みなさんこんにちは、組織活性化プロデューサーの南本です。
会社を作ったら大きくしていくために、社長さんは多くの施策を行いますよね。
その中でも「特にこれはやった方が効果が出る」というやり方があったりします。
今回は、会社を大きく育てるために必要なことを解説していきます。
会社が大きくならない理由
会社が大きくならない原因・理由には以下が考えられます。
①幹部が育っていない
会社の成長を鈍化させている理由の1つ目は幹部が育っていないことです。
「自分の会社が全然育ってこない」
このように感じる社長さんも多いですよね。
これは、
「あなたが幹部を正しく育てていないから」
という可能性が高いです。
経営者1人で会社を大きくするには限界があります。
なのでやはり幹部を複数人用意することが会社を大きくする上では重要になってきます。
②幹部の能力は一従業員と異なることを理解していない。
会社の幹部には事業における戦略やマーケティング、財務といった能力が求められます。
ここでよくあるのが、営業のトップや技術リーダーなどの一従業員を幹部に登用してしまうケースです。
これはあまりよくありません。
なぜなら特定の分野で成功していたからといって、必ずしも幹部に求められる能力が備わっているとは限らないためです。
もちろん、「営業で成果を出している」、「すごいシステムが作れる」といったことは素晴らしいことではあるのですが、こういった人たちは職人気質であり、必ずしも幹部に求められる能力に秀でているわけではありません。
このように一従業員を幹部にした結果失敗しているケースは多いです。
③幹部の教育を間違えている
よく課長や部長の研修を一括で行っているケースを見かけます。
それも高額な金額で研修をいっていますよね。
これではうまくいかないです。
幹部は誰でもいいわけではないので、一斉教育をしても中々良い幹部は生まれません。
一斉に行われる半強制的な研修に対して、受動的な気持ちで受けている社員が優秀な幹部になることはないでしょう。
④人を雇用すれば会社が大きくなると思っている
私はこれまでに社員が辞めては入ってを繰り返す会社をたくさん見てきました。
こういった会社では入る人も多いですが、その分たくさん辞めていくので結局あまり人数が変わらず会社が成長しません。
このような会社は社長のワンマン経営であることが多く、人を育てるという意識があまりないのが特徴です。
サッカーに例えると「前線に一人だけいて、残り全員ディフェンスをしている」というような状況です。
ありえない状況に聞こえますが、実はこういった会社はかなり多く存在しています。
特にカリスマ創業者が設立した会社に多いです。
しかしどれだけ優秀な人でも一人の力では限界があるので、やはり会社の成長はありえません。
会社を大きくするために必要なこと
ここまでの話の中で、幹部が重要だという話をしてきました。
やはりこの幹部の育成は大切です。
よくない上司の下につくのはキツいですからね。
なのでまずは戦略やマーケティングといった知識を特定の一人に絞って教えてあげてください。
「一人に絞り英才教育」というのが重要です。
もちろん見込みがありそうな人が二人いれば同時に教えても大丈夫です。
ただ基本的に幹部の見込みがある人はそれほど多くないということを押さえておいてください。
教え方ですが、実地で教えるのが良いです。
3年のJOBローテーションで、以下の3つについて1年ずつ教えていきます。
・経理と財務
・人事と労務
・戦略とマーケティング
理論をいくら教えても覚えないので、実戦で教えることが大切です。
1人を育成することができれば、その人に6人から10人ほど 部下を付けられるので、今まで10人ほどで会社を経営していた会社であれば、20名ほどまで倍増させることができるようになります。
これを繰り返していくことで、会社はどんどん成長していきます。
人が多く辞めるからたくさん取るのではなく、育てつつ社員が辞めたくならないような会社作りをぜひしてみてください。