増える固定費の家計負担は情報の取得と行動で解消することができる

節約

 日本の家計では、通信費や生命保険料、電気代といった固定費が家計支出の約1割を占め、その金額が年々増えていると言います。しかし、固定費に圧迫されて、趣味や余暇に使うお金が減っている人がいる一方で、創意工夫する人は固定費をかえって減らすことに成功しています。固定費の家計負担は情報の取得と行動で解消することが可能です。

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固定費の支出がますます膨らむニッポンの家計

 先日の日本経済新聞に、「固定費ずしり、緩まぬ財布」という記事が載っていました。

ちょっぴり収入は増えたけど、財布のひもは緩めない――。こんな世帯が増えているようだ。税や社会保障の負担が増えているのが一因だが、それだけではない。通信費や生命保険料、電気代といった「固定費」が年々膨らみ、家計をじわりと圧迫している。

固定費ずしり、緩まぬ財布 スマホ・保険料・光熱費…

 日本の家計では、通信費や生命保険料、電気代といった固定費が家計支出の約1割を占め、その金額は年々増えているというものでした。

 固定費の中でもいまや大きな存在となっているのが携帯電話の通信料金です。

 果たして日本の通信料金は他の国と比較して高いのでしょうか、安いのでしょうか。

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情報に伴う行動があれば固定費は削減できる

 現在、私がシンガポールで契約している電話会社へ支払ってる通信料金は、月額で2,500円前後です。

 この金額は私が日本で支払っていた通信料金のほぼ3分の1ということになり、シンガポールに比べると日本の通信料金はかなり割高だということが言えるでしょう。

 日本の通信料金が高止まりしてきた要因のひとつに、以前はモバイル端末にSIMロックが掛けられていたことが挙げられていました。

 最新の端末を購入してもSIMロックが掛けられているせいで、他の通信会社のSIMカードが使用できず通信料金が多少高くても、MVNOと呼ばれる格安通信事業者を利用することができなかったからです。

 ところが、いまではSIMロックが解除された端末が大幅に増え、また格安SIMを購入することで、電話番号を変えずに気軽に通信会社を乗り換えることができるようになりました。

 通信費を抑えようと思えばいくらでも抑えられる環境の中で、なぜ行動を起こすことによって家計の改善が進まないのでしょうか。

 携帯電話と同じような状況は、生命保険についても同様に言えます。

 生命保険の商品の中には、保障内容がほぼ同じものであっても、他の商品に比べると割高なものや割安なものが存在しています。

 それらをしっかりと比較して工夫したり見直したりすることで、必要な固定費を圧縮することは充分に可能です。

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創意工夫できる人・できない人の差は大きい

 記事の中には、固定費に圧迫されて、趣味や余暇に使うお金が減っているということにも触れられていました。

 家計の見直しによって趣味や余暇にお金が使えたならば、もっと楽しい人生が送れるのではないでしょうか。

 これからは、自ら情報を得た上で創意工夫できる人、行動ができる人と、それが出来ない人との差がますます大きくなっていく時代だと思っています。

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永柄 正智

1972年1月 長崎市生まれ。
シンガポール在住。

趣味:海外旅行、街歩き、子育て

性格:物事を常に前向きにとらえる非常にプラス思考な性格

【保有資格】
CFP@(日本FP協会認定:国際資格)
一級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
神戸市アジア進出支援センター・アドバイザー
ロングステイアドバイザー(ロングステイ財団認定)

地方自治体の職員として20年間勤務し、都市再開発事業や観光振興、空港のオペレーション業務などの仕事を経験してきました。特に公共事業に伴う地元調整や補償交渉等の様々な経験を活かした問題解決型のアドバイスを得意としております。

数年前に妻の仕事の関係で、家族でシンガポールに移住することを決意し、移住の準備を進めてきました。その経験の中で、ライフプランニングにおいて適切な判断を行うためには、社会保障制度や税制、教育等の仕組みや知識を十分に理解する必要性があることを再認識し、FP資格及びロングステイアドバイザーの資格を取得しました。

現在、シンガポールにおいて、現地駐在員や海外移住希望者、教育移住希望者の方々を対象としたファイナンシャルプランナーとして活動しています。

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