「春眠暁を覚えず」という言葉もあり、春は睡眠が心地よい季節だが、4月は2015年度の新しい”期”が始まる時期でもある。せっかくなので気分一新、早起きの習慣をつけるためのコツを身につけよう。目覚まし時計を大音量にしたり、何個も用意するより、「朝起きると同時に実行可能な快感・リラックスを感じる行動習慣を作る」ことがその秘訣である。
偉人はみな早起きで「得?」を積み重ねる
織田信長、オバマ大統領、村上春樹、大前研一、マーガレットサッチャー、これらの著名人に共通することをご存知だろうか?歴史に名を残す偉業を行ったということもあるが、正解は「早起き」である。
”早起きは三文の徳”という言葉があるが、”徳”ではなく”得”と言い換えられることも多く、”早起きは3億の得を生み出す”とまで言われているほどである。3億、ぜひつかみにいこうではないか。
朝活という言葉が一大ブームを起こし、「早く起きたいのはやまやまだけど現実には難しい」と考える読者の方も多いはずだ。
「春眠暁を覚えず」という言葉もあり、春は睡眠が心地よい季節だが、4月は2015年度の新しい”期”が始まる時期でもある。
せっかくなので気分一新、早起きの習慣をつけるためのコツを身につけよう。
自分が快感と感じることを朝行うクセ付け
早起きの習慣をつけるためのコツというと、いかに大音量のアラームを手に入れるか、いかに二度寝しない工夫をするか、などの正攻法をつい考えてしまいがちになる。
だが意外にも、ちょっとした秘訣があれば、早起きはもっと楽にできるようになる。
「朝起きると同時に実行可能な快感・リラックスを感じる行動習慣を作る」ことだ。
出社の準備と朝食以外何もすることがないのに、早起きするのは苦痛に近い。
脳はドーパミン(快感)、セロトニン(リラックス)、ノルアドレナリン(緊張感)の3つの神経伝達物質を分泌させることで、ストレスを解消しようとする。
仕事中、人間はノルアドレナリンを多く分泌する。よって朝の時間帯にドーパミンやセロトニンを分泌させる行動を取ることで心身のバランスもよくなり、かつ脳も「自分がやりたいことをやるため」に、朝起きることを快感と感じるようになる。
例えば、
・豆から挽いたコーヒーを丁寧に淹れる
・香りの良いバスクリンを入れた真新しい湯船のお風呂に入る
・自分の趣味に時間を使う
などがあげられる。
筆者が早起きせざるを得ない幸せな秘訣
筆者は昨年より犬を飼い始めた。同時に犬の朝ごはんの時間を6時に設定することで、毎朝自然と5時半に起きられるようになった。
6時前になると、犬も朝ごはんが習慣化しているため、とてつもなくかわいい声で鼻をくんくんと鳴らし、筆者を起こしてくれる。それまでの、目覚まし時計をうざったがり、二度寝を愛してやまない生活が信じられないくらい寝起きが良い。
朝の自分へご褒美を用意することで、意識せずとも早起きは可能になる。
気を新たに新しい季節を迎えるために、自分が快感やリラックスを感じることを朝の習慣とするのはいかがだろうか?