5月病 気合で治らぬメカニズムと対処方法を知る

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5月に人的マネジメントで気をつけなければならないのが、社員の「5月病」発症である。主にゴールデンウィーク明けに、新入社員や新人に見られる精神疾患の一つで、新しい環境へ適応できずに主に体へ不調を感じる症状が発生する精神的な疾患である。5月病になりやすい人の傾向を把握し、なった後の対策を立てることで、会社への影響を最小限に抑えたい。

ゴールデンウィーク後に発症しやすい5月病

 あっという間に5月になり、ゴールデンウィークに突入しようとしている。

 5月に人的マネジメントで気をつけなければならないのが、社員の「5月病」発症である。

 そもそも5月病とはどんな病気で、何が発症の原因となるのだろうか。そして、なぜ5月病という名称なのだろうか。

 正しい知識をつけておくことで、もしも周りのメンバーが5月病で悩む時は、適切なアドバイスができるようになるだろう。

5月病とは?なりやすいのは真面目すぎる人

 5月病とは、主にゴールデンウィーク明けに、新入社員や新人に見られる症状の一つで、新しい環境へ適応できずに主に体へ不調を感じる症状が発生する精神的な疾患を言う。

 溜まっていた疲れが長い休暇中に出ることで、うつ病に似た症状が起きる。代表的な症状は、抑うつ、無気力、不眠、疲労感などである。

 医学的に5月病という病名はないため、医療機関で診療を受けると、適応障害やうつ病と診断される。

 とはいえ、すべての人が5月病に罹患するというわけではなく、”なりやすいタイプの人”が存在する。以下がそのタイプだ。

  • 全てのことに対して真摯に対応したい真面目すぎる人
  • 周りを気遣いながら、その実自分が一番頑張る人
  • 仕事のリズムやテンポ、メソッドに完璧主義を求める人

 上記のタイプに当てはまる人は、新しい環境に早く適応しようとするため、自分を抑え込み不調を感じる傾向にある。5月病だけでなく、うつ病にもなりやすい体質なので注意が必要である。

 万が一、自分自身やまわりの社員が5月病になったり、5月病の症状を訴えた場合は、どのように対応すればよいだろうか。

1)自分自身が5月病にかかった場合

  • ・悩みを抱え込まないようにしてグチを誰かに聞いてもらう
  • ・完璧主義をやめて適度にサボる
  • ・自分にとって心地よい気分転換が行える趣味に没頭する

2)まわりの社員が5月病にかかった場合

  • ・積極的に話を聞いてあげる。
  • ・「がんばれ」という言葉はNG。ひたすら聞き役に徹する。

 心と体は密接な関係にあるので、気分が憂鬱になる場合は、脳の「セロトニン」という”幸せホルモン”が不足していることが多い。

 セロトニンの生成には、食生活も重要で、バナナ・ナッツ・大豆・そばをはじめとするホルモン分泌を活性化してくれる食品を意識して摂取するのも有効だ。

 また朝日を浴びることでセロトニン神経が活発するとも言われている。

疑わしき場合は必ず病院で診療を受けよう

 5月病は一昔前まで「怠け病」というレッテルを貼られていた症状であり、カジュアルな病名なので軽視されがちだが、体からの訴えを無視してしまうと重い症状に発展する可能性もある。

 もしつらい場合は、早めに心療内科、精神科、メンタルクリニックなどを訪れて適切な処置を受けることが好ましい。

 セロトニンの量を一時的にコントロールする薬や不眠を解消する薬、カウンセリングを受けることで早い改善が見込める。

 心身ともに快適な状態で仕事に取り組めるよう、5月病対策を今から行いたい。

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