米国の中小企業経営者が抱える悩みは「新技術への対応」

時事

 テクノロジーの面で、日本の数年先を行く米国の中小企業経営経営者があげた悩みは、「新技術をどう使ったら良いかわからない」「新技術が自社の古い体質に適合しない」というものでした。これらの悩みは数年後には日本の経営者にも同じように襲いかかります。新しい技術は自ら進んで情報を取得し実践してみる姿勢を持たなければ、待つのは衰退です。

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アメリカの中小企業は新技術対応に苦心する

 どの国であろうと、中小企業経営者には悩みが付きないようです。

 『eMarketerの最近の調査によると米国で営業をする3分の1の中小企業主が経営上最も重要な投資上の課題が新技術への投資だと回答した』(CyberTrend:Technology for Business 2015年6月号)という調査結果が発表されました。

 また同調査によると、米国内の中小企業における経営上で「最大の技術的課題」として経営者があげたのは、以下の様な悩みでした。

  • 11.0% 技術をどのように使ったら良いのかがわからない
  • 14.5% 技術が上手く部門間で機能しない
  • 30.7% 予算が足りない
  • 23.9% 新技術が自社の古い体質の実情に適合しない
  • 19.9% その他

 日本でも経営のIT化は進んでいますが、その2年から5年先を米国は進んでいます。

 従って2年から5年先には、日本の中小企業や個人事業主も同じ問題に悩むようになるはずです。

 いや、すでにこの日本でも最近特に流れの早くなってきているIT技術、ウェブ技術についていくことは中小企業にとって非常に大変になってきています。

 テクノロジーを上手く自社に取り込んだ企業の成長は著しく、逆にそうではない場合は衰退を余儀なくされます。

 この激しい流れについていくためにはどうすればよいのでしょうか?

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テクノロジーに対応するならまず実践が必要

 私が考える激しく変化するテクノロジーの流れについていく方法は以下2つになります。

  • (1)他の業種のテクノロジー活用の動向、成功事例に注目して、自社の業界にも取り入れることが出来るものは無いかを探し、見つけたらすぐに試す
  • (2)海外企業のテクノロジー活用の動向に絶えず目を光らせる

 Web集客の世界では「知らなかった」では済まないことがたくさんあります。

 競合他社が便利なテクノロジーを使い、御社の知らないところで優位性を得ることがよくあります。

 その瞬間自社は不利な立場に追いやられることがあるのです。

 自らが主体的に情報収集の努力を行い、かつ100%自己責任で決断をしなくてはなりません。

 一番避けなくてはならないのはたまたま営業電話を受けて、聞いたことやDMを見て、その内容を鵜呑みにし契約をしてしまうことです。

 成功するためのパッケージなどというものがあるのでしょうか?

 あったらいいなとは思いますが、そのようなものはありません。

 パッケージは他人からもたらされるものではなく、自分で作らなくてはならないのです。

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主体的に得た情報と仲間作りで変化に対応

 山登りをするためには自分で店に行き道具を買い、食料も調達して、天気の情報を収集して、自分の足で山に登らなければなりません。

 そのような時に信頼できるものは何でしょうか?

 それは自分が苦労して収集した情報と、信頼出来る仲間からの情報です。

 そうしたリソースを最大限に活用して山を登り、その先に見えてくるのはとてつもなく美しい風景のはずです。

 今後益々Webの世界は変化が激しくなるはずです。

 成功パッケージをどこからか、まるごと買うという受け身の態度ではなく、主体的な行動を取り山頂に向かって下さい。

 そして御社にしか見えない素晴らしい景色を見て下さい。

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鈴木将司

一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木 将司
MASASHI SUZUKI

1968年 東京生まれ

ヤフー・Google・Bing等検索エンジンでの上位表示対策とネット集客に成功するために全国の企業様、個人様が結集する一般社団法人 全日本SEO協会(2007年6月設立)の代表です。会員様のアクセスアップの為、奮闘の日々です。

最終学歴
オハイオ州立アクロン大学経営学部マーケティング学科、クイーンズランド州立大学教育学部卒業
経歴
オーストラリア クイーンズランド教員、現地法人Digital Land社を経て、現職。
1996年よりウェブ製作に携わる。企画・製作した日米豪のホームページは多数。

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