クレジットカードの国税納付〜損したくなければ気をつけたい3つのポイント

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 今年の1月4日からクレジットカードによる国税の納付がスタートしました。ネットができる環境とクレジットカードがあれば、いつでも納税が可能となる非常に便利なこの制度ですが、何も考えずに利用するとかえって損する場合があります。そこで本稿は、クレジットカードによる国税の納付を行うにあたり気をつけたい3つのポイントをご紹介します。

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クレジットカードの国税納付スタート!でも気をつけないと損するかも!

 今年からクレジットカードによる国税の納付がスタートしました(地方税は都道府県・市区町村による)。

 対象の税金は個人・法人問わず多岐にわたります。

 参考サイト1:国税庁:クレジットカード納付の手続

 参考サイト2:国税クレジットカードお支払サイト

 従来は申告期限までに納税額を準備する必要があり、また銀行や郵便局若しくは税務署が開いている時間に行けなければ“不納付”となってしまいましたが、これからはネットができる環境とクレジットカードがあれば、いつでも納税が可能となります。

 さらにクレジットカードを利用すればカードの種類によってはポイントも貯めることができ、お徳に納税することができます。

 高額になりやすい消費税や法人税の納付に使える、と考える社長さんも多いのではないでしょうか。

 とはいえお得になることばかりではありません。

 そこで本稿は、クレジットカードによる国税の納付を行うにあたり、損したくなければ気をつけたい3つのポイントをご紹介します。

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クレジットカードによる国税の納付・損したくなければ気をつけたい3つのポイント

1)決済手数料がかかってタダじゃない

 まず、クレジットカードによる国税の納付を行う際には、決済手数料がかかります。

 納付税額が1万円ごとに76円(消費税抜)ですので、例えば5万円の場合には380円(税込410円)のところ、50,001円では456円(税込492円)となり、6万円まで456円のままということになります。

2)ポイント還元率が低いカードもあるので規約をチェック

 先述の決済手数料とカードのポイントを比べて、ポイントのほうが多ければお徳に納税できるというのが、同制度の直感的なイメージですが、ここに注意ポイントがあります。

 まず、納税の際につくカードのポイントが、通常のポイントの還元率と違うカードがあります。

 これは使用する予定のクレジットカード規約によりますので、事前に確認しておくようにしましょう。

 なお、今回のサービスで利用できるクレジットカードは、

  • VISA
  • MasterCard
  • JCB
  • アメリカン・エキスプレス
  • ダイナースクラブ
  • TS CUBIC CARD

 です。

 もし還元率が決済手数料よりも低ければ、使う分だけ損をしていく計算になってしまうので、上記のカードで自分が利用するものについて、個々に規約をチェックしておく必要があります。

3)新しいカードを作る際は年会費潰れにならないかチェック

 次にカードの決済上限額です。

 クレジットカードの決済額に上限があればそこまでしか納税できませんし、上限いっぱいまで使用するとその月の他の買い物等の際にクレジット決済ができなくなってしまいます。

 そこで上限額が大きいカードを新たに作ろうとすると、高い年会費を支払わなければならない可能性があります。

 一般的に与信の程度が大きくなるほど会費の金額も上がっていきますので、すでに持っているカードを使用する場合はともかく、新たに作ろうとするなら、年会費などの手数料がどの程度なのかも確認しましょう。

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支払を一括化すれば見えないコスト削減が可能

 なお、支払いにあたっては、法人カードか個人カードの種類を問わず、利用することが可能です。

 法人であれば、支払を法人カードで一括にすることで、帳簿記帳を効率化させることで、見えない費用のコスト削減が可能になります。

 支払える税金の種類については、「ネットでクレジットカードの国税納付が始まる!メリットデメリットは?」の記事でも詳細を解説してますので、よかったら参考までにご一読いただければと思います。

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