効率的にお金を稼ぐためには、お金に近い場所に自ら近づいていく必要があります。では、「お金に近いところ」がどこか?と言えば、所得が高い人のいるところ、つまりは人口密集地、いわゆる大都市です。なぜ大都市で起業するほうが、地方で起業するよりもメリットが大きいのか?キミアキ先生が解説します。
お金を稼ぎたいならお金に近い場所に行くべき
私達は本当に簡単な方法で、お金持ちになることができます。
その時に1番大事なことは、まずお金に近いところに自ら近づいていくっていうことです。
私、出身は長崎県佐世保市というところで、日本の西の端〜っこの方でして、東京まで1,300キロくらいあるのかな?
佐世保市の中でも、なおかつ佐賀県との県境のド田舎の町で育ちまして、県境ってだいたい田舎なんですよね(笑)
もし私がどんなに頑張って、その長崎県佐世保市の田舎町で一旗上げたところで、絶対に、絶対に!今みたいには戦えません。
つまり、お金に近いところで起業開業する方が、立ち上げたばっかりの頃は圧倒的に有利なんですね。
では、「お金に近いところ」ってどこ?というと、所得が高い人が沢山いるところ、つまりは人口密集地、いわゆる大都市です。
大都市には無数の「困った」が集まっている
大都市というところは、お金がもうその辺にグルグルグルグル〜って、渦を巻いているわけで、非常にお金に近い場所です。
人口密集地なら、お客様が喜んでくれること、たとえばサービス業はなにを始めたって良いんです。
「これ困ってるんだよな〜」っていうことを、「はい!それをなんとか解決しましょう!」なんてね、そうやっていくわけですね。
簡単な例としてあげられるものが士業です。
士業というのは、昔まだコンピュータ化されてない時代の、言ったら役所の「代行業」です。
役所は不備だらけの変な書類出されても困るもんだから、真ん中に〇〇士っていうのをかませて、「書類を間違えないように代行して、ちゃんとやってくれよ」ってね、役所側の仕事が楽になるようにしているんですね。
でもその代行料金は本人から取ってくれっていう(笑)
役所の仕事が楽になるのに、役所側が金を払うんじゃないんですよね。
ちゃんと〇〇士っていう役職を作って、「代行料はお客さんの方からもらってね!」っていうね(笑)
基本的にはそういうことで代行業とかいうのも成り立ったように、自分で難しい書類が書けない… 書ける人いないかな〜!とか、自分では重い物を動かせない… 誰か動かしてくれないかな〜!とか、大都市は人が集まっている分、悩んでいる人が多いわけですよ。
何かしら困っている、困っているんだけれど…っていうところで、正直なんでも出来ちゃうんですね。
移動時間も短縮できて睡眠時間を確保できる
あと、大都市で起業することのメリットをもう1つあげましょう。
始めるときに考えなきゃいけないのは、1番最初って、ほとんど1人で始めますから身体が資本なわけです。
身体が資本の時というのは、「移動時間」っていうのがあると、とにかく身体がキツいんですよ。
ですから、なるべく近くで仕事が出来るのが1番良いです。
私がいつも勧めているのは人口密集地で、電動自転車を使って片道15分の所で、ガァーっと円を書いた範囲内です。
電動自転車使って片道15分のエリアっていうと、人口密集地だとめちゃくちゃ人がいるんですよ。何万人といるわけです。
だから、移動時間はなるべく少なくした方が良いんです。
というのもね、とにかく睡眠時間が無くて最初はキツい。キツくてきつくて死んじゃうっていうくらいなんです。
たとえば、 うちの奥さんは税理士っていう商売をやっているんですが、今はそれほど仕事が忙しくないので、睡眠時間を7時間半は確実にとっています。
移動時間を言うと、事務所まで自転車で7分くらいの場所に家があります。
お客様の所に移動することも月数回程度ありますが、基本的には近場ですし、ほぼほぼ事務所で仕事してますからね。
こんな具合に、大都市は職場の近くにお客さんが沢山いるので、移動時間を短くして、睡眠時間を確保できるというメリットがあります。
お客様は商売人にとって最大の資産。都市にはお客様が溢れている。
それで、自分たちで城を持つというか、自分たちで事業を始めると、自分自身のお客様こそが本当にお金を生み出す、今だけのお金ではなく、将来のお金も生み出す、資産であり財産であると分かります。
賃貸用のアパート・マンションを持っているのと、全く同じなんですよ。
でも、賃貸用のアパート・マンションって移動させることは出来ないし、東京だと1.7%固定資産税・都市計画税がかかるんですけれど、お客様に対しては財産税みたいなものはかからない!
税金のかからない無形の資産なんですけれど、これがめちゃくちゃ大きい資産に変わっていくんですよ。
「自分自身のお客様を持っていくってこんなに素晴らしいことなんだ!」ってこんなふうに感じるわけなんですね。
大都市というのは、このお客様が沢山います。
そして、お客様が沢山いるっていうことは、やっぱり競争も沢山あって、優秀な人達も沢山いるんです。
そこで切磋琢磨すると、やっぱり己も1つ上のレベルで戦えるようになるし、できることがどんどん増えていきます。
もし、地方で「仕事ないし、お金もない。」って、くすぶっているくらいなら、本当に退路を断って、思い切って大都会に乗り込むというのもありなんじゃないでしょうか?