サラリーマンと起業家の違いとは?どちらも経験してわかったこと
今日は『サラリーマンと起業家との決定的な違い』というテーマでお届けします。
私は38歳で独立して会社を興したんですけれども、今年で55歳になります。それまでは銀行員としてがっつりサラリーマンの世界にいました。
なので、主観もかなり入っているんですが、サラリーマンと起業家との決定的な違いがあると感じています。
どちらも同じように「オギャー」と生まれてから、大体80歳くらいで死んでいく過程で、以下のような違いがあると思っています。
過去を振り返るか振り返らないか
これは私の勝手な主観なんですけども、まずサラリーマンの方は、50歳を過ぎると過去を見始める方が多いなという印象があります。
というのも、私は元々がサラリーマンの代名詞、銀行員だったんですが、銀行って50歳を過ぎると出向とか本当に多いんですね。
とても優秀な先輩と出向した後で久しぶりに会うと、あの頃の覇気が全然無いとか、少し寂しい気持ちになる時があります。
話も大体が過去の武勇伝とか、あの人はあーだったとか、昔話がほとんど。
けれども、起業家はいくつになっても『未来志向』の方が多いんです。なぜなら、過去を振り返っている余裕というか、暇がないんです(笑)。
常に「先をどうしようか」何か「自分の目標・夢を道達成していこうか」みたいな未来志向なんですね。
これが大きく違うなというのが、私の感じているところです。
経営者に定年はない
サラリーマンは、大きな会社、一部上場とか、大きな会社に勤めていると大体定年60歳、遅くとも65歳で定年になります。
銀行・金融系なんか55歳で定年というか、50歳過ぎたら実質定年なんですよ。
もう、役職も全部なくなっちゃって、給料も減って、する事と言えば単純な仕事になっちゃうんですね。
判子を押すだけとか、何か別の子会社に出向とかですね。仕事は楽になるんですが、給料も減ります。
そうなると、60歳まで働ける環境にはあるんですけども、モチベーションがガクッと下がるんですね。
けれども、モチベーションというか、「男子たるもの!」というものが人間にはいつだって必要です。
海外旅行、世界一周とかヨーロッパ行ったりとか、そういう時間は凄く出来ますけれど、やっぱり人間って「生きがい」とか「誰かに求められている」とか、そういうものが無いと寂しいのかなと感じます。
一方で起業家にそういった余裕はあんまりありません。
『24時間365日』戦えますかではないですけれども、仕事とプライベートどちらも走り続けている感じですね。
やることの無い定年後のサラリーマンは家族にも疎まれやすい
この決定的な違いを、人生80年、0歳・20歳・40・60・80くらいのスパンで見た時にどうですかね?
「趣味なし・何もなし」家でゴロンとしてる、それだけ。だから、急に老け込んでいく人も多いです。
奥さんにしても、毎日旦那がいると嫌なんですよ。朝飯・昼飯・晩飯を夫の分も作らないといけないので、嫌気さして、熟年離婚するケースも凄く多いですよね。
気をつけてくださいね、サラリーマンの方。自分で趣味とか持っておいたほうがいいですよ。
奥さんは人脈を40年ぐらいかけて作り上げているわけです。地元の人脈・趣味友達・ママ友・学校の同窓会みたいな場所で。もの凄く元気なんです(笑)。
最初は家でゴロンとしたり、気ままに何かやるのが最高だと感じるかもしれないですけれど、だんだん将来が不安になってきて、家でくすぶってくると体が弱くなって結局病気になっちゃうなんて最悪ですよね。
なるべく若いうち、早いタイミングで起業しよう
こういう場面を間近で見た私の思いとしては、やっぱりできるだけ多くの人に生涯ビジネスマンであり続けて欲しい。
「未来志向」という事は、常に先の事を常に考えて、頭をくりんくりん回転させるからボケないんですよ。
自分が主体的に仕事をやって、ポコッと85とか88歳くらいで死ねたらかっこよくないですか?
常に前向きの事考えてますから、後ろ向きなことを考える暇がないんですよね。
仕事をやっているから時間のメリハリもできて、仕事やりながら、一週間ガーンと自分の裁量で休むことだって可能です。
そして、この決断は早ければ早いほうが良いです。
私は38歳で起業したんですけれどギリギリだったんですね。40超えちゃうとちょっと子供が大きくなったりして、家庭的に安定したお金が必要になりますから。
そして、今18年目で55歳なんですが、やっとひとつの事業が落ち着いたくらいの心境です。
15年ぐらいやって本質がやっと掴めてきたくらいの感覚です。
今は第二の創業で打って出始めたところで、これを15年とかやると次は70歳です。
55歳でも、体も元気で知力・体力・人脈全て使える状態。この状態で新たなスタートラインに立てるというのは、本当に幸せなことです。