インターネット社会の充実によって、近年起業を目指す若者が増え続けている。
しかし会社を設立するか、フリーランスで働くか、という働き方の選択では、野望より現実を見据えてフリーランスでスタートアップを目指す慎重な若者が多いようです。
二者の一般的に代表される働き方は全く違うが、独立する以上、状況に応じて選択する柔軟さが必要となります。
独立するならフリーランスが起業よりいい!?
インターネット社会の充実によって、近年起業を目指す若者が増え続けている。しかし会社を設立するか、フリーランスで働くか、という働き方の選択には慎重な若者が多いようだ。
全研本社株式会社は、20代~40代の男女を対象とした”お金と働き方に関するアンケート”調査を行った。
「もし会社を辞めるとした場合『フリーランスで年収500万円』と『独立起業で年収1000万円』の2択から1つを選ぶとしたらどちらが良いか」という質問に対して、「フリーランスで年収500万円」と回答した人は全体の56%に達し、「独立起業で年収1000万円」と回答した人は44%に留まった。
フリーランスを選ぶ人が多かった理由として、単純に年収だけで判断するのではなく、自由の多さや起業リスクについて考え、野望よりも現実を見据える傾向が強いようだ。
フリーランスと法人化で何がどう違うの?
フリーランサーと企業を作って法人化する人に共通している点は、会社から定期的にお金が入ってくる道を断ち、独立心を持って仕事を行う道を選択したことだ。目の前の仕事をしっかりと完遂させることや、独立心を持って取り組むことは共通している。
それでは二者の違いはなんだろうか?一般的な働き方の違いから見てみよう。
フリーランス
- 報酬が”案件”を単位として発生する
- 質の高い仕事で口コミを呼べば起こせれば、顧客は増加し、安定した収入を得やすい
- 1つの仕事から次の仕事を派生させ、数珠つなぎのように報酬を獲得する
- 自分にない資源は同じフリーランサーとのパートナーシップで賄うことが多い
起業(法人化)
- ゼロの状態から事業の全てを構築する
- 質の高い専門的な仕事に注力し、将来的に得られる見返りを意識する
- 短期的な収入や安定性よりも、長期的に収益を得られる仕組みを構築する
- 人を抱えることで毎月の固定費が発生するが、社内のノウハウはたまりやすい
上記はあくまでも両者を一般化したものである。長年フリーランスとして活動している人の中には、法人化された企業と同様の仕組みを動かしている人も存在し、起業していてもなかなか仕組みの構築ができていない場合もある。
それぞれの働き方によるメリットやデメリットは数多く、税制や法律などの観点から大きな視点で働き方を選ぶことはとても大切だ。
独立したら形にこだわらず柔らか頭で稼ごう
いざ独立したら、そこから先は自己責任の元、自分次第で全てが決まる。
もし今、フリーランスと起業どちらが良いか考えている人は、形や手段にこだわらず、
- 起業したが収入が得られない場合は、フリーランスとしての仕事を受託する
- フリーランスとして活躍後、拡大を目的として起業(法人化)する
など状況に応じて自分を最適化する考え方が大切になる。柔軟な選択が行えるよう常に脳みそを柔らかく保とう。