「インスタグラムは集客出来る?」というお題の最終編となります。結論から言うと、インスタグラムは、「写真の公開がお客様にとって役に立つ業種業態」にとっては強力な集客ツールなります。サービス業なら何気ない日常風景を撮影して、商品を販売しているなら商品写真や開発風景を撮影し、タグ付けして投稿するとユーザーや見込み客にリーチできます。詳細は当記事にて。
インスタグラムは「写真の公開がお客様にとって役に立つ業種業態」の強力な集客ツール
ここまで、「インスタグラムは集客出来る?」というお題で、前編と中編とお送りしてきました。
参考1:インスタグラムは集客出来る?(前編)まずFacebookの歴史を振り返ろう
参考2:インスタグラムは集客出来る?(中編)フェイスブックの短所を埋める3つの長所
散々引っ張ってきましたが、今回は、果たして本当にインスタグラムで集客できるか?という本題に入りたいと思います。
結論から言うと、インスタグラムは、「写真の公開がお客様にとって役に立つ業種業態」にとっては強力な集客ツールなります。
沖縄のゲストハウスは面白いのにわかりにくい
たとえば、私は釣りが趣味でして、沖縄に年に2〜3回、10日間くらいのスパンで釣りをするために行くんですね。
その時は、なるべくゲストハウスを利用することにしているんです。
沖縄だとシーズンを外すとホテルも全然安いのですが、あえて、寝る場所以外のトイレ、キッチン、リビングを共有できるゲストハウスを利用しています。
というのも、ゲストハウスに泊まる人って、めちゃくちゃ個性の強い人が多いんですよ。
自転車で日本一周していてたまたま沖縄にいるとか、紛争地帯を撮影する写真家でアフガンいった後で沖縄にいるとか、そういう変わった人が宿泊しているんですね。
そういう見ず知らずの人とゲストハウスで出会って、夜はお酒を一緒にリビングで飲んで、一緒に尾崎豊を歌うとか、凄く楽しい体験ができます。
それで、そのゲストハウスのホームページがどんなものかというと、手作り感満載で、ダサいうんぬんとかは別として、情報も少なすぎるんです。
たとえば写真は、トイレはこれ、リビングはこんな感じ、という感じで殺風景で1つの角度から写された写真しか掲載されていません。
見込み客である私に対して、ゲストハウスのホームページはわかりにくくて、そこで得られる体験とかが全く伝わっていないわけです。
ところが、ゲストハウスがインスタグラムを利用すると、この状況を変えることが可能です。
何気ない日常風景や商品写真をタグ付けして投稿
たとえば、ゲストハウスABCがホームページをもっていて、このホームページがわかりにくいときに、インスタグラムをサイドバーに貼り付けると、全く状況が変わります。
インスタグラムに、ほんのちょっとした日常風景を写真撮影したものを投稿していくんです。
ゲストハウスの周りに咲く花とか、スタッフの日常風景とか、ゲストハウスの宿泊メンバーで料理を作っている風景、みんなが夜酔っ払って楽しんでいる風景とか、そういうものをどんどん投稿していきます。
文章なんかインスタグラムでは重要ではありませんから、あまり難しいことを考えないで良いんです。
ただ1つ、タグ付けはしておきましょう。タグで調べる人が自分達に興味を持ってもらう導線を作るためです。
沖縄のゲストハウスであれば、「#沖縄」「#沖縄ゲストハウス」「#ゲストハウス」だとか、そういうタグ付けを行っておきましょう。
別の誰かが「#沖縄ゲストハウス」「#ゲストハウス」というタグから来てくれたら、「楽しそうなところだなぁ」と思ってくれるかもしれません。
見込み客にしてみれば、どんな雰囲気なのか行かなくてもわかるのでとても便利ですよね。
というわけで、写真を参考にしてお客様が商品の購入意思決定をする会社は、ぜひインスタグラムを活用することをお勧めしたいと思います。
小手先テクニックを悪用する小遣い稼ぎも出始めている
それで、最後に蛇足なのですが、インスタグラムで小手先テクニックでお小遣い稼ぎする人も出始めています。
多くのインスタグラムユーザーは趣味のためにこれを活用しているのですが、中には仕事目的オンリーでインスタグラムを使っているユーザーもいます。
たとえば、「#ダイエット」と調べてみると、「ダイエット前⇒ダイエット後」の写真とか、食事制限している写真、誰かのお腹とか、そういう似たような写真が並んでいます。
ここで小遣い稼ぎの仕事目的で利用する人は、写真ではなくて画像を作って投稿するんです。
真っ赤な背景に黄色い文字で、「1ヶ月で−10kg」というような画像を作って、「#ダイエット」で調べる人のタイムラインに現れるように設定するんです。
そうすると、「#ダイエット」で調べる人はだいたいダイエットに興味がある人ですから、その中の一定数が目立つ真っ赤な画像をクリックしちゃいます。
この小遣い稼ぎ目的の人は小手先アフィリエイターさんで、自分のプロフィールページを見てもらいたいんです。
プロフィールページは唯一URLを貼り付けられる場所で、アフィリエイターさんは、ここからアフィリエイト先にリンクを飛ばすようにします。
ただ、これってインスタグラムの仕組みを悪用していますし、ユーザーにとっては正直「ウザい」こともありまして、いずれインスタグラムも規制をかけてくるのかなと思ってます。