こんにちは!島倉です。
今回は「キャッシュレス決済によるポイント還元終了で中小店がバタバタ潰れる」というテーマでお話しようと思います。
キャッシュレス決済が好評
キャッシュレス決済のポイント還元
要は消費税を増税するときに中小店を救済する措置として、キャッシュレス決済をしてもらえればポイント還元しますという制度です。
この制度が政府が思っていたより好評で、ポイントカード財源が足りなくなり、その財源を補充するぐらい非常に人気があります。
コンビニに行けばポイント還元分が数値として払われてお得だということで、このキャッシュレス決済を非常に使うようになっています。
日本人は現金主義でした。
しかし、この制度はお得だということで今はキャッシュレス決済に乗り換えています。
キャッシュレス決済専用端末に補助金
このキャッシュレス決済に店舗はクレジットカードや電子マネーの専用端末が必要なのですが、これに今は補助金が出ていますので、実質タダで導入できるようになっています。
キャッシュレス決済の加盟店手数料の減額
さらに加盟店手数料も通常は3%から7%のものが今は2%前後に抑えられています。
このようなことが後押しをして、販売する側も利用者もお得だということで、キャッシュレス決済が一気に広まっているということです。
キャッシュレス決済は現時点で20%くらいですが、おそらく30%くらいになるのではないかという予測も出ているくらい浸透しています。
キャッシュレス決済もピーク?
ポイント還元は6月30日に終了
ポイント還元が終わるので、皆さんキャッシュレス決済せず、モノを買おうとしなくなります。
加盟店手数料の増額
加盟店手数料も現在2%ですが、これを3%から7%に戻すことがすでに決まっています。
今まで利益を得ていたものが全て吹っ飛んでしまい、中小店の景気対策のために行っていたはずのものが、7月にこのポイント還元が終わった段階で中小店を追い込んでしまうことになります。
廃業一直線というような状態が今年の7月に迫っているということです。
そうならないためには、とにかくキャッシュレス決済によるポイント還元制度を今年中は続けないと、オリンピックがあって海外の方
がたくさんいらっしゃっるのに、中小店がなくなっているのは恥ずかしいです。
景気の下支えをするという意味ではこのキャッシュレスポイント還元制度をなんとか続けていただきたいなと思います。
もし続けなければ、2020年7月に中小店がバタバタと潰れる危機が訪れるということをぜひ理解しておいていただきたいと思います。
9月からマイナンバーカードによるポイント還元
25%の高い還元率
このポイント還元はなんと25%です。
マイナンバーカードを普及させたいために、めちゃくちゃなポイント還元率を設定しているわけです。
おそらくこれを使う方が多いと思いますが、私は止めた方がいいと思います。
マイナンバーカードは極めて多くの個人情報が保存されている
クレジットカードや電子マネーとこのマイナンバーカードは全然性格が違います。
極めて多くの個人情報が入っている大事なカードで、これを出し入れして、お店で使って、もし落としたりすると非常に危険なのではないかと思います。
25%という魅力的なポイント還元率がついてますから、マイナンバーカードを多くの人が使うでしょうから、結構な騒ぎになると思います。
まずは7月にキャッシュレスのポイント還元を終了するかどうかが見ものです。
それから、9月にマイナンバーカードが実際どのように運用されているのかが日本経済を見ていく上で大事なポイントになるので、ぜひチェックしていただければと思います。