営業は世間的には体力があって、押しが強くて、セールストークができれば、バカでも出来るというイメージが定着しています。
しかしながら、キミアキ先生は、これを全否定します。
「中小の営業は社長の次に、頭がキレる人間でなければ責任者にはなってはいけない」「売れたいと思ったら売るな」など、世間の常識とは真逆の営業論は、目からウロコの情報満載です。
営業は馬鹿には無理です!
無茶な飛込み営業テレアポはバカ営業の代名詞
営業というのは世間のイメージとして、“おバカっちょ”がやる職業だと思われがちです。
営業をしている私としても、これはとても悲しいです。
今回はそんなおバカっちょのようなことをしなくても、「商品は売れるんだよ」ということをお話していきたいと思います。
おバカっちょを集めて営業しているところというのは、基本的に飛び込み営業とテレアポです。
これがバカ営業の代名詞で、効率がとても悪いんです。
やれーっ!根性だーっ!押しだーーっ!騙しのセールストークだーーーっ!
と、そういう風にやっているところが多いわけですよね。
飛び込み営業とテレアポが100%そうだとは言いませんが、9割以上が押し売りと騙しなんですね。
営業は頭を下げるのではなく頭を使うのが仕事
あとは営業のイメージとして頭を下げて売って来い!というのがありますが、
やはり営業マンという人間は、頭を使わなければいけません。
ですから、
おバカっちょに売らせると何が起こるかというと、売り込まれるのは皆大嫌いなのに、必死で売ろうとしてしまう。
北風と太陽の話で言うところの、「北風」みたいなもんです。
押し売りからメリットなんて誰も聞きたくない
売り込まれるのは大嫌いという大前提のもとに考えると、いくら「御社にメリットがあります!」なんて言われても、もう正直なところ私自身も皆さんと同じように、そんな話は聞きたくもないんです。
飛び込み営業とテレアポは、顧客の側からすると、押し売りと騙しのイメージしかありませんから、メリットなんて語られても、どうせ嘘なんだろ〜という感じです。
もともとイヤなのに更にイヤになるっていう、悪循環しかありません。
売らない営業で成果を出すにはどうしたらいい?
売れたいなら無理に押したり売ったりするな
ただ単に自分が押し売りしたいだけなら、「売れ」ば良いんです。「押し売りすることが好きだったら」ですよ。
でも自然と「売れたい」のなら、もう「売らない」ほうが良いです。
私は「売らないことが営業の王道だ。」と本気で思ってます。
世間的な営業のイメージからすると押しが強くなくちゃいけない!とか、あとはセールストークが出来なければいけない!というのがありますが、私はセールストークも押しも「全く要らない」と思ってます。
ところが、世の中のバカな営業会社は何をやっているかといえば、
今クロージングだー!すぐ契約だー!!すぐ入金だー!!!
とやっているじゃないですか。
本当のことを言えば、これと真逆のことをやれば良いんですよ。
基本的に売らないので、押しなんかも全く必要無いんです。
営業は割り切りが大事で確率と運でほぼ決まる
それから、割り切りというのも必要です。
この割り切りがすごく大事です。確率と運気を上げることです。
営業に大事なモノ:運
押し売りや騙しなんかやってたら、運気なんて上がってくる訳がないのは、当たり前の話ですよね。
神棚を綺麗にするとか、ご先祖様のご供養をしっかりやるとか、風水にこだわって色使いを変えるとか、そっちのほうがまだいい方ですよ。
そして、運気を下がらないようにしたら、確率を上げていきます。
営業に大事なモノ:確率
会う回数の方で、確率を上げていく必要があります。
例えば、私は『10秒で帰る営業マン』というのが好きで、自分の会計事務所で新聞を使ってやっている営業がこんな感じです。
「ども〜こんにちは〜あおば会計事務所で〜す。今月号の新聞です〜置いていきま〜す。それではまた来月持ってきま〜す。」
これだけで、サァーっと帰ります。
でも会うことができるので、相手が「あ、会計事務所来た。」「なんか新聞置いていった」ってわかれば良いんです。
10秒あればできますから、この感じで新規(見込み)をぽんぽん回って行きます。
あまり相手の仕事を邪魔しませんので、運気も下がりませんしね。新聞を置いていくことを、月1回やるだけですね。
営業に大事なモノ:あせらない
人間というのは、用が出来れば向こう側からコンタクトをとってくるものなんです。
毎月置いていく新聞に連絡先が書いているわけですから、それを見て連絡をくれるんです。
それで十分に売れるんです。世の中ってのは。
必要なものはみんな買うので、こちらは客層戦略取って、訪問先の客層に会う確率を上げていけば良いんです。
月に10秒しか会わない。ですけど、1件10秒だから、これだと10件20件30件…いっぱい回れます。
押し売りや騙しトークは運気が下がるからダメ
そして、本当に大事なことですから何度も言いますけど、運気というのは結構大きい。
代わりに、お客様にちょっとだけでもメリットのあるようなもの、配布物を渡すだけでも良い。
これで絶対に売れるようになります。