東京-九州間の出張費用を往復1泊・レンタカー代込みで1万円代にするなら「佐賀へ飛べ」

節約

 東京にとって九州は、LCCが飛ぶようになってから、更に安い費用で気軽に行ける場所となりました。それでも1泊2日で3万円程度は最低限でも費用を見積もる人が殆どでしょう。筆者もそう思っていたのですが、現地の社長さんから教わった「1泊2日2万円以内で可能な九州出張」という節約術が驚愕だったため共有いたします。

スポンサーリンク

九州に出張する費用がトータル1万円台!騙しか!?

 九州へ出張するとしたら、LCCの費用が幾ら安くなったとしても、航空券や宿泊費など含めると、1泊2日で最低3万円ほどの費用がかかるのが常識だ。

 先日、筆者も福岡・熊本へ出張したのだが、航空券で往復2.5万円+宿泊費5,000円×1泊で、合計3万円ほどの基礎費用で済み、これでも随分安いと感じているところだった。

 なお、レンタカーは借りずに、お世話になっている社長さんにアテンドしてもらったため、本来なら5,000円前後かかる交通費は考えていない。

 ところで、今回お世話になった社長さんに、「LCCのお陰で九州へ随分来やすくなりました。今回も3万円程度です。」と話したところ、「それは高すぎるよ」と言われたのが昨日の話である。

 それどころか、同じ日程で出張したとしても1万円代、しかもレンタカー費用込みで済ませることが出来るというのだ。

 どんな方法かというと、九州では佐賀を拠点にすることだという。

 ヒアリングした内容を以下、共有したい。

スポンサーリンク

スプリングジャパンで佐賀行きの格安航空券を買おう

 2014年に「成田-佐賀」で就航した、中国資本の春秋航空(スプリングジャパン)は最安で片道700円代(手数料別途300円)で、私達を九州へ運んでくれる。

 つまり、実質2,000円程度から、東京と九州を行き来することができるのだ。

 通常でも繁忙期でなければ、片道1,000円代〜3,600円前後で片道の切符を取ることが可能である。

節約社長
スプリングジャパンHP

 ただし、これら魅力的な話は、以下の条件を我慢できればということを念頭に置かれたい。

前持った予約が必要

 予約は1ヶ月前くらいに予め日程を決めて行い、選択するのはスプリングジャパンが安い運賃に設定した平日が望ましい。

 この運賃設定は他社も同じようなことをしているから、特段問題はないだろう。

荷物は5kg以内に収められる

 荷物は5kg以内に収めなければ、別途で配送費用を取られてしまい、その費用がしばし運賃より高くなるケースすらある。

 つまり、人間が荷物扱いというところだ。

 1泊分のパンツとシャツと靴下、それからアイパッドやPCを軽めのサックに詰め込む程度の、手ぶらに近い手荷物による出張を心がけよう。

空港は「羽田ではなく成田」「福岡ではなく佐賀」

 面倒に感じるかもしれないのが、東京なら通常の国内線は羽田空港を使うところが、わざわざ成田空港へ行かなければならないことと、大抵は福岡空港や熊本空港へ直接行きたいところが、佐賀空港へ降りたたねばならないことである。

 ただし、佐賀空港は小さな空港である分、チェックイン・アウトが非常に簡単で、手続きの時間もほとんどかからない。

車で移動することが可能である

 佐賀から熊本市や福岡市へは、車で90分程度の距離であるが、「いずれも」その程度の距離であることに注目したい。

 また、お笑い芸人のコミックソングでは佐賀も随分な言われ方だったが、九州北部の車による移動は佐賀県を中心に成り立っている。

節約社長

 佐賀県の鳥栖ジャンクションが、九州自動車道と長崎自動車道、大分自動車道の接続地であることからも、おわかりいただけるだろう。

 車さえ運転できるならば、むしろ快適な移動が実現する。

スポンサーリンク

佐賀県内に泊まると宿泊費用もレンタカー代も安い

 なお、宿泊施設は鳥栖市に宿泊することをお勧めしたい。

 夜になって福岡市の歓楽街である中洲で飲んでも、鳥栖駅ならJR博多駅から40分強のところ、新幹線の新鳥栖駅までは博多から15分程度の距離にある。

 鳥栖市内のホテルは、前もってネット予約すれば、朝食付きで3,000〜4,000円程度で宿泊することが可能になっている。

 福岡市内に泊まっても良いが、ニーズが多いので、費用は6〜7,000円といずれのホテルも強気である。

 なぜ佐賀県内の宿泊をこれほどお勧めするかというと、佐賀県は現在レンタカーのキャンペーンを実施している。

  • 佐賀空港到着便を利用する
  • 佐賀県内に宿泊する

 という条件で指定のレンタカーを借りる人に、最初の24時間を貸出料金1,000円/台で乗れるよう補助をしてくれるのだ。(~2017年3月31日まで)

 乗り捨ても福岡県の久留米市や、熊本県の玉名市など、越境しても指定されている場所ならば、無料で受けてくれる。

 これらをトータルすると、

  • 航空券:2,000円〜7,000円
  • レンタカー:1,000円
  • ガソリン・高速代:5,000円
  • ホテル宿泊代:4,000円

 と見積もっても、最大2万円未満で基礎の行動費用を抑えられる。

 少々キツキツに感じる方もいらっしゃるだろうが、車に慣れている方ならばすんなりと動けるプランだと、先程の社長からは教えてもらっている。

 社長自身も、福岡県大牟田市の方だが、スプリングジャパンを利用して、佐賀から逆に東京へ精力的に出張されている。

 佐賀空港は駐車場が無料なので、使いやすいとのことだ。

 普通なら1回しか九州に行けないところを、2回行けるくらいの節約になるので、もし九州に出張で行く機会があれば、このプランを頭の片隅においていただけると嬉しい。

 Photo credit: lasta29 via Visualhunt.com / CC BY

節約
シェアする
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
節税 研究所

中小企業のおっさん社長です。

人生の緩やかな下り坂を、あくまでも安穏たる状態で下りんとするも、空気の読めない当サイト編集部に無理やり誘われ、不本意ながら参加と相成りました。

納税という義務を果たしつつ、持続のための資金を確保したい。

実証確認中の節税ハックや、気になったマーケティング戦略について、徒然なるままに言の葉で連ねていきます。

節税 研究所をフォローする