こんにちは!
組織活性化プロデューサーの南本です。
経営が順調な会社の経営者の「隠れた才能」について解説します。
成長している中小・ベンチャー企業の経営者の特徴
チャレンジ精神
中小企業・ベンチャー経営者の特徴というのはチャレンジ精神で、いけると思ったら、改良を加えたり、相乗効果を見ながら新規事業に進出したり、新しいことにチャレンジしていくところです。
臨機応変
いろいろなトラブルやいろいろな課題が出ても伸びている中小企業は臨機応変に状況対応できます。
朝令暮改
昨日言ったことが今日は変わっているので、社員からすれば大変ですが、できる経営者というのはAプラン、B プラン、Cプランという代替プランを持っています。
スピード
あちこちから人材を集めて、事業を始めるスピードがすごく速いです。スピードや集中力です。
「隠れた才能」
これが隠れた才能だと思いますが、何かというと「撤退する力」です。
成長している中小企業の経営者は撤退の意思決定がすごく早いです。
さきほどのAプランがダメだったらBプラン、BプランでダメならDプランでもう1回やってみます。
そして経営者は最初からCプランは撤退と決めています。
できる経営者はここが重要なのです。
撤退力
どんな条件になったら撤退するかを全く考えていないので、右肩下がりで赤字になっているのに、これは時代が追いついてきていないとか言いながら、垂れ流ししながらやっているという人が多いです。
撤退条件を事前に決めている
ずばり撤退力の絶対条件は事前に決めているということです。
株で言う損切りです。
株価がここまで落ちたら、どれだけ損をしても下りるというルールを人によって決めているわけです。
それを会社の事業でも損切りのような撤退条件を事前に決めていくことです。
躊躇しない
この条件になったら躊躇しないで撤退していくということです。
外科手術が得意
事業の中で外科的に人は切るとか、事業自体を別の会社に売却するとか、複合的に考えて、儲かっている事業だけ残して、そうでない事業は売却するとか撤退力の行動が早い印象があります。
結局は才能
「仮説・検証」
まとめですが、伸びている中小企業の経営者の才能は、最初に事業進出するときに経営者の頭の中に仮説と検証のシナリオの中に撤退戦略ができています。
動物的感覚で一瞬で「撤退」
できる経営者の特徴は、撤退条件に適合した瞬間に動物的感覚で危険を察知して、その事業から一瞬で「撤退」しています。
私のお客様の経営者でも、この前始めた事業をもう辞めたんですか、といったことが結構あります。
その代わり、数撃てば当たるくらいいろいろ事業をどんどん撃っています。
石橋を叩いても渡らない経営者がいますが、先行きや未来がありません。
石橋が壊れそうになったらすぐ戻れるように、仮説と検証でシナリオを作っておくということです。
仮説と検証の中に撤退を含めたプランニングできる経営者がやはり会社を伸ばしているというのが私の肌感覚での実感です。