年明け早々芸能界を賑わせたニュースと言えば、ベッキーさんとゲスの極み乙女のボーカル・川谷絵音さんの不倫騒動でした。不倫情報の流出源がスマートフォンの乗っ取りによることが判明した後は、私達にもスマートフォンの利用に注意を促す事件となりました。経営者の利用するスマートフォンも事件同様、第三者にとっては「宝の山」と言えます。今回の事件が喚起する経営者のスマホ防衛術を4つご紹介します。
ベッキー不倫騒動は経営者にスマホ防衛を喚起
年明け早々芸能界を賑わせたニュースと言えば、ベッキーさんとゲスの極み乙女のボーカル・川谷絵音さんの不倫騒動でした。
2人のスマートフォン(Lineアプリ)による赤裸々なやり取りが流出したことで、騒動はいよいよ烈火のごとく燃え盛り、情報の流出源がスマートフォンの乗っ取りによることが判明した後は、私達にもスマートフォンの利用に注意を促す事件となりました。
スマートフォンは仕事もプライベートも一台あれば何でもできるほど便利なツールですが、他者の手に渡ることは命取りにもなります。
特に、第三者から見れば、経営者の利用するスマートフォンは、情報面において宝の山です。
取引に関する社内外とのやりとりや、数字データはもちろん、プライベートで少しお盛んな場合は、そのデータを元に悪意の第三者が、貴方を追い詰める可能性すらあります。
そこで本日は、モバイルとモバイル内のパスワード防衛術について、今一度おさらいしたいと思います。
経営者のスマートフォン防衛術はこの4つだ!
1)不倫していなくても!スマートフォンは肌身離さず持ち歩く
当たり前のことかもしれませんが、スマートフォンは体の一部と認識し、肌身離さず持ち歩きましょう。
お手洗いに行く際はもちろん、商談で自分の席を離れて会議室に行く時もです。
充電の際は、公私共に目の見える場所で充電をすることもお勧めします。
更に、以前使用していたスマートフォンもアプリのアンインストールを含めて、全て初期化しましょう。過去データを見ることができるからです。
ベッキー不倫騒動では、ゲス川谷さん側のスマートフォンから何らかの形で、データが駄々漏れしたのでは?という憶測が主流となっています。
ゲス川谷さんのように不倫はしていなくても、経営者は常に肌身離さずスマートフォンを持ち歩きましょう。以前のスマートフォンは亡きモノとしましょう。
2)AKB(SDN)もやられた!粗悪なパスワードは今すぐ変更
米SplashDataは1月19日に、インターネットで活用されている「最悪なパスワード」2015年版ランキングを発表しました。
1位は「123456」 2位は「password 」3位は「12345678 」でしたが、これらは昨年も上位に位置したパスワードであり、同社は、私達が如何に危険なパスワードを用いているかについて、レポートで警鐘を鳴らしています。
これを裏付けるかのように、1月22日には岐阜県庁の職員が元SDN48メンバーのSNSをのぞき見し逮捕されました。
彼はインターネットに乗っているアイドルの誕生日を元に、パスワードを類推し、ネットワークにログインしたと見られています。
SNSアプリで取引先とのやりとりをするのであれば、今すぐに粗悪なパスワードは変更しましょう。
3)パスワードは銀行の暗証番号に匹敵!使い回しは絶対に厳禁
トレンドマイクロ社が2014年に発表した「パスワードの利用実態調査」によると、ウェブユーザーはパスワードに関して、複数のWebサービスでパスワードを重複して使いまわしている率が93.1%に及び、過半数の人が2.3種類のパスワードを使いまわしていると発表しました。
法人で複数の金融機関に口座を持つ場合は、必ず違うパスワードを持たれていることと思います。
同じように、ウェブサービスを利用する場合は、必ず1アカウント毎に違うパスワードを作る必要があります。
使い回しは絶対に厳禁です。
4)金かけて守れ!パスワード管理ソフト利用は社長のたしなみ
3)でもご紹介したトレンドマイクロ社の同調査によると、なんと44.2%の人々がメモ帳などでパスワードを管理しているという結果も発表されています。
パスワードを覚えられたり、コピーされればジ・エンドです。
そこで代替案としておすすめしたいのは、パスワード管理ソフトを利用することです。
ソフトを使うメリットはセキュリティ面もそうですが、バックアップをソフトが取ってくれますし、大体のソフトがスマホ対応しているので、出先でパスワードが分からずに困るということからも解放されることにあります。
LastPassやKeeperなどのソフトを利用し、パスワードを管理しましょう。
パスワード管理ソフトの利用は経営者のたしなみであり、ヘタにお金をケチる部分ではありません。
経営者=会社ならば経営者のスマホは会社の命
いかがだったでしょうか?
多くの企業は経営者自身の資産や信用を担保に会社が存続しています。つまり経営者イコール会社と言っても過言ではありません。
ベッキーさんや川谷さんも事務所と契約を結ぶ個人事業主であり、いわば会社(屋号)の代表者。やってしまったゲスなこととは無関係に、もう少し自らのスマホやスマホ内のデータを守る意識があれば、事態はこれほど大きくならなかったのかもしれません。
たかがスマホ、されどスマホ。大げさかもしれませんが、経営者のスマホ一台で会社が潰れる潰れないの雌雄が決する場面があることを、私達は忘れてはなりません。
もし貴方が会社を経営しているならば、今一度、適正なスマートフォンやパスワードの管理ができているか、おさらいしてみてはいかがでしょうか?