ご存知ですか?「イベントバー」なるものを
いきなりですが、読者の皆さんはイベントバーというものをご存知でしょうか?
駅で言うと、東京の池袋駅から1駅行った要町という所にあるんですけれど、昨日、夕方6時過ぎに、いきなりYouTubeチャンネル”WATARU TV”のワタルくんから電話がきまして、「今日、自分のYouTubeチャンネルの登録者数1,000人突破記念のイベントをやるから、来て!」って言うんですよ。
フザけた野郎ですよね(笑)。電話1本で呼び出すんですから。
彼は、私のYouTubeチャンネル「起業酔話」の登録者数がまだ数千人の頃(今は5万人達成!)からの初期メンバーです。
なおかつ、うちの賃貸物件が夜逃げにあってしまった時に、その夜逃げの状態が…闇金か何かに押し入られたような感じでグチャグチャで酷かったと。
私、凄く怖かったので、彼に屋根裏とかまで全部調べてもらったんです。
…要するに死体が無いかとか調べてもらったり、そういう恩があったもんですから、イベントに行って来ました。
行ったお店は、イベントバー「エデン」という所でして、親分(店長)は”えらいてんちょう”さんという方で、この方が最近YouTubeで一発当てました。
「入ってはいけない宗教ランキング」という動画が、なんと再生回数400万回オーバーです!
えらいてんちょうさんに「あれ、当てましたネ〜!」って話をしたときに…これ言っても良い範囲だと思うんですけれど、YouTubeからの広告料が5日間で…100万円くらい(小声)だったと言ってましたね。
この方が親分やっているお店なんですが、本当にテキトーな店でした(笑)。
Twitterで10月1日からのイベントの告知をしていたのを見ると、1日はお茶の水女子大学のミスコンのファイナリストの女の子のイベントだったり、4日はワタルくんのイベント、5日は気功オカルトバーっていうイベントだったりね。
コミュニティのある飲食店は生き残っていける
そして、まず、お店をやりたいと思ったら、「顧客が既にいること」が絶対条件です。
自分が、これくらいの客を掴めるだろうなっていうのがあれば、実はお店なんてカンタンにできちゃいます。
これは、サラリーマンから独立開業する時も全く同じ話なんですよ。
よく自分で何かをやる時に「資格を取らなきゃいけない」とか、「実務経験がなきゃいけない」とか、正直言うとあんなのは全く関係ないですからね。
お客様さえいれば商売って成り立つんです。どんな商売でもそうです。売上が見えたら、もう会社を飛び出してもOKなんです。
飲食店をやるなら、間違いなく!独身男性が1番お金を落としてくれます。
特に飲み屋なんかは間違いないですね。ですから、30代40代の独身男性をターゲッティングして、男女比で利益が最大になるのは、大体ですけれど男性7で女性が3くらいです。
ただ、これを狙うと逆に男が増えちゃうので、実は6:4くらいを狙うのが妥当な線です。
そして、これをやれば、店がワイワイガヤガヤするというのは、要するにコミュニティのある店が強いんです。
実際の原価率っていうのは、ぜんぜん食べ物とかにこだわらなくて良いから、原価は30%くらいでおさまるので売上目標も月100万円で良いです。
月100万円なら、1人とあとアルバイトが少しいると月100万円くらいは行くので。
それで、原価30万円と粗利70万円あれば、こじんまりした店っていうのは、東京でも家賃と水道光熱費合わせて15万円かかるか、かからないかです。
ですから、飲食店を作る時には、「旨いものを出そう!」とかじゃなくて、コミュニティを凄く大事にする感じのお店を作るほうが、案外勝てるんですね。
イベントバーは難易度高い→地元のコミュニティ作れ
イベントバーとかは逆に難しいと思います。というのは、個人で店を出す時に1番簡単なのは、”地元の人”が集まるコミュニティ作り。
地元の人が、とにかく仕事帰りに寄らないといけないような感じの「中毒性」を持たせるのが1番簡単なんですね。
例えば、東京だと本当に人口密集地なので、23区だと駅にコンパスを立てて、500メートルの範囲でグルっと円を描くと、2万人くらいは住んでいるんですよ。
ですから、その地元民だけで十分にやれます。だって売上100万円でいいんだもん。そういう形の”コミュニティ”を作っていけば良いだけ。
飲食は難しい〜難しいって言われます。確かに難しいです。
というのは、「飲食の難しさ」っていうのは、「旨いもん出す」とか、食べ物とかで勝負をするから難しいんです。
コミュニティで考えると、どうして地元のワケ分かんないスナックとかが生き残っているかって言ったら、あれは別に「旨いもんを出してるから」じゃないんですから(笑)。
そう考えると、コミュニティっていうのは意外と穴場で、若くてもできる。
そのかわり大事なのが、「お客様をどう掴んで行くか」です。でも、これだけやれば勝てる。だけど、やってみると一番難しいんですよね~。