どうも、皆さんこんにちは。あおば会計コンサルティング田中です。今回は、「空気が読める人は収入が低い」という少し残酷な研究結果が出ましたので、この問題について解説します。私自身も周囲を見るとそう感じるのですが、「空気を読みまくっていた人」は出世が遅い気がします。なぜなのでしょうか?
IQと性格どちらが収入に影響を与えるか?
「IQが飛びぬけて高い=収入が高い」わけではない
社会人になって50歳を過ぎると、何らかのリーダー職についていることが多いものです。我々の周りもそうです。
欧米では、IQの高さと収入の関係について何年も研究されていて、フォーブスのような金持ち雑誌では、IQが著しく高く、数学的能力も著しく高いと、億万長者になりやすいというデータを発表しています。
ところが、IQの高い人たちだけを追ってみても、普通のIQの人たちと収入はそれほど変わりません。
このからくりは、一旦会社に入ってしまうと、みんな同じ給料をもらえるので、いい会社に入ることと飛びぬけたIQが必要かと言われると、それほどでもないということでしょう。
誠実、勤勉で外交的な性格の人≒付加価値の高い職業に就く
では、実際に収入が高い人たちに特筆されるのは何かというと、IQではなくて実は性格が良いという話もありました。
性格が外向的で、誠実で勤勉な人のいるグループが最も給料が高いというデータが出ているんですね。
分析すると、受験戦争に勝ってきた人たちというのは誠実であり勤勉であると。
なおかつ、比較的高付加価値であるサービス業についている場合、更に外交的という要素を併せ持つようになります。
こうして、誠実×勤勉×外交的と掛け算されてくると、確かにIQが高くなって、収入が高くなるのもわかる気がします。
収入が高い人の特徴
「空気を読める」だけの人では収入が低い理由
ならば、「空気を読める」という協調性も性格としてはプラスに捉えられるものなので、空気を読めれば収入も高くなるのではないか?と思いますよね。
でも、実際のところは「空気を読める」人というのはなかなかリーダーになりにくいところがあります。
周囲を見て自分の身の振り方を決めるわけですから、一番槍で功名を立てるタイプではないんですね。
そうすると、部下の状態が長く続くので、おのずと収入は低いということです。
じゃあ、誰の収入が高いかというと、経営者です。収入が高い人たちは、世の中にもたらしている価値が高いから、収入も高くなるわけです。
外交的で、誠実、勤勉なだけでもダメ。地頭の良さは必須。
では、採用する側はどのように採用しているのか採用状況を考えてみると、外交的であり、誠実であり、勤勉である人、ということを採用条件にあげているかというと、これを採用条件にあげて採用している会社はなかなか見かけません。
収入が高い人たちは本当に外交的で、誠実、勤勉であるだけなのかと考えてみると、会計事務所のお客様で飛び出た収入がある人たちというのはやはりIQも捨てられないと思います。
みんなまず頭が良くて、外交的です。誠実、勤勉であることは間違いありません。
要するに本当にIQは関係ないのかというと嘘になるのではないか?と私自身は考えています。
どこに住んでいるかも重要。東京は断トツで有利。
東京という都市をベースに考えてみると、「相続」というものも収入面への影響が大きいと思います。
つまり、親から引き継いだ不動産が収入を生むので、それだけで段違いに収入が高くなる場合があります。
また、東京で教育を受けているというだけでも全然違います。
特にマンモス大学や専門学校などに入ると、就職をする際にやはりそこそこ良い会社に入れます。
在校生が1万人以上のマンモス大学は東京に集中していますし、教育水準や就職しやすさという点でも、まず違うと思います。断然有利です。
リーダーになるには空気を読んでいてはいけない
収入をあげるためには、やはり、リーダーにならないといけません。
でも、リーダーになるためには空気を読んでさえいればいいわけではなくて、私も周りの社長さんを見ていると、一種の「嫌われもの」のような我の強い人たちがリーダーになっていたりするわけです。
人生の中で、収入というのは結構大きな問題です。実際に収入の面で結婚できないという人も沢山います。
その時に、もし、あなたの収入が低いのだとしたら、あなたは空気を読みすぎているのかもしれません。
実際に残酷な研究結果も出ていますので、「空気を読みすぎている」という方は注意してください。