中2の息子が今年の11月に簿記1級の試験を受ける
今日は、「コーチって必要か?」という話をしたいと思います。
昨日、日商簿記検定の試験がありました。試験がある当日の夜には、恒例の解答速報会みたいなものがあります。
今ですと、インターネットでLIVEで放映されるわけですけれど、たまたま私の簿記講師をやっていた時代の先輩が、その速報会をやっていたので見たんですね。
といいますのも、私の息子が今年の11月に簿記1級の試験を受けますので、今回の簿記1級の試験はどんな出題がされたんだろう?っていう感じで、先輩とかのLIVEの解説を聴いていました。
意外と他人のLIVEって楽しいですね(笑)!
色々勉強になりましたし、最後「カンパーイ!」なんてやっていたんですが、世の中がインターネットの時代になって、随分とやり方がフランクな方向に変わったな〜と思ったところです。
本人が目標を明確にして潜在意識を活用しない限り成功するのは難しい
私が講師をやっていた時代も、どんなに上手な授業をやったところで、この人は合格できないだろうなぁ…って人がいることが本当に分かっちゃうんですよ。
ですから、いくら上手く授業をしても、合格者の数をドーンと出していく、つまり結果を出す上では、「上手く授業をしたところで結果に直結するわけではない」っていう現実が分かったところがあります。
これは、会社経営も同じようなもので、どんなに仕事を親切丁寧に従業員の方に教えても、なかなか結果が出せない人がいるのも当たり前だな、っていうのがあります。
むしろ、じゃあどうやれば数字が出るか…というか結果が出るかっていうのは、ほとんどは本人の潜在意識というか、もっと言えば本人がやる気にさえなれば良いっていうね。
実はこれくらい単純なことなんです。
そのためには、1番先に目標をしっかりと紙に書けるくらい明確にする必要があります。
「試験に受かりたい」とか、「試合に勝ちたい」とかだったら、ある程度明確です。あとは、「県大会優勝するぞ!」とか、明確なことが書けるわけです。
起業するにしても同じです。
目標が明確であって、どういう商品・サービスを誰に対して提供して、そして金銭的にもきちんと廻っていくのか。
でも…ほとんどの人が書けないんですよ。説明もできません。つまり、最初にやる「目標を明確にする」ことさえもなかなかきついものがあるんですね。
期日が決まった「己」のみの競争では一番になる覚悟と作戦が必要
あとは、目標を設定した後は期日を設けますよね。
期日をしっかり決めて行動していくんですけれども、その時にそれがムリなスケジュールで、会社の中だったら、従業員さんには「そんなのは、出来ません」って言われます。
それで違うやり方を考えていくと。
ただ、ちょっとここだけは会社の経営と違うな、と思うのは、うちの息子の簿記1級受験を私がコーチ役になって親子で取り組む時に、かなりムリができるのも”親子”だから出来るんだな…って、私も感じているんです。
というのも、早くゴールさせたいので、早くスタートさせないといけない。
そのゴールって何か?っていうと、いくつもの小さなゴールがあって、それをとにかく前倒しでクリアしていかなきゃいけない。
そして、期日までに間に合わせようとしたら、最後の最後は勝ちに行かなきゃならない。
私は息子に競争試験を受けさせるのですが、簿記1級の試験は10人に1人しか受からない試験です。さらに可哀想なのは、「10人のうちの1人に入れば良い」っていうやり方じゃあなかなか合格できない。
なぜなら、周りの受験生が公認会計士の受験生が多く混じってくる。特に試験に受かる確率の高い方がかなり参加します。
ですから、どーせやるなら絶対に1番になる!くらいの覚悟と、作戦をベースにやっていかなくては勝てない。
周りが強いんです。すごく強い。強い受験生ばかりの中で、最後に勝ち切らなきゃいけない辛いところがあります。
厳しい競争の世界で勝ち抜くにはやっぱりコーチが必要
東京で簿記1級を受験しようと思ったら、周りはほとんどが大学生以上です。
一流大学の公認会計士試験を本気で受ける連中が力試しで試験を受けに来るので、そうすると、やっぱりね〜…常に戦場を意識させておかないと中学2年の子供にはかなりキツイ。
そして今、私の知っている限り、同じ中学2年生で大阪で簿記1級の試験を受けている子がいるんですね。昨日も受けてたんです。
その子は野球部で塾にも通っていて、そして簿記もやっているっているそうですが、こういう仮想のライバルも想定しながらとかね。
競争試験はやっぱりキツイ世界です、10分の1です。我々のやっている商売の世界も10年持つのは10分の1と言われています。
ですから、そのキツイ世界で生きていくのには、やっぱりコーチもいた方が良い。
ということで、私どものような小さな会社の社長たちのコーチという仕事も、なかなかなくならないものです。
やっぱり、真剣に伴走者として一緒に走ってくれる人がいれば、チョット安心感がありますしね。
…我々のような仕事も、まだまだ需要があるなって思っています。