ネットの世界で起きている貧乏人の取り合い
今日はネットの世界の話についてなんですけれども、ネットの世界で商売をやっていくうえで、なんか不思議な事がず〜っと続いているなぁと思うことが一つあります。
今ネットの世界の商売ではですね、何故か、ナゼか!貧乏人の取り合いが続いているんですよ。
あくまでも事業者向けの話、商売の話として申し上げると、事業者というのは基本的に客層を選ぶ時に、貧乏な方を客層にしては絶対にいけません。
というのは、やっぱり黒字をきちっと出していく時に、貧乏人の取り合いなんかしてはいけないんです。
ところが今ネットの世界では、広告費までかけて「貧乏人さん大募集!」ってやってるんです。
ね?不思議でしょう?
これ、実はやっている人としてはね、貧乏人さん大募集なんて、どうも全然思っていないらしいんです。
しかも何故か貧乏人さんいらっしゃい!になっているから全然儲からないので、更にあの手この手使っているんだけれど、売り込み臭が半端ないと。
狙った貧困層ビジネスは確かに存在している
最初から貧乏人を狙っている、いわゆる貧困層ビジネスっていうのはありまして、そういうものを狙ってやっているなら良いんです。
元々、貧困層ビジネスをやる!って決めているなら、これは儲かるわけです。貧乏人さんをいっぱい集めてね。
ここ数年なんですけれど、士業っていうのは全然食えない。
例えばその一つの例ですが、こんなサービスがあります。
頭が良いのに食えない「ある士業」さんは考えました。
自分も食えないところが自分も食えないんだから、他にも食えない士業の人が沢山存在してるんだから、食えない士業の人にセミナーをやって、その人達からお金を貰おうって、頭の良い人が食えないながらに考えついたんですね。
これは貧困層ビジネスだから良いわけです。それは貧困層を狙っているワケですから。
今、貧困層ビジネスは不動産でもけっこう見るんですけれど、賃貸のゼロゼロ物件というのもその一つですね。
ここ5〜6年結構流行っていますね。礼金0・敷金0・手数料0。これも貧困層を狙ったビジネスなんですよ。
多分ですけど、これを考えた人は不動産屋じゃなくて親玉は金融屋だと思います。
この考え方ってね、サラ金なんですよ。
ですからそういう形で狙って貧困層ビジネスをやっているならまだしも、ネットの世界では貧困層ビジネス狙っていないのに、貧乏人ばっかり集まって、全然お金にならないんです。
単価の高いものを貧乏人に売りつけようとするネット内のビジネス素人
この手の話は結構出てまして、そもそも売っているものが単価の高いものなのか、単価の安いものなのかっていうときに、単価の高いものを貧乏人に売りつけようとしても、貧乏人はもともと買わんのですよ。
買いたくても買えないんですから。
単価の高いものの売り方の基本は頭で売る。単価の安いものは基本的にはハートで売るんです。
ですから単価の安いものは試供品みたいな感じで、コーヒーとか「ちょっと飲んでって〜」みたいな形で販売します。
そうするとお客さんもね、飲んじゃったから「買っとくわ…」みたいなね。
これマーケティングでは返報性って言いますね。試食とかでよく使われますね。単価の安いものは、それで売れるんです。
ところが単価の高いものは、試供品とかでは全然売れない。
売り方がそもそも違うのに、ネットの世界ってそんな事も考えずに、単価の高いものまで貧乏人に売りつけようとしているんです。
ネットに増える商売の素人から学ぶ2つのこと
何が言いたいかと言うと、今のネットの世界っていうのは商売の素人がどんどん入って来ています。
リアルな世界を考えないんですよ。あんな下手クソな売り方してって。ネットの世界では真面目にそれで売っているわけです。
だから、そんなのに引っかからないようにしましょうね。というのが一点目です。
それから貧乏人の取り合いっていうのを、ビジネスを離れて一般的なものに置き換えると、性格の悪いブサイクな女の子をみんなで取り合っているようなものですよ。
あっちには性格が良くて思いやりがあって、美人の女の子がポツンと1人でね、誰からも相手されていない!という状態。
これです!この美人がビジネスチャンスですよ!
今、ネットの世界では面白い事が起こっていまして、性格の良い美人の姐ちゃんが余っていますから、そちらの方にアプローチをかけるような営業をしてみてはいかがでしょうか。