古今東西の偉人の多くが瞑想を熱心に取り入れていたことは、とても有名な話です。しかし多くの人は瞑想について「静かな環境で時間をかけて行うものであり、忙しくて慌ただしい凡人には縁のない、精神的な修行または苦行」という印象を受けているようです。瞑想は身近に行うことが可能で、自己実現を目指すために最適なツールです。本稿では簡単に行うことが可能な「変性意識呼吸法」をご紹介いたします。
多くの偉人も実践した瞑想はとても身近なもの
古今東西の偉人たちの多くが”瞑想”を行っていたことは、とても有名な話です。
松下幸之助さんや稲森和夫さんや井深大さんが”瞑想”を行っていたのは余りにも有名ですし、海外だとアップルの創業者であったスティーブ・ジョブズも瞑想を熱心に取り入れていました。
世界のIT社会をリードする米・グーグル社も、社員たちに瞑想を行う研修 “Search Inside Yourself”を受けることを推奨しています。
しかし多くの人は瞑想について「静かな環境で時間をかけて行うものであり、忙しくて慌ただしい凡人には縁のない、精神的な修行または苦行」という印象を受けているようです。
瞑想は多くの人がイメージするよりも、もっと身近に行うことが可能で、自己実現を目指すために最適なツールです。
私も教鞭を執っていた美大での授業や整体師養成講座で、能力開発の前に必ず「変性意識呼吸法」をやって頂いていますが、これは簡単でありながら深い瞑想が行える方法であり、何処でも誰にも出来て、しかも右脳開発や引き寄せの法則や健康長寿に高い効果のある呼吸法でもあります。
そこで本日は、「変性意識呼吸法」を利用した瞑想法についてご紹介したいと思います。
簡単に深く瞑想できる変性意識呼吸法のやり方
変性意識呼吸法とは「簡易瞑想法」と言われ、何処でも誰でも何時でも出来る深い”瞑想法”です。
やり方は簡単です。
姿勢を正して、呼吸を7秒間鼻から吸い、3秒息を止め、10秒間口から吐き出す形で繰り返します。
その際は、ただひたすら呼吸音に耳を傾け集中し、雑念が起きないようにします。
少し慣れてきたら、吸うときは頭の頂上(百会のツボ)か ら反時計回りの宇宙エネルギーを吸い込み巨大風船となり、止めているときは体中の細胞に酸素が行き渡り、吐くときは自分の体の大きさに戻るイメージをしながら行います。
呼吸に意識を集中させる訓練ですから、ガタンゴトンとうるさい電車の中や、子供の声がうるさい銭湯、町中のベンチでも”瞑想”を行うことが可能です。
行き詰まりを感じた時に、一度騙されたと思ってやってみることをお勧めいたします。
ストレス抱える日本人にこそお勧めしたい瞑想
日本人は自分の言動が他人からどう思われているだろうか?が大変気になる民族であり、いつも人の反応を見ながら話し、行動しています。
その行動により、知らないうちに大変な量のエネルギーを消費しており、しかも気がつかないうちに、多くのストレスを蓄積させているのです。
肝心の人生の目的や、勉強や仕事の目標 達成の為にエネルギーがかけられず、神経集中力を疲労させエネルギーを分散させています。
ひいては、人間関係のストレスで消耗し創造的で効率良い仕事を行えなくなったり、精神的病いを引き起こして職場を去る人も増えています。
精神科医・ブライアン・L・ワイス氏は、『ワイス博士の瞑想法』の中で、瞑想がもたらす三つの効用として、自分の葛藤や困難な人間関係の解決、体と心を癒す手助け、魂の成長と進化をあげています。
また瞑想のおかげで、ワシントンD.Cにある世界銀行の人事カウンセラーとしてヘッドハンティングされ、心理学を勉強した世界中からやっ てきたカウンセラー達よりも、直感的なカウンセリングをして評判になった中野裕弓氏は瞑想を「”瞑想の目的”を一言で言うなら、”自己実現すること”と言えます。」と述べています。
人は余裕がなければ、クリエイティブな発想を持って良い仕事をすることができません。
ぜひ1日のうち5分から10分で良いので、瞑想の習慣を持つことをお勧めいたします。