自分の活躍する舞台が変わりそう、大きな環境の変化が待ち受けている、こんなときは、高揚感と共に不安やマイナスイメージが膨らむ時でもあります。なぜこのような現象が起きるのでしょうか?ステージアップのタイミングに起きやすい2つの現象、違和感に対する対策も含め、増田さんが解説してくれます。
ステージアップの段階で不安を抱くのはなぜ?
今日は、私達が成長を遂げていく上で欠かせない、「ステージアップのタイミング」というテーマでお話してみたいと思います。
ステージアップのタイミングは、必ずしもウキウキワクワクを感じるだけでなく、なぜか不安やマイナスイメージが膨らむ時でもあります。
なぜ、このようなことがおきるのか?どんなふうに対応していったら良いのか?ということを考えてみたいと思います。
そもそも、ステージとは何なのかというと、「脳が捉えているコンフォートゾーン」を指します。
コンフォートゾーンとは、日本語に訳すと「居心地のよい場所」という意味で、「既知」で出来上がっている世界のことです。
既に知っていること、既にあるもので出来上がっている世界なので、凄く心地がよい状態です。
ステージアップの際に起きやすい現象1:味覚が変わる
対して、ステージアップする時には「既知」の世界から、「未知」の世界へ飛び出すので、壁(本当は新しい扉だが壁に見える)が出てきたり、違和感を感じるようになります。
これは全て脳の働きによるものです。
なぜなら脳にとって「変化」は死を意味するとも言われ、未知の世界に行くことを嫌って、今までの当たり前の世界に引き戻そうとするので、不快になったり、壁に見える出来事が起こったりするようになります。
とは言っても、コツコツ前進を続けていくと、いずれステージアップのタイミングが訪れますよね。
すると、ある変化が起こります。
コンフォートゾーンの変化は思考より先に感覚がキャッチします。
その影響からか、ステージアップを迎えているクライアントさんたちの中には、味覚の変化を感じる人が多いのです。
例えば、女性は妊娠すると味覚が変化する、という現象があります。
ホルモンのバランスが変わって、酸っぱいものが食べたくなったり、脂っこいものが苦手になったりしますよね。
男性でも女性でも、味覚や、物の捉え方が変わったなと感じるときは、ステージアップのタイミングであることが多いのです。
ステージアップの際に起きやすい現象2:「何か気になる」が増える⇒対応策は?
ステージアップのタイミングで起こるもう1つの現象として、思考より感覚が先行するので、「何か気になる」という状態が起こりやすくなります。
「よく理由がわからないけれど、◯◯が気になる」という状態が頻繁に訪れるなら、これに素直に従う(採用する)のが正しい選択です。
「何か気になる」という状態は、既知の世界から未知の世界に行くために、必要なものをキャッチしようとしているんですね。
普段だったら、思考で理性をはたらかせて、物事を取捨選択するわけですけれど、ステージアップの時は「気になるほう」を選択することで、新しいステージへ進みやすくなりますよ。