暴飲暴食の忘年会も今週末で一段落する。胃は確実に疲れ、代謝が衰えやすい状態だ。寒さも重なり身体は太りやすくなっている。しかも年末年始は美味しいおせちや雑煮、家族で囲む豪勢な食事など更なる誘惑が多い。健康管理は経営マネジメントの1つ。「朝の活動(朝活)」で時間を有効活用して正月太りを撃退しよう。
忘年会シーズン終わり正月太りが控える
暴飲暴食の忘年会も今週末で一段落する。さすがに体の疲れを感じている方も多いことだろう。
しかし年末年始は美味しいおせちや雑煮、家族で囲む豪勢な食事など更なる誘惑が多い。カロリーの過剰摂取を続けて、胃の不調を放置したまま正月を迎えると代謝が衰えて消費カロリーが減るため、一層太る要因となる。
健康管理は経営マネジメントの1つ。「正月太り」を防ぐためのちょっとした工夫を4つ紹介する。キーワードは「朝活(あさかつ)」だ。
正月太りを防ぐ効果的な朝活の手順
正月は一年で唯一経営者がゆっくりできる時間帯の1つである。時間があるからこそ、朝のちょっとした活動で正月太りが防げる。以下4つの手順をお伝えする。
1)朝起きたら必ず太陽の光を浴びる
米ウェブサイト“PLOS ONE“※1で発表された米ノースウェスタン大学の研究結果で、平均年齢31才の男女54人に、体に当たる光量を計測可能な機器を装着してもらい日光に当たるタイミングと光量を一週間に渡り測定すると、朝早くに強い光に当たる人の BMIが最も低いというデータが出た。太陽の光を浴びることには鬱を防ぐ効果もあるので、家に塞ぎ籠もりがちな季節に一挙両得である。
2)朝の散歩で時間をかけて歩こう
朝の光を浴びるのに最適なのが「朝の散歩」である。正月は交通量も減り、都心でも混雑することが少ない。快適な環境を走らなくて良いので、ゆっくりと時間をかけて散歩しよう。人間の身体は30分間の運動で効率的に体内脂肪を燃焼しはじめる。また前述項であげたように、朝日を浴びる時間を意図的に作ることで、体内時計が正確に時を刻んでくれる。散歩の前後に屈伸運動など軽いストレッチを行うことが望ましい。
3)散歩から帰ったら白湯(さゆ)を飲む
散歩から帰ったら白湯(さゆ)を飲もう。散歩の後なので活発に動き始めた胃や腸が効率よく機能し、利尿作用も働きやすくなる。前日に食べ過ぎた時は白湯を飲むことで便まで出やすくなる。一度沸騰させてから人肌くらいまで冷まして飲むのがよい。
4)朝ごはんを食べるならおかゆがおすすめ
3)まででせっかくリセットした体を維持するために、ご飯の代わりにおかゆを食べよう。おかゆは同じごはんと同量でもカロリーが半分。炭水化物を抜かずに済むので、頭も活発に動き始める。夜に家族で豪勢なご飯を食べた後ならば、胃を休めるのにも効果テキメンだ。
正月は体のリセットチャンス 朝を有効活用
正月は家族や普段会えない親族や友人と顔を合わせる貴重な時間であると同時に、ゆっくりと自分自身をリセットすることが可能な時間でもある。
正月太りしやすい体を朝のうちにリセットすれば、その後の時間帯を家族や友人との時間や、一年の経を立てる時間に有効活用できる。
ぜひ正月の朝活をおすすめしたい。
※1 PLOS ONE
http://www.plosone.org/