直近のニュースでは、スマホユーザーを餌食にしたマルウェアの暗躍が盛んに報道されています。悪質なマルウェアがどんどん暗躍しているにも関わらず、かたやスマホユーザーは、自分の情報を司るスマホを防衛しようという意識は意外と低いのが現実です。そこで本日は、簡単にインストールできるスマホのウィルスソフトを3つご紹介したいと思います。個人情報を守るために積極的に活用しましょう。
スマホユーザーを餌食にするマルウェアが暗躍
直近のニュースで、スマホユーザーを餌食にしたマルウェアの暗躍が盛んに報道されています。
例えば、スマホでアダルト動画を見ようとしたら、フロント写真が自動的に起動し、自分の顔が撮影され、「今すぐ支払を行わないと、この写真を拡散する」という自分の写真で脅迫される、ランサムウェア「AdultPlayer」が出回ったことが話題となりました。
アダルトアプリと思い込み、このアプリをダウンロードして動画を見ようとしたら、いたずらにはめられてしまうのでは堪ったものではありません。
こちらは一回支払画面がひらくとロックされてしまうようですので、セーフティーモードで起動してアンインストールですね。
また先週末には、アップストアに対する大規模なサイバー攻撃で、悪意のあるソフトウエア(マルウエア)への感染が判明した人気アプリ25種類のリストを、アップルが公表したことも話題になりました。
多くは中華系のアプリですが、中にはバイドゥ(百度)のように、大手企業が運営しているアプリですら安全でないことが確認されました。
スマホをウィルスから守る3つのウィルスソフト
このように悪質なマルウェアがどんどん暗躍しているにも関わらず、かたやスマホユーザーは、自分の情報を司るスマホを防衛しようという意識は意外と低いのが現実です。
読者の皆様も、スマホにウィルスソフトを入れていらっしゃらない方が多いのではないでしょうか?
そこで本日は、簡単にインストールできるスマホのウィルスソフトを3つご紹介したいと思います。
1)ノートン モバイル セキュリティ 1年版
ご存知ウィルスソフトの雄、ノートンがスマホ用に提供するウィルスソフトです。ウィルスの検出率が高く安心できるという批評が多く、年間で3,000円程度しかコストもかからないため、必要コストと考えれば購入に値します。
2)ウイルスバスター モバイル ダウンロード 2年版
トレンドマイクロ社が販売するPC用ウィルスソフト“ウィルスバスター”がスマホ対応で販売されています。30日のお試し版をやってみてよければ、2年間で5,637円のプランに入ることをお勧めします。このソフトでおすすめな点は、ウィルススキャンはもちろんのこと、銀行やクレジットカードのアプリをスキャンし、偽アプリをブロックしてくれることです。また、銀行アプリを利用中にWi-Fiや3G/4G/LTEの通信スポットをスキャンし、安全性も知らせてくれます。
3)McAfee Mobile Security
NTTドコモとソフトバンクモバイルが採用しているMcAfeeは、全方位的にウィルスチェックをしてくれるソフトです。端末内のデータをバックアップする機能も付いているので、データの消失リスクが少ないのもポイントです。価格はノートンと同じくらいで年間3,000円程度の提供となっています。
スマホウィルス感染は個人に被害を及ぼす
それにしても、ウィルスの危険性は、おそらくPCもそうですが、スマホはまた別な危険性があるような気もします。
会社で利用するPCは、企業情報の流出を心配し、自分以外の企業等にも迷惑をかけてしまうパターンがメインです。
スマホの場合は、仕事で利用している時の情報はもちろん、もろに自分の個人情報やプライベートが抜き取られてしまいます。
それがせきららに流出したり、不名誉なアクションをさせられたりと個人への危害が増える点で、スマホのウィルスがもたらす被害の規模は拡大します。
たかが電話と高をくくらず、事前にウィルス対策を行うことをおすすめしたいと思います。