有名な話ですが、パナソニックの創業者である松下幸之助は、ビジネスにおいて「運」を重要視していました。その姿勢は、採用面接で自ら「運が無い」という人を全員不採用にするほどだったと言います。運が無いと言う人は、運が与えられるものだと思っていることが多いのですが、運は実際には自分が引き寄せるものです。
松下幸之助もビジネスで「運」を重視していた
今日は、「ビジネスに運は存在するのか?」という話をしてみたいと思います。
結論から言いますと、ビジネスに運はたしかに存在します。
有名な話ですが、パナソニックの創業者である松下幸之助さんは、面接において「君は運があると思うか?」という質問をして、あると答えた人を採用し、運が無いと答えた人は全員落としたといいます。
松下幸之助さんほど成功された方が、ビジネスで運というものを重視したのはなぜでしょうか?
運が悪い人は運が与えられるものと考えている
実際にビジネスをやっていると、努力だけでこの結果は出なかっただろうということがあります。
私自身もそうですが、偶然の出会いやきっかけが、ビジネスに活かされています。
でも、中には色んなことがあって「自分はビジネスでめっきり運が無い」と感じる方がいらっしゃるかもしれません。
では、その人はビジネスに不向きなのか?ビジネスに没頭すべきじゃないのか?というと、そうではありません。
運が無いと考えている人の殆どは、「運は与えられるモノ」と考えていることが多いのですが、これが大きな勘違いなのです。
運は与えられるモノではなく、「自分自身で引き寄せるモノ」だからです。
運を引き寄せるには常に行動する必要がある
運を引き寄せるには、常に新しいことにチャレンジし、常に行動し続ける必要があります。
なぜなら、出会いの数が増える分、それだけ色んな形で運を引き寄せるきっかけが生まれていくらからです。
今まで色んな会社に商品を紹介しても全然売れなかったのに、たまたま知り合いに紹介してもらった会社に提案してもらったら、めちゃくちゃ商品が売れた、これも運を自分で引き寄せてますよね。
気が乗らなかったけど重い腰をあげて、たまたま商談に行ったことで、新たな商品販売のヒントを得たとか、これもめちゃくちゃ運が良いですよね。
毎日同じことを繰り返して、毎日同じ環境にいたのでは、このような運を引き寄せることはできません。
日常のささやかな場面でも変化を意識し運を引き寄せよう
このように、運を引き寄せる上で確かなことは、現在の延長線上には何の発展も無いということです。
特に、経営者であれば、どんどんオフィスを出ていってください。工場から出ていってください。
単純なルーティンワークをする必要があるにしても、オフィスではなく、たまにはホテルのラウンジで、喫茶店で、仕事をしてみてください。
そこは、貴方にとって日常とは違う環境なはずです。
あえて自ら環境を少し変えて仕事をすることで、意識が違いますから、単なるラウンジや喫茶店にいる時と全く違う情報を取得できるかもしれません。
付き合う人を意識的に変えてみてください。
それだけで、今まではなかったようなビジネスの展開が生まれるはずです。
普段飲む時に行きつけのお店があったら、今日は敢えて行くお店を変えてみる、それくらい些細なところからでも良いので、今よりちょっと変えることを始めてみてください。