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エイベックス松浦氏の長時間労働を是正する発言はなぜ炎上した?労基署の是正勧告が行なわれる理由 (ページ2)

是正勧告の法的な強制力と会社に与える影響

 ちなみに是正勧告は、あくまで行政指導であり法的強制力はありません。

 従って是正勧告を受け、それを放置したとしても、法律的に罰せられることはありません。

 ならば、是正勧告を受けても無視してしまえば良いのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそうではありません。

 労働基準監督署は違反者を送検する権限があるため、是正勧告に従わなかったら、最悪な場合は送検されてしまうことになります。

 労働基準法に違反した場合は、懲役又は罰金刑の定めがされているため、送検されて刑が確定されれば、それらの刑罰を受けることとなります。

 さらに、社会的信用も失ってしまうこととなってしまいます。

 このような意味で是正勧告は、「違反した事実に対して刑罰を与える前に、一定の猶予期間を与えてもらう措置」と解釈した方が良いでしょう。

 是正勧告を受けたならば、真摯に違反事項に対して是正をすることが、経営的にみても得策と言えます。

松浦氏が最初からやっておけばよかったこと

 また、違反状態で経営を行うことは、決して良いことではありません。

 最初は些細な違反でも、それが積み重なっていけば、違反に対して感覚が麻痺してしまいます。

 その結果、重大な問題や大きな事故に繋がってしまう可能性は十分考えられます。

 さらに、社会的な大きな問題を起こした企業には、間違い無く数多くの違反が他にも存在します。

 違反事項があったならば正しい形に直すことで、経営的に考えてプラスの効果をもたらそうと考える必要があります。

 言葉を変えるならば、是正勧告はある意味でビジネスチャンスとなるのです。

 机上の空論と思われる方もいるかもしれませんが、是正勧告に真摯に向き合うか否かで、経営者の倫理的な資質が問われていることを忘れてはなりません。

 最後になりますが、是正勧告に対して前向きな姿勢を取ることは確かに重要です。

 しかし、それ以前に「是正勧告を受けないこと」のほうがが重要です。

 もし松浦氏が言うように、芸能業界が長時間労働無しに「良い仕事」が成り立たないのであれば、
  • 長時間労働が見込まれる業務を外部委託として、見合う対価を支払う
  • 長時間労働をあくまで社内で内製化するなら労働基準法を守る
 この形態を取ること以外に解決策はありません。

 もっと言えば、最初から当たり前のこの形を取っていれば、今回のように叩かれることも無かったことでしょう。

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2017年1月4日

労働基準監督署 労務 エイベックス 是正勧告 松浦勝人

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