社長というとそれなりに年齢を重ねているイメージもありますが、中には若くして社長になる人もいます。
年齢が高い社長であれば「経験が豊富」といった強みがありますが、若い社長にはどういった特徴があるのでしょうか?
私はこれまでに転職回数5回ほど経験し、一代で築いてきた社長から二世、三世のもとでも働いてきました。
成功していたタイプもいれば、いつも危なっかしいタイプもいて、よく振り回されていた経験があります。
今回はそういった経験を元に若い社長のメリット・デメリットなどの特徴を紹介します。
若い社長の特徴①経験値が少ない
当然ですが、長年社長をやっている方と比べると若い社長は経験が少ないです。
経験が少ないことで以下のようなデメリットがあります。
・ビジネスで成功するまでに時間がかかる
・周りに依存する
ビジネスで成功するまでに時間がかかる
経験が少ないということは情報収集や基盤作りといったノウハウがないため、新しいビジネスを起こそうとすると、結果が出るまでに時間がかかる傾向があります。
ビジネスについておおまかなイメージはできていても、細かく内容を掘り下げて熟知してからのリサーチをしているわけではないので、長期的な経営のビジョンが見えにくいです。
周りに依存する
若い社長はまた精神的に未熟なため、プレッシャーに弱いことが多く、他の人に頼ることも多くあります。
また肩書に弱いことが多いです。
成功者の意見が大好きで、すぐにまねしようとするので怪しいコンサルタントなどに騙されてしまうといった危険性があります。
若い社長の特徴②発想が豊か
経験があることは強みである一方で、その経験に縛られることも多くあります。
その点、若い社長は事業に対して固定観念がないため新しい発想が生まれやすいです。
結果として今まで試したことのない企画や、新規の人脈も展開しやすくなります。
また若いことで学習する能力が長けているので、顧客のニーズや時代が求めているものを形に起こすことも得意なことが多いです。
若い社長の特徴③効率化を重視する
人間は歳を重ねるほど新しいことを取り入れることに億劫になります。
これは社長にも当てはまり、長年成功してきた社長の中には過去のやり方を変えたがらない人が多いです。
その結果、効率が悪いと分かっていても変えないままで社員が苦労するケースもよく見受けられます。
若い社長であれば新しいことに対する抵抗がほぼないので、効率重視で古いものはとことんカットしていきます。
人によっては昔からの馴染みの企業や先代からの繋がりがあった相手でも今の時代に合わないときは切り捨てます。
これには賛否もあるかと思いますが、こういった思い切ったことができるのが若い社長の特徴です。
若い社長の特徴④大きな野望を持っている
若い社長はエネルギッシュなため、会社を大きくするために積極的に事業拡大することを惜しみません。
ひとつひとつ目的が達成していく喜びを感じることができるので、自信に満ち溢れてきます。
社員からすると、どんどん成長をする過程を経験できるのは貴重な体験となるはずです。
若い社長の特徴⑤体力がある
歳を取れば取るほど体力は低下します。
当然体力が落ちれば一日にできる作業量も減るので仕事では不利になります。
20代や30代のように若くして社長になった人は、まさに働き盛りの時期であり体力があるので、多少の無理でもこなせるのが若い社長の強みです。
若い社長の特徴まとめ
今回は若い社長の特徴を5つまとめました。
基本的に若い社長は経験不足を行動力で補う部分もあるので、社員目線で考えると「新しい体験ができる」といったメリットがある反面で、「会社としての制度が整っていない」といったようなデメリットも考えられます。
もし就職しようとしている会社の社長の年齢が若い場合には、このあたりも考慮に入れるとよいでしょう。