どうもこんにちは。あおば会計の田中です。
2ちゃんねる創始者の「ひろゆき」さんは結構(笑)口が悪いので、「1万人に1人、残念な人がネット上には数千人いる」ということを言っています。
これは人口分布の数式の話に過ぎないのですが、今回はこのコメントを元に、「優生学」と職業の関係について解説してみようと思います。
「1万人に1人の残念な人」は本当にいるのか?
10,000人に1人の確率ならバカもいれば優秀な人もいる
日本の人口は1億2000万人ですが、1万人に1人というと赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんまで含めて12,000人になるわけです。
素晴らしく優秀な人もこの中にもいますし、それから赤ちゃんやおじいちゃん、おばあちゃんなどネットをやらない人を除くと、確かに残念な人たちが1万2000人とは言わなくとも、数千人はいるという当たり前の数式なわけです。
こんなことも分からないほど、ばかだという話をひろゆきさんがしているわけです。
悲しいかな残念な人は「本当に残念な人」
我々はYoutubeで情報発信しています。
情報発信すると、一方的にその「残念な人」と言いたい人からいろいろな攻撃を受けます。
匿名性が非常に高いですし、Youtubeの場合はその人の動画に向かって抗議ができますから、本当に狂っているコメントも非常に多いです。
それが1万人に1人なのか、1000人に1人なのか、100人に1人なのかわかりませんが、とにかく狂っているコメントが多いのがYoutubeの特徴ですから、Youtubeに動画を載せるとほんとに毎日コメントをいただくと思いますが、気にしてはいけないと思ったほうがいいです。
タブー視される「優生学」
職業別IQを日本で語るのはなぜタブーなのか?
IQで頭の良さなど全部は測れませんが、職業別IQというものは統計ではっきり出ています。
でも、この事実はタブーの一つとして、日本では「言ってはいけない」ということになっています。
というのも、日本では、江戸時代の士農工商制度を作り上げた際に、士の下に農工商を置いたときに、農工商の中でも商人の立場がちょっと低すぎるのではないかということで、商人が「職業に貴賎なし」、要するに身分の差はなく、一生懸命貢献していると言ったのが、「職業に貴賎なし」の始まりです。
この「職業に貴賎なし」が誤解されて、どの職業も必要だというように今はなってるんです。
戦前は「優生学」が世界の主流にあった
あとは「優生学」です。「優生学」とは要するに遺伝です。
遺伝についても、運動神経について語るのはそれほどタブーではありませんが、頭の良い悪いについてはタブーになっています。
生まれだけではなく、環境によって人は変わるという前提なのですが、この「優生学」は実は実務上、第2次世界対戦まではアメリカもヨーロッパも日本もこの「優生学」に基づいた政策がとられていました
ところが、ナチスドイツが障害のある人たちを排除したりしたので、それで「優生学」もタブーとなったわけです。
こういった経緯を経て、我々の社会では「性格」については「優生学」を語ることがあっても、「頭脳」については「優生学」的に「あの子は覚えがいい」などと言ってはいけない流れができています。
タブー視されても「優生学」は今でも使われている
「ロジカルシンカー」と「クリティカルシンカー」
ただ、現在でも「優生学」というのは、言葉を変えて厳然と残っています。
職業別IQがはっきりわかるのは、企業が採用の時に適性テストというものをしています。
これは一部IQを測っています。
ですから、研究職などははIQが高くなければ就けません。ところが、単純作業のお掃除などはIQが低くてもOKです。
あと、企業側が採用をする際は、「ロジカルシンキング」タイプの人と「クリティカルシンキング」タイプの人を見極めます。
「ロジカルシンキング」は日本語では「論理的思考」と訳されています。
「クリティカルシンキング」は「批判的思考」、つまり常識を批判するような思考という風に考えるか、または客観的思考と捉えてもいいです。
とにかく、そういうタイプをゼロベースで思考を積み重ねていく訓練をするのですが、この訓練についても学校側からすると天才的な人がいて、一切の訓練を受けなくても、「クリティカルシンカー」という人がいます。
ベンチャー企業はもっと増えていい
実際に、「クリティカルシンカー」のような非常に賢い人たちがやっている日本のベンチャー企業というのがあるのですが、こういう人たちは、1万人に1人の能力を実際に持っています。
そういう人が人口分布で考えれば数千人はいます。
その数千人がチームを組んで、ベンチャー企業を作っていくと考えたら、ベンチャー企業の数はもっともっとあってもいいんじゃないかと。
1万人に1人の残念な人がネット上では数千人いるという人口比で考えてみると、素晴らしい人もネット上や世の中には沢山いて、多くの起業家が生まれてもいいと思っています。