「初めて会う相手と円滑なコミュニケーションを取るのが難しい」と感じていらっしゃる方はいませんか?このような悩みを抱えている場合、挨拶の入り口を「はじめまして」の一文から「はじめまして。〜〜。」の2文(ダブルセンテンス)に変えるだけで、驚くほどコミュニケーションが取りやすくなります。
初対面の相手と円滑なコミュニケーションを取るのは難しい
「初対面の相手と、どうやって円滑なコミュニケーションを取ればよいかわからない。」
読者の皆様で、こんな悩みを抱えていらっしゃる方はいませんか?
「はじめまして」の後、言葉が詰まって何を話したら良いのだろう?と。
そこで本稿は、初めて会う相手とのコミュニケーションを円滑に取りたい方向けに、「はじめまして」の挨拶をする際に、予め「ダブルセンテンス(2つの文)」を用意することをお勧めしたいと思います。
初対面の相手との円滑なコミュニケーションに役立つ「ダブルセンテンス」の挨拶
普通、初対面の相手との挨拶は、「はじめまして」から始まります。
しかし、「はじめまして」の1文で自分の挨拶を終わらせてしまうとどうでしょうか?
「はじめまして」(自分)
「あっ、どうもこちらこそはじめまして」(相手)
「・・・・」
相手がコミュニケーションに不得手な場合、こちらがワンセンテンスで挨拶を終えてしまうと、相手もどこから何を話したら良いか、すっかりわからなくなってしまいます。
予め、ダブルセンテンスの挨拶を用意しておくと、会話が以下のように変わります。
「はじめまして。◯◯さんから紹介いただきまして、今日はお会い出来て本当に嬉しいです。」(自分)
「あっ、どうもこちらこそはじめまして。◯◯さんとは5年来の知り合いでお世話になってるんですよ。」(相手)
「そうなんですね!私は3年前からなのですけれども〜〜」(自分)
いかがでしょうか?
挨拶をダブルセンテンスとすることによって、会話が展開していくのがご理解いただけるでしょう。
初対面の相手との挨拶は、このように2つの文章で相手に投げかけることで、円滑なコミュニケーションの入り口に立つことができます。
2つ目のセンテンスは一般化した話題より相手の話題を選ぶ
初対面の相手との挨拶で、前もって相手の情報がわかっているなら、ダブルセンテンスをより有意義なものとする秘訣があります。
2つ目の文で、
- 1)相手との共通項があることを伝える
- 2)相手に教えを請いたい旨を伝える
- 3)相手を気遣う意向を伝える
という3つの選択肢を用いることです。
例えば、「1)相手との共通項があることを伝える」ならば、先程も例示したように「はじめまして。◯◯さんから紹介いただきまして、今日はお会い出来て本当に嬉しいです。」という会話の広げ方が可能です。
また、「2)相手に教えを請いたい旨を伝える」ならば、「はじめまして。今日は✕✕について、ぜひ△△さんにお伺いしたかったので、お会い出来て光栄です。」という会話の広げ方が可能です。
最後の「3)相手を気遣う意向を伝える」ならば、「はじめまして。今日は✕✕からお越しいただいたようで…遠かったのでは?」という会話の広げ方が可能です。
これら3つに共通するのは、一般化した話題を避けて、相手を承認すること、相手に対して自分が興味を持っていることを伝えていることです。
自分を認めて、興味を持ってくれている人に対して、嫌な気持ちを抱く人は殆どいないでしょうから、その後のコミュニケーションがより円滑になるのです。
小さな当たり前のことかもしれませんが、意識して実行するだけで、驚くほど初対面の相手と仲良くなれますよ。