怪しい、絶対に怪しいとわかっているのに、多くの人がハマってしまう情報商材ビジネス。情報商材ビジネスの正体とは一体何なのか?情報商材ビジネスはなぜイケてないのか?起業家が商売するにあたり目指すべき心のあり方とは?キミアキ先生の熱血教室をお送りします。
未だ消えぬバカを騙す情報商材ビジネスの大物
数年前に「情報商材ビジネスの大物Yが破産した」ということで、更にこの情報商材ビジネスに注目が集まるようになりました。
結局は、くだらない租税回避行為だったわけですが、今もシャーシャーとシンガポールあたりで活動してるんですかね。
本当にしょうもないし、皆さんには関わってほしくないと心から思っています。
そこで本日は事業者向けチャンネルということで、バカを騙す情報商材ビジネスの構図を、もう一度おさらいしてみようと思います。
バカを騙す情報商材ビジネスは単なるネズミ講
まず情報商材ビジネスの仕掛け人は、「あなたも楽して稼げます」「あなたも楽して儲かります」みたいな感じで、親しげに語りかけてきます。
必ずお金を絡めてくる感じで、払ったお金も「すぐにモトが取れますよ〜」という風な形で、あなたに同じことをするよう勧めてきます。
とにかく、このビジネスっていうのは(これをビジネスというならば)、「欲深いバカがいないと成り立たない」んです。
これがとても肝となっていて、じゃあ構造としてはどういう風になっているかというと、数十年前からやり方は全く同じですね。
単なるネズミ講です。
我々の時代はもうネズミ講が禁止されておりましてですね、昭和の終わりから平成の頭だったんですが、マルチまがい商法という形でクズみたいな商品が絡んでて、それが今は情報であったりDVDに変わっただけ。
まったくやり方は同じですね。
もちろん親分がいます。「親ネズミ」ですね。親ネズミはアタマが必要ですし、ズルさも必要です。
そして親ネズミから下は、大してアタマもズルさも要りません。
欲深さがあれば良いっていうね、ハッキリ言えばバカです。欲深いバカが1番使い易いので、この子ネズミ達を親ネズミが集めるわけですね。
「俺が儲け方を教えてやる」なんて言ってね。
そしてお金を払わせて子ネズミ達に何を教えてあげるかというと、「自分はこうやって儲かった」つまりハッキリ言えば、「バカを騙して儲かったからバカの騙し方を教えてやる」と、バカの騙し方をバカに教えているんですよ。
ややこしいけれど、とにかくバカしか出てこないと。
親ネズミが子ネズミを集める手法はどれも一緒
バカの騙し方を知った子ネズミ達は欲が深いですから、それを色んな人に売っていくわけです。
そしてその分け前をもらうんですね。
その分け前があったとしても、親ネズミは子ネズミ達からテラ銭もらって、しっかり儲かる仕組みを作っているんです。
これがいわゆるネズミ講というもので、やり方は昔と全く同じです。
でね、自分が目指すバカな客層を惹きつけるためには、ちゃんとした作り話が必要なんですよ。
この手のマーケティングで1番大事なのは、とにかくバカを騙すための作り話なので、よくこんなネタが使われます。
- ・どん底にいました…
- ・社会の底辺に居たんです…
- ・借金地獄でした…
みたいなところからね、必ずストーリーを始めて行きます。
なぜなら、自分達の客層もこの手の人達になるからです。
ですから、その客層に合わせた感じの話を組み立てていくわけなんですけれども、それが例えば、はっきりした数値が出ている「借金地獄」だったとします。
例えばサラ金をつまんでいると。さぁ、サラ金をつまんでいる人って日本にどれ位いるかご存知の方いらっしゃいますか?
統計がしっかり出ていますが、サラ金をつまんでいる人は、日本だと最低でも2千万人はいると言われています。
つまり、2千万人のお金に困っている人達を客層としてイメージして、話を組み立てて行くわけなんですね。
- 「私も昔はあなたと同じようにすごく苦しんでいました」
- 「こんな私でも稼げるようになりました…!」
これね〜、だいたい作り話でして、昔からなんですよ!
何が腹立つって、お利口さんのインテリどもを騙そうなんて、彼らは最初から思っていないんですね。
もうね〜、本当に底辺層狙っているな〜っ!ていう作り話が沢山出てきます。
バカを騙す情報商材ビジネスが犯す罪とは?!
言ってしまうと、私は情報商材のアフィリエイトは、もともと起業だなんて思ってませんし、大っ嫌いです。
ちゃんと起業して、1日16時間がむしゃらに働いて、社会を良くしていこう!自分達の家族を支えていこう!っていう人達に失礼ですよ。
あんなのを「起業だ」って言ったら(怒)。
だってね、ハッキリ言えば騙しをやっているようなモノです。
もっとハッキリ言えば、「ハイッ!私はバカです!私はクズです!」そういう様なことを言っているような奴にねぇ、起業相談とかされても困るんです。
ですから、情報商材アフィリエイトをやるのは自由ですけれど、それを「起業」と言って、私に相談することは勘弁してくださいね。
というのも、私達の友人にもかつてそういう人間がいました。マルチまがい商法というのにハマってね。
最初は被害者だったんですが、ところが、被害者がいつの間にか加害者に変わります。
自分が50万円の物を買った⇒なんとか回収しなくてはいけない⇒今度はカモを見つけて売らないといけない
こうなると、友人関係がぐちゃぐちゃですよ。今はまだ良いですよね、ネットの知らない人からカモを見つければ良いわけですから。
昔に比べたら幾分心は楽になったかもしれませんが、最後に人間関係がぐちゃぐちゃになることは、昔も今も何ら変わりない!
こんなモンを起業と言うなんて私は認めません。
「善徳」「善損」の志は「悪徳」に勝るもの
起業・開業を本当に目指すのであれば、日本人らしく、まずは善悪で考え、そして商売人らしく損得で考えたい。
まずは善悪というので考えて、「人を騙す」というのは悪ですよ。
それを分かってお金を得ようとするのなら、良い言葉が有りますね…!それを「悪徳」というのです。
悪徳の人が、良い人に好かれる訳がない。そして…好かれない人生っていうのは、本当に辛いものですよ。
いつ命取られるかわからないですよ。
そういう世界にいて、悪徳やっていて長生きしようなんて本当おこがましい(笑)
ですから、商売を考えるときには、なるべく善得で行く!と。
社会に善い事をしようと思っても、自分が商売下手くそで、善損になってしまうっていうパターンも有りますけどね(笑)
ですけれど、やっぱり最初の組み立てのとき、スタートアップのときは善得から始めましょうよ。
そのくらいの、自分にとっての想いがあっても良いんじゃないかなと思います。