こんにちは島倉です。
老後2000万円問題から端を発して、資産寿命をどうしたら長くすることができるかということが、今皆さんが注目しているテーマ、課題になっています。
このことについて、いろいろ考えてみたり、見ていて、非常にまずい問題だということに気づきましたので、今回はそのテーマについて解説したいと思います。
資産寿命を延ばす4つの方法
資産寿命を延ばすには4つの方法があるということをまず紹介したいと思います。
1.できる限り長く働く
2.現役時にできるかぎりお金を貯める
3.支出を減らす
4.投資をする
資産寿命を延ばしていくには、自分ができる限り長く働く、そのためには定年延長により働き続ける選択肢もあるでしょうし、自分で独立起業して働き続けるという選択肢もあるでしょう。
現役時にこれと合わせて出来る限りお金を貯めておくということも大事です。
もちろん、支出を減らしていくということも大事です。
しかし、最後は投資もしていかなければいけないということです。
どのように投資をするか
金融庁は高齢者の資産管理運用という報告書の中で投資をしましょうということを薦めているわけです。
これは総論として賛成です。
投資の基本というのは長期の積立で分散が基本です。
ですから、金融庁も積み立てNISA、iDeCoから始めてみましょうと薦めているわけです。
積み立てNISAやiDeCoであれば運用益は非課税ですし、積立金は所得控除になりますから非常にお得なわけです。
ですからまず投資に慣れていない方は積み立てNISAやiDeCoからはじめるのが大事です。
リスクもないわけではありませんが、株とかFXに比べれば、リスクは少ないです。ほぼ安全と言っていいのではないかと思います。
ですから積み立てNISAやiDeCoを国も薦めているわけですが、実は恐ろしい話があります。
投資をしない日本人
報道を見ていても積み立てNISAやiDeCoをほとんどの人がしていません。
なぜなら、リスクがあるから、怖いから、よくわからないから、ということだとしています。
金融庁の調査で、投資について勉強していない人が実は70%もいるということが明らかになっています。
7割が投資の勉強をしない人
投資について全く勉強しない人が70%です。
関心がないと言っていいのかもしれません。
さらに、今は勉強していない方に対して、今後勉強する気はありますか?という問いに、私は勉強しませんという回答が50%です。
これだけ老後年金2000万円問題が報道されているのに半分はしないと言うのですが、恐ろしくないですか。
投資に対する固定概念が日本人は強すぎて、投資はリスクがあるものだから、絶対に手を出してはいけないものというイメージが強すぎると言うのもあるでしょう。
あまりにも投資に対する知識がないから、分からないものを否定してしまいます。
投資を知らないし、投資したことがないので、勉強もしたくないと答えてしまうわけです。
投資をしないリスク
日本人の金融リテラシーがあまりにも低すぎて、国家存亡の時というのに相当まずい状態です。
これを見ると一億総極左の、あの第二次世界対戦の日本軍といっしょで全員でバタバタと死んでいくようなイメージしか受けません。
投資をしないとしたら何をするのでしょうか。
初期投資がかかって廃業率の高い飲食店でもやるのでしょうか。
退職金で例えばカフェなどを始めて、潰れている人はたくさんいます。
市場は縮小しているわけです。
飲食店は大手もいるし、大手はそこに市場があれば、大量出店できますから個人では無理なのです。
もちろん全員が失敗するとは言いませんが、失敗する確率がとても高いわけです。
自分で提案して、ビジネスをすることも大事だけど、お金に働いてもらうということも大事じゃないですか。
ですから絶対投資をしなければいけません。
年金2000万円不足を乗り切る
金融庁があの報告書を出さざるを得ない状況
この金融庁の数字を見れば、確かに金融庁もあのような報告書を作るのも理解できます。
このまま行ったら、食べられなくなるのに、それでも投資もしないのかと金融庁の役人は思っているわけです。
それなので、年金では2000万円足りませんよと言わざるを得ないところまで来て、あの報告書を出したのだと思います。
ですから、今投資の勉強もしていないし、今後も勉強したくないという50%の方は、これから足を引っ張ると思いますし、この方たちの問題を解決しない限り、自分が成功しても足を引っ張られると思います。
一億総玉砕みたいのようなものです。
投資の勉強は始めること
少なくともあなたは投資について早く勉強を始めることが大切です。いきなり株や為替やFXを始めるようにとは言いませんので、まずはしっかり投資の勉強を始めていただきたいと思います。
全然難しくはありません。
しかもイケている商品はだいたい見ればわかります。
そう難しいものではありませんので、どこでもいいですからまずは口座開設をして、いろいろと勉強を始めていただきたいと思います。