大企業からベンチャー企業に転職して失敗する典型的なおじさんの特徴とは?

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こんにちは島倉です。
今回は、大企業からベンチャー企業に転職して失敗する典型的なおじさんというテーマを解説したいと思います。

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大企業からベンチャー企業に転職して失敗する理由

大企業では早期退職勧奨が行われていて、45歳以上の人をどんどんリストラしています。

また、銀行をはじめとする金融機関も昨今、利益を生み出せていないので、金融機関でもかなりリストラされて、人が辞めていっているわけです。

ベンチャー企業が次々立ち上がっていますが、ベンチャー企業の中で弱いのが財務分野です。
そこで、金融機関を辞めたり、経営コンサルタントを辞めて、中小企業の最高財務責任者、いわゆる CFOになったり、財務環境を一手に引き受ける部長のポストに転職していく方が多いです。

しかし、そういう人がどうしても会社に馴染めなくて、非常に困っているというベンチャー企業の社長さんからのご相談もあります。

自分から動こうとしない

まずは自分で動こうとしない人がとても多いです。
大企業に勤めていると部下ができますが、その部下にとにかく指示を出すだけで、自分は動かずに座ってるだけといった人が結構多いのですが、そういう人がベンチャー企業に行くとまず間違いなく嫌われます。

ベンチャー企業は、1人が何役もこなしていて、指示を出すだけの人はいらないので、明らかに職場に馴染めなくなります。

大企業ブランドを引きずる

大企業ブランドを引きずる人も多いです。
ベンチャー企業は給料がすごく高いわけでもなく、成長途中ですから、みんなでいろいろな役をこなしながら頑張っているわけです。
それなのに余裕な顔で、大企業ブランドを前面に出して、俺のやり方はこうだという話をすると嫌われます。

前職と同じレベルを求める

給料や福利厚生とか、職場の環境とか、前に働いていた会社の同僚や部下と同じレベルも求めるわけです。

大企業に勤めている人のレベルが全て高いとは言いませんが、そのシステムの中で、同じような人がいるわけですから、そういう人とコミュニケーションするのは楽です。

しかし、ベンチャー企業にはいろいろな人がいて、いろいろな得意分野を持っているけれども、逆に言えば苦手な分野は全て違います。
人を総合的に見て管理するのが自分の役目なのに、できないことに注目してしまうような人はベンチャー企業では失敗するし、嫌われてしまいます。

金銭感覚がずれている

営業などで、タクシーに乗りまくっていたような金銭感覚がズレている人は間違いなく周り人だけでなく、社長からも一発で嫌われます。
営業だから何をやってもいいだろうという感じだと、周りの人から、自分たちはなるべく経費を削減しながら、経費を使わないように頑張っているのに、あの人はなんだというようなことで、みんなから嫌われます。

ベンチャー企業では、社長もさすがに許せないということで、途中でさよならしてもらうということになります。

このように大企業では当たり前だと思っていることが、ベンチャー企業では、間違いなく通用することはありません。

その辺を意識して、CFOやまたは営業本部長といったポジションになった時に考えておかないとなかなかうまくいきません。

こういったことができずに、ベンチャー企業に転職して非常に苦しんでいる人は、この4つに当てはまっていないかどうかということを、ぜひ一度チェックしていただきたいと思います。

大企業からベンチャー企業に転職して失敗する典型的なおじさん
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島倉大輔

有名人気企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」を信条に、コンサルティングを開始。全国延べ1,700社以上の会社や個人を支援し、各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。現在、全国の経営者や起業家を支援するために、日々コンサルティングに奔走している。「行動すれば人生は変わる」が信条。また、トレーダーとしても活躍。資産1億円超えのトレーダーを7名輩出した実績を持つ。

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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