数多くの企業で顧問アドバイザーを勤めるキミアキ先生は、1社1社の社長さん達を観察することで、社長になる人に一定の傾向があることを見つけました。
果たして社長になっちゃうタイプの人に見られる一定のパターンとは、どのようなものなのか?
11のパターンを提示していただきます。
社長になっちゃう人には共通の傾向が見られる
私ども「あおば会計」には現在、法人さんだけで100社以上の顧問先がありまして、そこには一人一人、個性的な社長さんがいらっしゃる訳でございます。
沢山いらっしゃる社長さん達を観察していると、こういう人が社長になっていくんだな、という共通のパターンがあります。
そこで本日は、顧問先のことを考えると「やりにくいな〜」という部分もあるんですが、「社長になっちゃう人に共通して見かける11のパターン」というテーマで、お話をしようと思います。
社長になる人に共通して見かける11のパターン
1)基本的にせっかち
まず、社長さん達に共通することといえば、基本せっかちです。
そして決断が早い!迷わない!というところがあります。
んまぁぁ〜、せっかちです。
ですから仕事をする上で、こちら側も相手は”せっかちだ”という事を理解していないと、一緒に進んで行けないという部分はあります。
2)他人がバカに見えてしょうがない
これは私が20代の頃に、最初に商売を教わった社長さんが言っていた事なんですが、
”他人がバカに見えてしょうがない”
これはですね、皆さんあまり公には言いませんけれど、こういう風に思っている社長さんは意外と多いです。
3)営業にめっぽう強い
あと、社長になっちゃう方は、営業にめっぽう強い方が多いですね。
サラリーマン時代にとにかく売れていたと。なぜだか分からんけれど売れていたっていうね。
こういう方は社長向きです。
と言いますのも、会社の継続で1番大事なのは、とにかく新規営業です。
既存顧客を維持する事は、それ程難しい事では無いんですが、新規をずっと獲得し続けなければ商売は続けていけない、という現実があります。
サラリーマン時代にとにかく売れていた、なぜだか売れていたという人は社長になっちゃう人が多いですね。
ただし、売れていた理由が、勤めていた会社の看板ゆえだった、という場合もありまして、それは退職して会社を出てから分かります。
俺じゃ売れないんだ…俺の看板じゃ売れねぇんだ…やっぱりあそこの会社の看板があったからこそ売れたんだな…と。後から気がつくわけです。
でもそれでも良いんです。そんな事は始めた時に皆が感じる事ですから。
4)ボンクラ上司をきっかけに起業する
会社を辞めて、自分で独立開業した人の中には「上司がボンクラだ」と考えている場合が結構あります。
「あんなボンクラ上司の下でなんか働けるかよ、コノヤロー!もう会社出るわ!」という感じで、会社を出ていきます。
上司がボンクラだったから、起業するきっかけが出来た、という風によくおっしゃいます。
これ非常に重要な要素でして。
逆に、後から感謝したりなんかするんですよね。
5)社内に敵を作りがち
更に、会社の中にいて、2)でお伝えしたように、元々他人のことをバカだと思っている人が多いので、社内で敵を作っちゃうんですよ。
私の先輩の話なんですが、当時彼が課長だった時、その会社には課長が7人いました。
課長全員が集まった会議中、私の先輩は社長もいる前で思いっきり「俺以外の課長全員ムダや!!」って言っちゃったそうなんです。
言われた課長達は、たまったモンじゃ無いですよね!社長の前でそんな事言われて。
敵作っちゃって会社に居られる訳が無い!案の定、その先輩は結局独立して起業しました。
今、開業して15年以上は経っているのではないですかね。従業さんも30人位います。
社内に敵作ったら居づらくなりますから、飛び出すしか無いわけです。
6)ケンカにめっぽう強い
それから、社長になっちゃう人というのは、ケンカが強いですね。殴り合いのケンカという事では無いですよ。
会社の中だと、会議の時によく分かりますね。
まず、声が大きい。あとはその人の思い通りに会議が進むとかね。
もう、商売自体がケンカなんですよね。ケンカ。
殴り合わないケンカなんです。
この精神的に前のめりな状態が、本当に後々響いてくるし、この人強いなぁっ!っていう人は、やっぱり会社を大きくします。
7)異性が大好きな肉食系
更にこれも本当分かり易いんですが、社長になっちゃうタイプの人は、異性を見つけたらまず押し倒す。(笑)
ホントにですね〜、こういう方ばっかりです(笑)
はっきり言っちゃえば”肉食”なんですよ。肉食ばっかりです!
生存本能が強いんでしょう。”肉食系の人”は社長に向いてます。
8)家族や先輩が商売人
商売を始める時っていうのは、大抵の場合、サラリーマン家庭や公務員の家庭で育っていると、家族がストッパー役になるんですね。
「止めとけ!お前じゃ無理だから止めておけ!」と言われます。
ところが、家族が商売人の場合は、別に止めない事が多いんですよね。
「あぁ、やりたいの〜」っていう感じで放ったらかしですから、本人も当たり前のように、そのまま社長になっちゃうっていうね。
それからうちの顧客様で多いのが、先輩が商売人というパターンです。
商売を始めたきっかけ、会社を起こしたきっかけっていうのが「先輩もやっていて、俺にも出来るんじゃないかな〜と思って」というのが多くて、これが意外と上手くいくんですよ。
不思議なんですけれど、「同僚とか同い年の人が会社始めたんで、自分にも出来ると思って」というパターンは、私の場合は今まで1件も無いんですよね。
9)自分に自信がある
外資系出身の方に顕著に出るんですが、本当に自分に自信があるんですよ。
「やれますよ」とか「これまであんな厳しい世界でやってきたんだから独立しても出来ますよ」とかね。
自信がありますから、見た目からもう自信満々!という感じで起業されます。
10)三国志・戦国時代・幕末大好き
これもよくあるパターンなのですが、もうですね〜、戦国好き!
「三国志・戦国時代・幕末」のスリーセット、何れかが大好きな人は結局何がしたいかというと、一軍を率いて一戦交えたいんでしょうね。
自分もこの時代に生きていたら!みたいな気持ちなわけです。
「俺だったら一軍率いて一戦交えて一国一城の主になってたよ〜!」みたいな。
こういう事を考えてワクワクする方は、社長に向いているタイプです。
11)作戦を練るのが大好き
会社の経営というのは、スモールビジネスでいえば作戦を組んでやれば、そこそこ上手く行くんですよ。
黒字企業と赤字企業の1番の違いは何かというと、しっかりと作戦が組まれているのかどうか?という要因が大きく影響してくるからです。
最後のひと押し待ちの起業家へエールを送ろう
いかがでしょうか?
まだ起業していない方で、社長になっちゃう人が持つ傾向の11パターンを見てもらって、全部当てはまるなら、貴方は社長に向いているかもしれません。
作戦好きでたまらない!ワクワクしたくてたまらない!一軍率いて一戦交えたい!という方はですね、今すぐにでもどうぞ会社を起こして下さい!