主義で繫るプロジェクトを遂行する時に必要な12のメソッド

節約

趣旨に賛同するメンバーが「お金」だけではなく「主義」や「趣旨への賛同」でつながる、従来の”枠”にとらわれない「ワクワクするビジネスプロジェクト」の勢いが広がりつつあります。本稿ではフットワークの軽い中小企業、個人が「ワクワクするプロジェクト」の原動力になり、次世代へとつながる道筋を創り出すために必要な12のメソッドをご紹介します。

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ワクワクするプロジェクトの勢いが増してる

従来の”枠”にとらわれない「ワクワクするビジネスプロジェクト」の勢いが広がりつつあります。

たとえばですが、こんなビジネスプロジェクトに参加できたらワクワクしませんか?

  • 「目の不自由な人にエベレスト山頂の景色を見てもらう」
  • 「25歳以下の人たちだけで世界をアッと驚かせることをする」
  • 「ニッポンの二酸化炭素排出量を3%減らす」
  • 「全国のシャッター商店街をネットワークで結んでみる」

これらのプロジェクトは、「世の中の賛同を得やすい」というメリットを享受します。

なぜなら趣旨に賛同するメンバーは「お金」だけではなく「主義」や「趣旨への賛同」でつながっているからです。

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小さくお金をかけずプロジェクトを開始する

「ワクワクするビジネスプロジェクト」は、私達にとって現実のモノとなりはじめています。

例を幾つか挙げてみたいと思います。

マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボ所長の伊藤穰一氏は、2011年3月10日、東日本大震災で起きた福島原発事故のニュースをアメリカで知りました。

彼らは家族のいる日本の放射線の汚染状況がわからないために、ネットで知り合った仲間とともに震災からわずか1週間で世界中の放射線データが共有できるサービスの「Safecast」を立ち上げました。

集まった伊藤氏を含むメンバー3名は、放射線のことは何も知らない素人であったにもかかわらず、NGOや政府ですらできないことを成し遂げてしまったのです。

(TED 〜 Joi Ito: Want to innovate? Become a “now-ist”)

Google社の「イノベーション東北」では、アイディアひとつだけで東北の地域プロジェクトを立ち上げたり、誰でも参加できる”場”を提供しています。

”チャレンジ”と名付けられたたプロジェクトでは、ネットの集客はもちろん、商品開発、デザイン、販路開拓、経理、さらには、PCスキルの向上にかかわる分野の人たちのサポートが日々展開されています。※2

ここまで大規模なことは絶対にムリだ、と思われる方もいるかもしれません。

しかし「ワクワクするプロジェクト」は、少し頭を捻ればお金をかけずにできる場合があります。

例えば、中心部から離れた活気がない山村があったとしたら、一定期間を設けて村全体を、映画やPV撮影のフリーロケ地にしてしまうとします。

風光明媚な古くからの風景を活かして、映像を配信する舞台を進んで提供することで、全世界に山村の風景が広まり、人が訪れる場所となる可能性が生じます。

施設改修、ゆるキャラ、土産まんじゅうなど、町おこしのコストはかかりません。その分、広告宣伝の費用が使えるようになります。

必要なのものは行動力とインターネット・パソコンだけです。

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ワクワクするプロジェクトに役立つ12の方針

組織的な活動を余儀なくされる大企業や地方自治体と比べれば、フットワークの軽い中小企業、そして個人こそが「ワクワクするプロジェクト」の原動力になり、次世代へとつながる道筋を創れるのです。

そのためには、世の中に今よりもっと多くの「ワクワクするプロジェクトを実現するためのプロジェクト」が必要です。

ワクワクするビジネスプロジェクトを行うために必要な12のメソッドを以下提示します。

  1. 個人が「ワクワクするプロジェクト」を提案する”場”を作る
  2. 提案者はプロジェクトの目的と目標を決める
  3. ルールは「世の中に役立つ」「利益をシェアする」の2つ
  4. 差別、公序良俗違反、誹謗中傷はすべて排除して、法令を遵守する
  5. プロジェクトのテーマ、ゴールと進捗、不正や問題の有無は誰でも見られる
  6. ”場”に登録すれば、一切の条件なく、だれでもプロジェクトに意見できる
  7. プロジェクトのメンバーは、プロジェクトに対する意見を広く求めることができる
  8. プロジェクトに興味があれば、年齢、性別、国籍などに関係なく、自分が貢献できることを明確にすればメンバーとして参加できる(若いメンバーを育てる、お 金を集める、宣伝する、法律のチェック、企業への売り込み、必要に応じてなんでもあり)
  9. プロジェクトの中でメンバーの活動状況が確認できる(具体的な活動がなければ利益はシェアされない)
  10. 目標を達成した時点でプロジェクトは解散となり、利益がある場合はメンバーで公平にシェアする(プロジェクトを売却するもよし、目的はそのままに新たな目 標を作って次のプロジェクトにするもよし)
  11. 参加したプロジェクトは個人の実績になる
  12. とにかく不完全でもいいから形にしてみる!

ますますワクワクしてきた方、どこかにいらっしゃいましたでしょうか?

参照元

※1 safecast
http://blog.safecast.org/ja/

※2 イノベーション東北
https://www.innovationtohoku.com/

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