女子に与える好感度を無視していては、もはや完全なる敗北に終わる時代だ。なかでも、多くの女子にとって「許せない!」「あり得ない!」のは、皆様がよくご存知の通り、『ニオイ』である。BizLadyが実施したアンケートによると、「職場で一番気になるニオイ」は「汗、ワキガ」だった。女子を味方につけるために清潔を心がけるのは賢明だ。
女子も男子も皆ニオイに敏感になっている
「女子力」ならぬ「男子力」のアップまではいかずとも、女子に与える好感度を無視していては、もはや完全なる敗北に終わる時代だ。
なかでも、多くの女子にとって「許せない!」「あり得ない!」のは、皆様がよくご存知の通り、『ニオイ』である。
セクハラ、マタハラ、パワハラ。ハラスメントは嫌がらせであり、イジメであるのだが、『スメハラ(スメル・ハラスメント)』とくれば、女子の言うところの”真犯人”にとっては、まったく身に覚えのない罪だろう。
近ごろは、男子も多分にニオイに対して敏感になっており、もはやいくら無実を主張したところで、冤罪は免れまい。
女性は男性の体内で醸成されたニオイが嫌い
BizLadyが実施したアンケートによると、「職場で一番気になるニオイ」のランキングは以下の通りだ。※1
- 1位 汗、ワキガ 35.3%
- 2位 タバコ 26.5%
- 3位 口臭 16.2%
- 4位 香水 35.3%
筆者も職場の女子たちから、「ミーティング後の会議室にこもったニオイ」のみならず「誰ソレさんのつけているフレグランス」「となりのデスクにいる同僚のワキガ」、あげくには「毎朝、酒臭い上司」などなど、あらゆるニオイの実況見分と早急な対策を任命された経験をもつ。
実際問題、彼女たちは100%の確率で、すでに”犯人”を突き止めていることは、いつもに銘ずるべき機密事項である。
そこで、女子に犯人疑惑を抱かせないためにも、科学的に”真犯人”を探し出さねばなるまい。
彼女たちがもっとも「許せない」ニオイとは”オヤジ臭”であり、その犯人は「ミドル脂臭」と呼ばれるジアセチルを主成分としたものであるとのことだ。
また、”加齢臭”のニオイとして名高いノネナール、ワキガの物質としてアポクリン汗腺から分泌される「メチル、スルファニルヘキサン、オール」に「システイン」が結合したニオイがある。
いずれも体内の汗から出てくる物質が関係していることがわかる。我々が目論む好感度アップには「清潔」が重要な前提条件だということをあらためて思い知らされる。
スメルハラスメントを防ぐのに役立つ10か条
最後に、自分でも気がつかないうちに『スメハラ』にならないようにするための具体的な対策10か条である。
- 1) 外出する際は風呂に入る(シャワーをあびる)
- 2) 後頭部から首筋、耳の後ろまで丁寧に洗う
- 3) 衣類は小まめに着替える(2日以上は着ない)
- 4) 寝具、タオルなども忘れずに交換する
- 5) 汗のニオイと香水をミックスさせてごまかさない
- 6) 香りの強いフレグランスや柔軟剤はほどほどに
- 7) 肉類や炭水化物だけではなく野菜中心の食生活にする
- 8) 毎食後に歯磨きをする
- 9) タバコを吸った時は口をゆすぐ(手洗いも忘れずに)
- 10) できるだけタバコのニオイが衣類に付着しないようにする
ちなみに、我が家にて実施した独自調査の結果は、「それもそうだし、それとは違った、また別のクサさ」とのことだった。「男子力」アップまでには、まだまだ時間がかかりそうである。