどん削減していって、中小企業も人材を吸収できないので、既存の企業では働く場所がなくなります。

どのようにして自分で会社を興すなり、事業をはじめるかというのは当然の流れだと思います。

その中で1つのことしかしないというのは非常に危険で、ギグワーキングでも失敗している人は、1つのことだけに集中しているからお客が取れなくなり、行き詰まってしまうわけです。

複数のことにチャレンジしていくという考え方にシフトしていくということがとても大事だと思います。

1つの会社で1つの事業という概念を捨てて、複業がこれからのキーワードだということをぜひ理解していただきたいと思います。

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島倉大輔

有名人気企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」を信条に、コンサルティングを開始。全国延べ1,700社以上の会社や個人を支援し、各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。現在、全国の経営者や起業家を支援するために、日々コンサルティングに奔走している。「行動すれば人生は変わる」が信条。また、トレーダーとしても活躍。資産1億円超えのトレーダーを7名輩出した実績を持つ。

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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