社員に心のなかで「うちの社長はオヤジ臭い」なんて言われていたら、がっかりしますよね。でも、体臭だけは、自分がちょっと気をつけただけでは、なかなか防げるものではありません。そこで本日は、オヤジの体臭を防ぐために(軽減するために)どんな対策を打てば良いのか?3つの対策を解説します。
頑張ってるオヤジにクサイ!は無いですよね…
どんなに仕事が出来ても、どんなに身なりを正しても、意識して生活を正さなければ、人に不快を抱かせてしまうものが一つあります。
それは、オヤジの体臭です。
体臭だけは、自分がちょっと気をつけただけでは、なかなか防げるものではありません。
最近では、この体臭や、体臭と香水などがミックスした臭いを要因とする不快感を、スメルハラスメントと呼んだりもします。
それでも、経営者として会社を守るために日々奮闘しているのに、
- 社長ってなんか凄くオヤジ臭くない?
- 社長の口臭ちょっとヤバイよね?
などと言われてしまえば、相手はもちろん、自分も何のために会社をやっているのだかわからなくなってしまいます。
自分でも、「オヤジ臭いなぁ」と感じると、気持ちもがっかりしてしまいますよね。
そこで本日は、体臭を防ぐために(軽減するために)どんな対策を打てば良いのか?
食べ物、生活習慣、精神的な状態、という3つの観点から、対策を考えてみたいと思います。
オヤジの臭い対策1:食生活の改善を意識!
体臭を軽減する上で一番重要なのは、ズバリ食生活です。
体臭の元となるのは、主に皮脂や汗など体内からの分泌物ですが、これらが悪臭となるかならないかは、普段食べているものから大きな影響を受けます。
食べたものは腸で分解される時に、ニオイ成分を生みますが、ほとんどが体内に吸収され、肝臓で無臭になっていきます。ただし、一部のニオイ成分が血液中に流れ、体臭や口臭として発生するのです。
どのように食生活でニオイに気をつけられるか、以下解説します。
肉類の摂取し過ぎはNG!バランス良い食事を
では、どのような食べ物が一番ニオイの元となるかと言えば、それは「肉類」です。
肉類には、タンパク質が含まれており、タンパク質は分解される過程で、強いニオイ成分を発生させます。
対して、最も体臭に影響のない食べ物は、なんと炭水化物です。炭水化物が分解される過程で発生する二酸化炭素は、ほとんど無臭に近いため、体臭にあまり影響がないのです。
近年では、タンパク質摂取を伴う極端な炭水化物ダイエットを行うことで、体臭がきつくなる、という事例も出ているくらいですから、やはり食事はバランスよく取ることが重要です。
悪玉菌を減らすべく腸内環境を整える食事を摂ろう
腸を健全な状態に保つことは、体臭の発生を軽減することに寄与します。
そのために、腸内環境を整える食品や抗酸化食品、アルカリ食品などを積極的に摂ることをオススメします。
食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖を多く含む野菜などを積極的に摂取し、善玉菌が悪玉菌よりも多い、健康な腸内環境を作りましょう。
悪玉菌が減ると、タンパク質を分解する過程で生じるニオイの元も減るため、体臭の改善に貢献するでしょう。
活性酸素を減らす食生活を意識しよう
活性酸素も体臭の原因として有名です。
活性酸素には、非常に強い酸化作用があるため、活性酸素が体内に増えすぎると、身体の酸化を進めて体臭が発生してしまいます。
これを防ぐのは、抗酸化作用のあるポリフェノールやセサミン、リコピンを含んだ食品です。油などの体内を酸化しやすい食品も、できるだけ少量に抑えたほうが良いでしょう。
また活性酸素は、正常な細胞や組織まで攻撃してしまい、身体の抵抗力が弱め、体臭をきつくなりやすいです。これを防ぐには、梅干しなどのアルカリ食品を摂取することがオススメです。
オヤジの臭い対策2:入浴はやっぱり大事!
食事の次に、体臭を防いだり、軽減するために有効なのが、入浴によって身体を常に清潔を保つことです。
こまめに風呂へ入ろう。ただし洗いすぎには気をつけて!
よく「汗臭い」といいますが、体臭は、汗そのものから臭うのではなく、汗に皮脂やアカが混ざったものが雑菌の餌となり、雑菌が繁殖することでニオイが発生するメカニズムにあります。
雑菌の繁殖を防ぐため、身体を常に清潔に保つことは、体臭を防ぐために非常に重要な役割を持ちます。
ただし、肌には、善玉菌である表皮ブドウ球菌が住んでいます。この表皮ブドウ球菌は、汗や皮脂を栄養とし、ニオイの発生を抑えてくれる大切な役割を持っているので、身体を強く洗いすぎて表皮ブドウ球菌が死なないよう、こすり過ぎには注意が必要です。
代わりに、石けんをふんわり泡立てて身体を優しく洗いましょう。汗腺が集中している脇や膝の裏、足などは、丁寧に洗うと効果的ですよ。
夜は面倒臭がらずにお風呂へ入ろう
一日が終わると、どっと疲れが貯まりますよね。この時、身体には乳酸が溜まっています。
疲れたから「明日の朝入ればいいや」とお風呂に入らないで、溜まった乳酸を放置していると、身体からアンモニアを多く含んだ汗が出るようになり、通常よりも体臭が強く出てしまう場合があります。
夜に入浴することによって、一日の疲れをリセットし、リラックス効果により血の巡りが良くなり、睡眠中に乳酸が身体から抜けていきます。
寝ている間は汗っかき!朝シャワーも浴びよう
朝シャワーを浴びるのも有効な対策方法です。なぜなら、人間は睡眠時に、汗と共に皮脂もたっぷりと分泌しています。
汗と皮脂が混ざった状態は、雑菌発生の大きな要因です。
体臭が気になるなら、朝シャワーを浴びて雑菌発生を抑えましょう。
シャワーを浴び終わったら、身体をしっかりと拭き、髪もドライヤーでしっかりと乾かしておけば、より一層の効果があがることでしょう。
オヤジの臭い対策3:精神的ストレスを減らす
ストレス対策も、体臭を防ぐために有効な手段の一つです。
現代社会では、精神的なストレスを感じる場面が非常に多いものですが、ストレスは自立神経系に異常な作用をもたらして、汗や皮脂の分泌にも影響を及ぼします。
経営者は、社員の生活を守り、仕事を生み出し、資金を調達するといった、多岐にわたる重責を担うため、ストレスもたまりやすいもの。
なるべく自分一人でホッとできる時間を持つことを心がけましょう。
ストレスを減らすために、
- 規則正しい睡眠の習慣
- 適度な運動を生活に取り入れる
などの、良い習慣を積極的に身につけることも寛容です。
先述の入浴習慣も合わせて、一日の疲れをリセットし、身体をリラックスさせる良い習慣を持つことで、体臭は軽減されます。
ストレスが無ければ(分散できれば)、暴飲暴食も少なくなり、仕事自体にも良い影響が働きます。
体臭対策を抜きに考えても良い生活習慣は継続する価値あり
体臭に対して抱かれる不快感は、人間の動物的な感性によるものですから、如何ともしがたい部分はあります。
体臭の発生源も、生活習慣や精神的な部分と、密接な繋がりをもっているため、自分が強い意識を持たなければ、改善することが不可能です。
ただし、体臭だけにフォーカスしても楽しくないですから、ここまであげた「良い習慣」がもたらす波及効果も込みで、楽しく実行してみてはいかがでしょうか?