起業したいけどお金がない!お金のかからない起業方法・失敗原因とは?

起業

「起業」という言葉が身近になった現代。会社を辞めて起業をしたい、という人も増えてきています。

しかし、「起業をしたくてもお金がなくてできない」「お金のかからない起業方法ってないの?」そういった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

今回は、起業したいけどお金がないという方向けに、お金のかからない起業方法や起業で失敗する原因などを紹介します。

お金がない状態から起業した弊社だからこそ、お伝えできる内容もあるかと思います。ぜひ参考にして起業準備を始めてください。

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お金がなくても起業できる理由とは?

「起業したいけどお金がない」と悩んでいる方は多いですが、実際、お金がなくても十分起業することはできます。多くの人がイメージしている以上に、起業には様々な方法・手段があるからです。実際、弊社もお金のかからない起業から事業を始めています。

会社設立だけが起業ではない

「起業」というと、会社を設立するイメージがあるかと思いますが、決してそれだけではありません。会社を設立する以外に、個人事業主として起業する方法があります。

法人設立での起業と個人事業主での起業の違いは、以下のとおりです。

▼法人

  • 定款認証費用・登録免許税の支払い(※合計30万円程)
  • 法人設立届出書の提出
  • 青色申告の承認申請書の提出

▼個人事業主

  • 個人事業の開業届出書の提出
  • 所得税の青色申告承認申請書の提出

出典:
公証事務|日本公証人連合会
個人で事業を始めたとき/法人を設立したとき|国税庁

会社(法人)の設立には最低30万円程度(+資本金)が必要です。しかし、個人事業主の場合、基本的には開業費用はかかりません。

また、一定以上の利益が上がるまでは、個人事業主の方が税制的にもお得です。お金がないけど起業したい場合は、個人事業主での起業をおすすめします。

関連記事:独立するなら起業とフリーランスどちらを選ぶのが得策?

お金の要らない起業もある

「在庫を抱えない」「店舗を持たない」「人を雇わない」業態の場合、起業にお金は必要ありません。具体的にいえば、主にWebを活用したサービスになるでしょう。

例えば、Webサイトの運営を行う場合、カフェのように食材が必要なわけでも、店舗が必要なわけでもありません。お金がなくてもできる起業アイデアは、考えればいくらでも見つかります。

お金が要るなら資金調達もできる

もし、お金が必要なビジネスで起業したいという場合でも、必ずしも元手が必要というわけではありません。銀行からお金を借りる以外にも、資金調達をする方法はあります。

例えば、地方自治体は小規模事業者向けに、補助金の制度を設けています。また、クラウドファンディングを利用すれば、予約販売の要領で起業前に資金を集めることが可能です。

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お金がない人の起業手順【3ステップ】

お金がないけど起業したいという場合には、基本的には個人事業主として起業します。個人事業主として起業するのは難しくありません。また、会社に所属しながら起業することも可能です。以下、個人事業主として起業する手順を紹介します。

ビジネスモデルを決める

開業届を出す前に、ビジネスモデルを決めておく必要があります。なぜなら、開業届出書に事業内容を記載する項目があるからです。

お金がない場合には、基本的にはWebを活用したビジネスが良いでしょう。また、実際にモノを販売する場合でも、店舗を構えるのではなくネットショップで販売をすれば、初期費用・固定費を抑えることができます。

個人事業主の開業手続きをする

ビジネスモデルが固まったら、個人事業主の開業手続きをします。特に難しいことは何もなく、近くの税務署に行けば税務署の人が手続きの仕方を教えてくれます。

個人事業主の開業届手続きに必要なモノは、以下のとおりです。

  • 個人番号
  • 印鑑
  • 本人確認書類
  • 青色申告承認申請書

出典:[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

基本的には、税務署に行けば開業手続きに困ることはありません。不安な方は、あらかじめ税務署に問い合わせておくと良いでしょう。

必要であれば資金調達を行う

開業資金が必要な場合は、資金調達を行います。銀行の融資を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、あくまでお金を借りることになるので気が進まないでしょう。

お金を返す義務のない資金調達の方法は、以下に挙げるとおりです。

  • クラウドファンディング
  • 地方自治体の助成金・補助金

クラウドファンディングは、いわゆる予約販売と考えてください。販売する商品やサービスをリターンとして設定することで、前もって資金を集めることができます。

地方自治体の助成金・補助金は、条件もあるので必ず受けられるわけではありません。ただ、返済の必要はないので申請だけでもしておくと良いでしょう。

関連記事:起業家、経営者におすすめの助成金まとめ

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お金のかからない起業アイデア【5選】

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起業アイデアが浮かばないという方向けに、お金のかからない起業アイデアを5つ紹介します。起業というと、新しい商品やサービスを開発して売っていくイメージがあるかもしれませんが、それだけが起業ではありません。

まずは、自分のできる範囲で小さく始めてみてはいかがでしょうか。

Webメディア運営

Webメディア運営は、年間1万円強くらいで始められる事業です。具体的な内訳は、レンタルサーバー代1万円、独自ドメイン取得費用2,000円程度です。

ただ、在庫は一切ありません。オフィスを構える必要もないので自宅で開業できます。弊社のメディア「節約社長」もWebメディア運営の一事例です。

Webメディアを立ち上げる際は、WordPressを利用するのが一般的です。WordPressについて詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

Webライティング

「Webメディアを運営するほどの根気はない」という方には、Webライティングをおすすめします。Webライティングとは、誰かのWebメディアへ記事を寄稿する仕事です。

PCとネット環境さえあれば始めることができるので、お金はほとんどかかりません。一般的な教養とネットリテラシーさえあれば、すぐにでも始めることができます。

Webライティングに必要なスキル・上達方法については、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は、こちらも合わせてご覧ください。

Web制作代行

Webライティングは文系のスキルセットが必要ですが、Web制作はどちらかというと理系向けの仕事といえます。Webサイトの構築を代行するのが、主な業務内容です。

節約社長の運営会社も、元々Web制作代行から事業をスタートさせています。今では法人化する規模になっていますので、起業の取っ掛かりとしても良いでしょう。

節約社長編集部もWeb制作代行を請け負っています。

ネットショップ

モノを販売したいという方は、ネットショップでの起業がおすすめです。店舗を構える初期投資も必要ないですし、家賃もかかりません。

例えば、BASEというプラットフォームなら、月々の利用料は一切払う必要がありません。商品が売れた際に販売手数料を支払う仕組みなので、お金がなくても始められます。

BASEであればWebの知識も不要ですので、登録だけでもしておくと良いでしょう。

関連ページ:BASE

コンサルティング

本業で既に実績がある、という方はコンサルティングでの起業もできます。コンサルティングとは、簡単にいえばアドバイス・サポートのようなものです。

自身が持っている知識・経験を基に、困っている人を支援する仕事です。また、コンサルティングに近いですが、パーソナルトレーニングに向いているジャンルもあるでしょう。

節約社長編集部では、Webコンサルティングを中心に起業支援を行っています。ご興味のある方は、お問い合わせください。

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「起業したいけどお金がない人」の失敗原因

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「起業したいけどお金がない」と思っている人は、起業に失敗しやすいといえます。起業に成功している人は、お金がないところからでも、何かを生み出そうという気持ちが強い傾向にあるからです。お金があれば起業できる、というマインドは非常に危険です。

以下の原因に当てはまる部分のある方は、考え方を改めておきましょう。

起業理由が曖昧

「起業したいけどお金がない」と言う人は、会社設立にこだわっている傾向があります。しかし、起業はあくまで手段です。起業が目的になってしまってはいけません。

あなたは、起業を通して何を成し遂げたいのでしょうか?もしかしたら、会社を辞めて自分の力で食べていくことかもしれません。このように起業理由を明確にしておきましょう。

起業アイデアが抽象的

起業にお金がかかると思ってしまう理由の1つに、「起業アイデアが抽象的」が挙げられます。例えば「カフェを開きたい」だと、莫大な資金を積んでカフェを建てることを想像するでしょう。

しかし、カフェで何を実現したいのか、カフェのどういったところに魅力を感じているのかを細分化すると、現実的なレベルでできることを模索することが可能です。持ち家での週末カフェ、キッチンカーでの出張カフェなどのアイデアが挙げられます。

起業アイデアを具体的に検討して、できるところから始めれば失敗は少ないでしょう。

市場・競合を知らない

起業するのであれば、参入する分野の市場・競合調査は当たり前です。部活動の大会に、どこの高校が出場していて、どんな特徴があるのかを調べないで挑むようなものです。

市場・競合を知らないと、客観的な視点が欠けるため、独りよがりなサービスを作ってしまいがちです。誰にも求められないサービスをローンチしても、上手くいかないでしょう。

起業にお金をかけ過ぎる

起業にお金がかかると思っている人は、起業時にお金をかけ過ぎてしまいます。例えば、東京の一等地にオフィスを構えたり、高価な機材を揃えたりするなどです。

最初の起業アイデアが上手くいくことはほとんどありません。したがって、ピボット前提で走り出すことが重要になります。まずは低資金でやってみて、軌道に乗り始めたらお金をかけるようにしましょう。

行動・継続しない

厳しい言い方になりますが、「お金がないから起業ができない」を言い訳にしている人も多いです。そういった人は、起業に向けて行動したり、起業準備を継続しないケースが往々にしてあります。

お金がないなら、資金調達するという選択肢があります。あるいは、働きながら準備をすることもできるでしょう。今できることを始めて、行動・継続することが重要です。

関連記事:これからの時代の働き方は副業ではなく複業が正解だ!

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お金がなくても起業はできる!今すぐ行動しよう

今回は、起業したいけどお金がないという方向けに、お金のかからない起業方法や、起業で失敗する原因などを紹介しました。

弊社は、お金がない状態から起業しました。だからこそ、お金がなくても起業できると、確信を持って言うことができます。

お金がなくて起業を諦めるのは、もったいないです。あなたの実現したい夢・ライフスタイルに向かって、今できることを始めてみてください。

関連記事:起業したいけれどアイデアもお金もない!成功するためにはどうすればいい?

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