記録的な猛暑が続いた8月が終わりを迎え、すぐそに9月が迫っている。ここ一ヶ月程度は残暑シーズン到来となる。長く続く高温状態により私達の身体はストレスを感じ、室内温度と外気温の差により自律神経の乱れや、内蔵の機能が低下するなどダメージを受けているため、この時期に私達は秋バテとなりやすい。そこで秋バテ3つの要因と4つの対策をご紹介する。
残暑シーズンに陥りがちな秋バテは深刻な問題
記録的な猛暑が続いた8月が終わりを迎え、すぐそに9月が迫っている。ここ一ヶ月程度は残暑シーズン到来となる。
長く続く高温状態により私達の身体はストレスを感じ、室内温度と外気温の差により自律神経の乱れや、内蔵の機能が低下するなどダメージを受けているため、この時期に私達は秋バテとなりやすい。
秋バテの主な症状としては、
- 1)冷房の効きすぎにより、睡眠不足になったり、朝の寝覚めが悪い
- 2)眼の奥が疲れていて、頭痛や肩こりもひどい
- 3)倦怠感があったり、動きが鈍い状態が慢性的に続く
- 4)気分がすぐれない、やる気が出ない
などがあげられる。
秋バテを引き起こす体内外にある3つの要因
秋バテを起こすのは決してやる気がないからでも、遊びすぎたからでもなく、以下のような要因が影響していると考えられている。
1)気圧の変化
夏場の日本は小笠原高気圧に覆われているが、秋になると低気圧と高気圧が交互に日本列島を覆うため、気圧が変化しやすく(秋雨前線の影響で)雨も振りやすくなる。気圧の変化は、もともと疲労がたまった身体にストレスを感じさせやすい。
2)内蔵機能の低下
酷暑が続いている間に、私達はクーラーを強めにかけたり、冷たい食べ物や冷たい飲み物をたくさん摂取している。つまり私達は夏の間ずっと自分の身体を内側からも外側からも冷やし続けている。これにより内蔵も冷やされることで、とくに消化器官が弱っている。夏の間は食べる量も減った人が多いはずだ。少し温度が下がったことで、いきなり食べる量を増やすと身体はショック状態となりやすい。
3)水分の摂取不足
秋に入ると幾分涼しくなるため、安心して水分摂取を疎かにしがちとなりやすい。しかし秋も我々はしっかりと汗をかきつづけている。湿度が低くなるため汗が蒸発しているだけの話なのだ。つまりこの時期に我々は脱水症状を起こしやすく、身体の倦怠感や気分がすぐれない状態となりやすい。
秋バテを防ぎ元気な身体を作る4つの習慣
それでは最後に秋バテ対策をご紹介しよう。
1)お風呂やサウナで身体を温めよう
お風呂やサウナに入って身体を温めよう。新陳代謝が活発になり、全身の血流も良くなる。副交感神経が良く働くようになれば、ストレス解消にもつながる。
2)自分のタイミングで睡眠を規則正しく取ろう
忙しくて時間が取りにくくても、秋バテかな?と感じた時には自分にとって「十分」と感じる時間を割いて睡眠を心がけよう。暑い日が続いたとおもったら、いきなり極寒の日が訪れるのが秋に起こる天候の変化である。毛布やタオルは夏よりも多めに用意して、その日の気温に併せて掛け布団を変えるのが良い。
3)疲労回復に良い食事・水分摂取を心がける
疲労回復に役立つビタミンB1を豊富に含んだ豚肉や大豆(納豆)などに、これを消化させる秋の野菜(玉ねぎ、にんにく、葉物野菜)をバランスよく加えて食べよう。水分もできれば常温で定期的に摂取することを心がけたい。
4)適度な運動を心がけよう
夏よりも動きやすくなる分、適度な運動を行うのが賢明だ。秋バテを解消することが目的ならば、激しい運動で交感神経を優位に働かせることよりも、深い呼吸を通じて副交感神経を刺激可能なウォーキングを継続的に続けることのほうが好ましい。
秋バテを防いで体調を整え、来る冬の戦線に十分備えよう。