商品はもちろん、自分自身も全く売れてる気がしない。もし貴方がそのような状態ならば、お客様からとにかく好きになってもらう必要があります。そして、お客様に好いてもらうためには、自分がまず相手(お客様)を好きになる必要があります。キミアキ先生が売れるために必要なマインドについて解説してくださいます。
売れないのはもうホントにみじめだよね〜!
今日は、「売れないのはもうホントにみじめな状況だよね〜!」という話をしたいと思います。
私自身もホントに売れなかった男でございましてね…
1番ショックだったのは、20代の後半に講師をクビになっています。
上司に言われたんです。
「今お前に払っているギャラで、新人のイケメンが2人雇える」って。
そりゃあねぇ、Mr.ビーンみたいな顔をした人間を置いておくより、若いイケメンの新人さんを2人雇った方が良いに決まっているじゃないですか。
その時、思ったんです。それまでに自分をきちんと有名にしていなかった自分が悪いと。
有名になっていたらね、そ〜んなたかが新人講師の2人分くらい、なんとでもなんだろって交渉も出来ていたんですがね、なんの交渉権もありませんからね(笑)
「お前要らん」って言われてね、それからよその学校を渡り歩くみたいなことになったと。
とにかく人気商売の世界の中で、自分の人気をしっかり自分たちで作り上げて行かないと、結局は捨てられるんだなっていうことをよ〜く知ったわけです。
売れるにはお客様からとにかく好きになってもらう必要がある
人気商売ってやってみて分かるんですけれど、もうとにかく人から好きになってもらうお仕事なんですよ。
好きになってもらう過程では、きちんとファンができてくるんですが、一方でアンチもたくさん増えて来ます。
つまり、人気商売とはファンの人たちに守られて行く商売であって、アンチがゼロということは無いです。
人気が出てくるとアンチって必ず出てくるものですから。
人気商売に一旦足を踏み入れてしまったら、結局は自分たちで人気を作り、維持していかなければいけない。
とにかく好きになってもらわないといけないんだっ!ってね。
講師をクビになって気付かされたことなんですけれどね。
人気商売として1番に思い浮かぶのは、やっぱり芸能人の方だと思うんです。
それからタレントさんやアイドルさん。アイドルなんてもう露骨に「好き」を換金していますよね。
あなたの「好き」はCD1枚なの…CD50枚なの!!みたいなね(笑)
商売というのは結局「どう換金していくか」なんですけれども、某アイドルさんとか某タレントさんなんかは、ここら辺を上手に換金している商売なわけです。
お客様に好いてもらうためには自分がまず相手を好きになる必要がある
それで事業者というのも、もちろん人気商売だと割り切った方が良いです。
これが割り切れていない方というのは、本っ当に儲からないです。
ですから商売始めたってなったら、まぁ色々な業種あります。色々あるけれどもみんな基本は人気商売だと思ったほうが良いです。
人気商売が露骨に出るのは、とにかくサービス業全般ですね。
いわゆる客商売っていうふうに括っても良いんですけれども、ここはとにかく「働いてる従業員さん1人1人がみんな人気商売」のような感じになっていきます。
私ども会計事務所においても、やはりスタッフさんによって、お客様に好かれるスタッフさんとお客様に好かれないスタッフさんでハッキリ分かれます。
それは何故かと言ったら、基本的には自分が相手のことを好きになったり、相手の事を分かってあげようとしない人の事を、あんまり人って好きにならないんですよね。
「俺は別になんとも思ってねぇんだけど〜」みたいな感じだとね、お客さんはやっぱり好きになってはくれないんですよ。
ですから我々の業界にもあるし、はっきり言えばお客さん商売である飲食であったり、それから美容室であったり、整骨・整体であったり、みんなどれだけお客様に好いてもらえるかっていうことで、かなり営業成績も違ってくると思います。
ネット起業したい人達の動機は「あこがれ」
ガラッと話題変わり、ここ最近の話なんですけれど、起業相談の時によくネット起業のお話が出ます。
だいたい起業相談の半分ぐらいです。
まぁでもザックリ半分くらいは「自分もネット起業家になりたい」みたいなね、なんか憧れという感じなんですよね。
ネット起業家として実力のある人たちというのは、私たちのお客様にも何人かいて、本当にしっかりとした技術の裏付けのもとに稼いでいます。
対して、「ネット起業家になりたい」と言っている人たちは、ただの「憧れ」なんですね。
どうしてこんなにネット起業家に憧れるんだろう…って私も最初に相談を受け始めた頃は分からなかったんですけれど、どうも今のネット起業家というのは一種の芸能人化しているんですね。
つまりネット有名人みたいなものなんですね、ノリが。
ですから「ネット起業家なりたい」というものにその技術の裏付けもなく、えっ…じゃあ何やるんですか?って話をすると、だいたいがアフィリエイトと転売ですよ…(笑)。
どうしてそんな人がこんなに増えたんだろうかと思ったら、ただの芸能人への憧れなんですね。
芸能人への憧れですから、結局は自分も仲間に入って行って、芸能人みたいに有名になりたいんだ!売れっ子になりたいんだ!みたいな感じでね。
自分から「好き好き発信」しないと誰も好きになってくれない
そういう思いのもとにアフィリエイト起業とかをお考えのようなんですけれど、これは参考にもなるんですよ。
というのも今、顧問先様で「有名になりたいんだ!売れっ子になりたいんだ!」って思ってやっている人は、そこそこ業績が良いんですよ。
逆に業績の悪いところは、「そそそんな有名になんて、とんでもない。売れっ子?とととんでもないっ」って。
それが表れてくるのがチラシ1枚とっても、結局「値段!」とかね(笑)。
まぁスーパーだったら良いんですよ?「値段!」でも。
そんでもってホームページもなんだかよく分からない。
つまり「好き好き発信」みたいな感じの、好きになってもらえますか?
うちを好きになってもらえますか?社長である私を好きになってもらえますか?というアピールが1つも無いっ。1つも!!
その1つも無い要因の大きなところは、とにかくその「有名なんてとんでもないっ!顔出しなんてとんでもない〜!」という考え方にあります。
私、実際に業績の悪いところでそういうこと言う会社知っているんですよ(笑)。
ですから、これから起業開業をされようという方は「有名になる!」って妄想がないと、やっていけない世界かもしれない。
だから事業者の世界も芸能界の世界と一緒でひと握りの人しか食べていけない、そういうふうに割り切れば面白い広告戦略が組めるんじゃないかと思います。