結婚できないのは収入や個性もあるかもだけど◯◯の差が大きい

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 男性の生涯未婚率は2014年に20.14%まで上昇しました。とはいえ、結婚したいと考える男性の割合は、数十年前と比較しても殆ど落ちていません。男性で結婚したいのにできない場合は、収入や個性の多様化といった要因も確かにあるのかもしれませんが、環境(職業)が大きく関係しているようです。自分が結婚を希望しているのに、結婚しにくい環境にいる場合は、今すぐ積極的に動く必要があります。

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生涯結婚しない男性は50年で13倍増加した

 生涯で1度も結婚しない男性が急速に増えています。

 国立社会保障・人口問題研究所が発表した生涯未婚率という統計によると、「50歳時」の未婚率(結婚したことがない人の割合)は以下の通り。

年時 男性 女性
1965年 1.50% 2.53%
1975年 2.12% 4.32%
1985年 3.89% 4.32%
1995年 8.99% 5.10%
2005年 15.96% 7.25%
2010年 20.14% 10.61%

※1
 
 なんと男性の場合は、50年前には100人に1.5人しかいなかった未婚男性が、5年前にはなんと5人に1人が未婚と、未婚率が急激に上昇するという結果が出ているのです。

 しかし結婚したいと考えている人の割合は未婚率に比べて、大きくは落ちていません。

 5年前の国勢調査の結果を見ても、いずれは結婚しようと考える未婚者の割合は、概ね90%に到達しており、この比率は30年前に比べても大きな変化がありません。※1

 ということは、収入面はもちろんですが、「結婚しづらい環境」が故に、結婚のチャンスを逃している方が多いとも言えます。

 もし自分が結婚しづらい環境にいるとすれば、自覚して婚活を積極的に行うことで、チャンスは拡大するかもしれません。

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結婚しにくい職業は「働く環境が激務」で共通

 実は、生涯未婚率には職業差というものがあります。

 忙しい職業についていたり、男女の比率が著しく不均衡な業界では、未婚率に大きな差が生まれてしまうのです。

 2012年の『就業構造基本調査』(総務省)によると、生涯未婚率が高いのは音楽家・舞台芸術家、そして意外にも経営・金融・保険部門といった分野の仕事に就いた人でした。

 25歳から49歳の男性が母体となっており、音楽家・舞台芸術家の男性は36%が未婚という結果が出ています。

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芸を追い求め婚期が伸びていく人が芸術家には多い

 確かに芸術関連の職業は、プライベートと仕事の境界線があまりなく、しかも仕事第一で、生活が不規則になりがちです。

 経営・金融・保険部門の場合は、比較的年収が高い(お金の使い方がサラリーマンに比べて自由)で場合であっても、家庭と仕事を両立するのが難しいのでしょう。

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結婚し易さは個性より環境に左右されやすい

 ちなみに先ほどご紹介した就業構造基本調査によると、教員の未婚率は10%以下と非常に低い水準にあります。

 自分自身のパーソナリティ云々の前に、結婚のし易さは環境に大きく左右されることが如実に理解できます。

 もしも、これらの職業に自分が就いていて、結婚したいのに出会いが少ないと感じるならば、今からでも積極的に外へ出てみませんか?

 以前の記事でもご紹介しましたが、男性は若ければ若いほうが婚活に有利です。

 つまり結婚したいならば、貴方にとって有利な時間は、今この瞬間なのです。

 参考資料

 ※1 公益財団法人 生命保険文化センター
 http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/mariage/3.html

 ※2
 総務省『就業構造基本調査(2012年)』)

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長田紗葵

株式会社 東縁 取締役
ハピココ 有喜网 代表
長田 紗葵(おさだ さき)

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