体調管理は経営者の重要な業務といえる。
経営者が健康を維持すれば、体調を崩すことによる判断の遅れや無駄な医療費の発生を防ぐため、企業全体の節約となる。
まもなく忘年会シーズンが始まるが、例年、食べ過ぎ・飲み過ぎで体調を崩す経営者は多い。
手軽に健康管理しながら忘年会へ挑むハックを紹介する。
忘年会ノック体調管理と経営を両立させよ
体調が悪いために思考判断が鈍り、問題を先送りしてしまう。後になって問題が大きくなり処理に時間がかかる。その結果体調が更に悪くなる。経営における負のスパイラルはこのような健康管理不行き届きからはじまることが多い。
従って、経営者にとって自己の健康管理は、経営マネジメント上、業務の一環と言える。健康であることは日頃から節約していることと同義である。
まもなく始まる忘年会シーズンは経営者にとって健康管理がしにくいシーズンだ。
外部との付き合いも経営者の重要な仕事のため、場を乱さずに上手な飲み方をして健康管理に気をつけておきたい。
挑む前・中・後覚えておきたい健康管理方法
忘年会に挑む前予防編
1)乳製品やウコンを事前摂取しよう
乳製品にはアルコールを吸収するスピードを遅らせる作用があり、ウコンには肝臓の解毒作用を進め、アルコール分解のスピードが早まる効能がある。牛乳やウコンドリンクはいずれもコンビニエンスストアにおいてあるため、事前に引用しておきたい。
2)ビタミン剤やビタミン豊富な昼食をこころがけよう
アルコールの分解にはビタミンA・B・C・Eが大量に必要となる。上記ウコン等の解毒作用を強めるために、忘年会シーズンは特にビタミン錠剤などで事前に補給しておきたい。
忘年会に挑んでいる最中対処編
1)ベジファーストトマトがあったら進んで食べよう
飲み会が始まったら、まずは意識して野菜から食べよう。野菜の食物繊維が脂質の吸収を妨げ、ビールから摂取する糖質の吸収も緩やかになる。更にトマトは二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの代謝を高めるため、翌日対策として、サラダに入っていたら進んで食べたい。
2)迷ったら魚次に肉炭水化物は控えめに
特にビール好きは炭水化物を摂取しないように心がけたい。ビールは糖質の塊で、炭水化物同様、一杯で200kcal体内に摂取される。ビールの糖質は優先的に消化されるが、炭水化物は体内に残り、肥満の元となる。肉は高タンパクなモノを優先すれば二日酔いを妨げる。魚のタウリン成分は翌日の疲労回復、アルコール分解作用に役立つ。ただしいずれも食べ過ぎは禁物。
忘年会が終わった後ケア編
1)柿やイチジクなど旬なフルーツを食べよう
忘年会シーズンに旬を迎える柿やイチジクは翌日の二日酔いに良く効く天然の良薬だ。柿の苦味成分(タンニン)にはアルコール解毒作用があり、イチジクのフィシンという成分には消化を助け疲労回復の効能がある。いずれも医者の天敵と呼ばれるスーパーフルーツだ。時間がないならばドライフルーツで手軽に摂取することも可能である。
2)ハーブティでリフレッシュ
ハーブティには利尿促進作用や吐き気防止作用がある。飲み会後、家に帰ってから飲むと睡眠促進作用もあるため、翌日に向けた体調ケアも可能だ。
まずは普段の生活から休肝日も必須
最初に述べたように健康管理は業務の一環であり、今回紹介した忘年会乗り切りハックは、あくまでも普段の生活で適度な運動をこなし、適切な食事を摂取している場合に有効となる。
休肝日を適度に設けながら、嵐の忘年会シーズンを乗り切ろう。