こんにちは島倉です。
今回は「起業経験の浅い人がついやってしまう価格設定の間違い」について紹介したいと思います。
起業経験の浅い人は価格設定の間違いに注意しよう
起業当初は皆、価格を安く設定しがち
起業経験が浅い、また、起業した直後の方は価格設定で確実にミスをしています。
どういうことかというと、実績や技術がまだ足りないので価格を安く設定しようとしてしまいます。
これ、実はその後の雌雄を決してしまうくらい大きな間違いです。
起業当初に価格を安く設定するのはなぜ間違いなのか?
経験や実績を積んで、技術をあげたら値上げすることができるかというと値上げできません。
一度決めた価格を浸透させてしまったら、値上げすることはまずできないのです。
例えば30,000円で売ったものをあるときに10万円にできるかというとなかなか難しく、適正価格に再設定できるかというとできません。
一斉に反発が起きて既存客を全て失ってしまうことになるでしょう。
要は、お客様にとってみれば、あなたが起業したてか、それとも今はだいぶ慣れているかなんて関係ないんですよ。
それはあなたの事情であって、お客様の事情ではありません。
ですから、起業したての最初から価格は安くするべきではありません。
起業当初の正しい価格設定の方法
自分が欲しい・売りたいと思う価格でまず売る
では、どうすればいいのかというと、自分がこのぐらいの価格なら欲しいと思う、またはこのぐらいの価格で売りたいと思う価格で売ってみてください。
価格設定には原価積み上げ方式とかいろいろな方法がありますが、そうではなく、自分が欲しい金額、このくらいの利益が欲しいという、その額を設定してください。
ライバル店を調査する
それでも売れない可能性も高いですよね。
ではどうするかというと、同じような商品を売るライバル店があると思います。
そのライバル店に1回行って、商品を買ったりサービスを受けてみてください。
商品やサービスを改善すれば価格を上げることができる
そうすると自分が提供するものと、ライバルの違うところが見えてきます。
不満な点や、もっと改善した方がいいというところが見えてくるはずです。
それを自分の商品やサービスに生かして、商品の付加価値を上げる努力をしてください。
そうしたら、3万円で売っていたものの価値が上がり、10万円で売れるようになります。
起業当初の価格設定は自身の弱い感情に左右されないこと
価格を安くすることの大きな弊害
というわけで、起業当初に価格を設定するときは、「経験、実績、技術がないからとりあえず安くしよう」という自分の弱い感情に左右されないということが大事です。
安くすると自分自身が安心できるのです。
「他の人が通常10万円で売っていても、自分は3万円で売っているから誰も文句を言わないだろう」と、自分を慰めたり、安心したくて安く売る人がいますが、それは間違えです。
安く売ってもクレームを言う人はいますし、安くすればするほどクレーマーのような質の悪い客が集まってくるからです。
適正価格、自分が欲しいと思う価格に設定すること
特に起業経験が浅い方、起業してまだ間もない方は、適正価格または自分が欲しい価格に設定してください。
その商品、サービスに見合うような形で改善していけばいいだけの話です。
最初から安くしてしまうと、あとで高くすることはしにくいので、ぜひ自分の弱い感情に流されて、価格を安く設定しないように注意していただければと思います。