みなさんこんにちは。組織活性化プロデューサーの南本です。
この前たまたま「フラリーマン」を題材に上げた記事を読みました。
それまで私は「フラリーマン」という言葉は知らなかったのですが、ちょっと面白いアイデアが浮かんだのでご紹介しますね。
「フラリーマン」とは
フラリーマンを取り込め!
フラリーマンって何だろうとweblio辞典からとったのですが、例えば19時に会社を出たとします。働き方改革で今まで21時まで残業できていたのが早く帰れと言われているわけです。
だから16時とか18時にも定時で帰るわけですが、ふらふらと飲食店に寄ったり、娯楽施設、ゲーセンで遊ぶ人が多いようですが、フラフラと飲食店、公園で自動販売機のビールを飲んでいる人もいるし、250円居酒屋とかで一杯だけ飲んで、娯楽施設に寄り道してから帰路につくような人のことを「フラリーマン」と言うそうです。
フラリーマンを中小企業がうまく短期的な時間に取り入れれば、その時間に正社員からは、正社員の業務を解放してあげることで、働き方改革にもなりますし、十分休めますし、その部分をフラリーマンをうまくはめることで中小企業も軌道に乗ることができると思います。
フラリーマンの生活
フラリーマンはふらふらしながら家に帰るので帰宅時間は21時とか22時とか、昔残業で働いていた時とそんなに変わらない時間に帰る人です。
18時から21時ぐらいの間はふらっとゲームセンターに行ったり、漫画喫茶に行ったりして、公園ではずっと真っ暗な中で座って缶ビールを飲んでいます。
報道によるとそういった人がたくさんいるらしいです。
働き方改革で残業減・家に帰りたくない
フラリーマンの増殖には原因があります。
働き方改革で残業が減ったということを家庭で奥さんに言うと、角が生えて、稼ぎが減ると奥さんは連動的に先読みして理解するので恐いということです。
ですから家に帰りたくないのです。
嫁から、「お金は大丈夫なの。リストラされないの。あなた仕事はちゃんとやっているの」というようなことをたくさん言われるので、逃避したくなるのです。
育児からの逃避、家事からの逃避です。
フラリーマンの活躍できる場所
中小企業の出番
今、フラリーマンが増殖中です。新橋などは、ほとんどフラリーマンではないかと言われています。
ただ、こういう人達が中小企業では、これからどんどん必要になります。
19時から22時のこの時間帯にものすごく人材が必要な会社というのはたくさんあると思います。
これを中小企業の社長が発想の転換をしてフラリーマンを募集すればいいわけです。
募集する場合でも、自分のところの専用サイトを作って、フラリーマンのみ募集するということをしてみませんか。
副業解禁時代がやってくる
副業解禁は国が推奨しているわけです。
一種の副業ですが、自分がフラフラして家族に申し訳ないという気持ちがあるわけですから、労働基準法の制約はありますが、充実して働かせてあげればいいんじゃないかと思います。
飲食業、小売業でフラリーマン活用
たとえば飲食業、小売業では、接客とか、皿洗いなどができます。
外国の方でもいいですが、フラリーマンの方は時間が決まっているので集中するわけです。
一生懸命やって、汗水かいて、普通のように自宅に帰ってもらえば良いんです。
正社員の残業分を夜のフラリーマンとして補う
正社員が翌日やらないといけない残務処理をフラリーマンの方が引き継いで、フラリーマンの方は仕事の順応力が高くて仕事ができるはずなので中小企業特有のノウハウは教えないといけませんが、補填して使えるんじゃないでしょうか。
事務職や営業補助も一緒ですが、営業マンの残した仕事の入力のような単純作業をフラリーマンにちょっと教育して、順応力が高いのでその能力で補填していただくとかです。
不動産業補助、宅配補助、配達補助でも有効活用
あとは、不動産を探すときに夜の内覧をしてほしいのですが、今の管理会社は怠けている人が多くて、夜の内覧をしません。
夜の宅配とか、やはり宅配の数が多いですし、夜しかいない家がすごく多いので、それは補填にするとか、ピザの配達とかいろんな配達、でいろいろオーダーが来るのですが、バイクに乗って配達仕事を取り組むこの時間帯は結構人手がいるんです。
19時から22時に中小企業はフラリーマン専用にあてがって人材確保して来て、フラリーマンさんもぶらーっと公園で250の缶ビールを一杯ちびちびち飲んで2時間3時間つぶすよりは、社会に貢献できるという思いで紹介させていただきました。