一等地にオフィスを構える、オフィスや店舗の内装にめちゃくちゃ金をかける、キレイな名刺を作るのにお金をかける…起業したばかりなのに見栄を張っている人が周囲にいませんか?彼らの頭の中で、「やるべきことの優先順位」は、成功する人のそれと全く真逆なものであることが多かったりします。特にこの傾向が出やすい業種のベスト3をご紹介します。
起業したばかりなのに見栄を張る人の会社は潰れる
今日は、「起業したら見栄を張るな」というお話をしたいと思います。
起業すると立場が社長になって、自分でゼロから看板を作っていかなければならないということで、とにかく見栄を張りガチになります。
一等地にオフィスを構える、オフィスや店舗の内装にめちゃくちゃ金をかける、キレイな名刺を作るのにお金をかける…
はたまた、採用しなくて良いのに人をやたら入れたがる、という形で見栄を張る駆け出し社長もいます。
上げ始めたらキリがないんですが、こうやって起業したばっかりなのに、見栄を張ってる人の会社はとにかく潰れます。
私が知る限り100%失敗してます。
起業後に見栄を張っている人は優先順位が逆になっている
「起業したばかりだからこそ、見栄を張らないと自分より大きな会社と付き合えない、台頭に接してくれないじゃないか」、って見栄張り社長は反論してきます。
でも、会社をずっと経営してきた人から見れば、その人が見栄を張ってるか、張っていないかなんて、一発でわかるんですよ。
逆に、起業したときの資金繰りの大変さとかわかってますから、背伸びしている人ほど、「触ると怪我するな」って、そう思われてしまいます。
それで、なぜ起業したばかりで見栄を張っちゃダメなのかということには、実は理屈があります。
起業したばかりなのに見栄を張っている人の優先順位って、頭の中って大抵はこうなってるんですね。
- 優先順位1:ブランディング
- 優先順位2:マーケティング
- 優先順位3:ビジネスモデル
ダメな起業家の頭の中ってこうなんですね。
でも起業したら、現実的に優先順位は逆ですよね。
- 優先順位1:ビジネスモデル
- 優先順位2:マーケティング
- 優先順位3:ブランディング
売れるビジネスモデルを考えまくって、マーケティング実行して、稼ぎまくったところで最後にブランディングですよね?!
名刺なんか、大企業みたいな格好良いロゴ入った名刺なんていらないですから。
むしろ、コテコテの顔写真付きで、「名刺です!」ってかっこ悪いやつで大丈夫です。
誰もあなたの会社の格好良いロゴなんて知らないし、それでは名前すら覚えてもらうことも出来ません。
まずは体裁整えて死ぬほど考えて働けばOK
それで、私が色んな会社を見ている時に、特に見栄を張って短期間で潰れやすい業種のベスト3というのがあります。
それは、飲食、エステ、サロン(美容室)です。
お金が無いのに店の内装なんかにお金をめちゃくちゃかける人が多いんですよ。
でもこういう接客業種であっても、最初は見栄を張って、色々凝る必要なんか全く無いですから。
「雰囲気も含めてお客様はお金を出してくれるんだ!」って皆言うんですけれど、じゃあなぜそうじゃないお店でも、ずーっとやれてるところがあるか?という話です。
美味しいものを出す、相手がびっくりするような施術で身体を癒やしてあげる、そうやって、お客様の悩みをトコトン解決出来てるから、お客さんが来てくれてるんですよ。
見栄を張ってるお店とかは、チラシも凄くキレイなんですよ。ただし、「ただ、キレイ」なだけで、全く売れないんですけれどね!
イニシャルコストがどれだけ企業の負担となるのか理解せずに見栄を張っちゃって、始めて2〜3ヶ月でドボンという方がとにかく多い業種です。
でも、実際は逆をやれば良いのです。
企業やお店として体裁さえ整っていれば、ひっちゃかめっちゃかビジネスモデル考えて、死ぬほどマーケティングを実行しながら働いて、お金が少しずつ溜まってきたら、そこからブランディングです。