宿泊を伴う出張の際、ホテル選びはとても重要だ。 安さだけを目当てに立地の悪いホテルを選ぶと、商談などの訪問時間に遅刻する可能性もあり、固いベッドで空調が希望どおりにならなければ、睡眠不足や体調を壊す原因につながる。オリコンが発表した「2015年度ビジネスホテルランキング」を参考に自分の価値観にあったホテルを効率的に選択検討してみよう。
宿泊を伴う出張でホテル選びはとても重要
宿泊を伴う出張の際、ホテル選びはとても重要だ。
安さだけを目当てに立地の悪いホテルを選ぶと、商談などの訪問時間に遅刻する可能性もあり、固いベッドで空調が希望どおりにならなければ、睡眠不足や体調を壊す原因につながる。
いわばホテル選びは、ビジネスマンのパフォーマンスを左右するツールの1つと言えよう。
できれば、快適な滞在が担保され、かゆいところに手が届くサービスが施され、また泊まりたいと思えるホテルを、効率的に選びたい。
オリコンが「2015年度ビジネスホテルランキング」を発表したので、チェックしてみよう。
リッチモンドホテルはビジネス利用評価が高い
オリコン日本顧客満足度調査による、2015年度ビジネスホテルランキングで第1位となったホテルは、ビジネス・観光利用ともに「リッチモンドホテル」グループだった。リッチモンドホテルグループは北海道から沖縄まで38軒以上のホテルを有している。
ビジネス利用の2位以下は「ダイワロイネットホテル」「ドーミーイン 」「ホテルα−1」「東急イン」と続く。
これは満足度を点数化した総合得点によるランキングのため、漠然とした宿選びの指標とするにはとても参考になるが、立地・コストパフォーマンスなど個々のランキングにもぜひ注目してみたい。
1)立地の良さ
立地の良さは、行動パフォーマンスを重視するビジネスマンにとって重要なホテル選びの要因となる。ランキングでは、1位東急イン、2位ダイワロイネットホテル、3位ホテルα−1、と続いた。
2)予約のとりやすさ
予約のとりやすさは、出張が突然入るビジネスマンがぜひ重視したい項目だ。ランキングでは1位東急イン、2位ホテルα−1、3位リッチモンドホテル、と続いた。
3)コストパフォーマンスが高いホテル
コストパフォーマンスが高いホテルは、1円でも宿泊代を節約したい経営者や、予算枠が決まっている社員にとってホテル選びの重要な尺度となる。ランキングは、1位ホテルα−1、2位スーパーホテル、3位ドーミーイン、と続いた。
4)インターネット環境の充実度
インターネット環境の充実度は深夜まで部屋で仕事をする人には欠かせない項目。ランキングの結果は、1位リッチモンドホテル、2位ダイワロイネットホテル、3位ドーミーイン、となった。
5)バス・トイレの清潔度
バス・トイレの清潔度は見落としがちだが、ストレスフリーに過ごしたい人にとっては重要な尺度となる。ランキングの結果は、1位リッチモンドホテル、2位ダイワロイネットホテル、3位ドーミーイン、となっている。
細かい項目のランキングを見ることで、より自分が重要とするポイントも見えてくるだろう。
「インターネット環境の充実度」「バス・トイレの清潔度」の1位~3位は、全体ランキングと同じホテルが同順位となっている。自分の価値観に合わせて一番コストパフォーマンスの良いホテル選びの参考としてほしい。
男性ユースの満足度1位は新興勢力ホテル
前述のランキングは男女総合得点を元にしており、男性のみに限った場合の満足度第1位は「ヴィアインホテル」である。
同ホテルはJR西日本系列のホテルグループで、各ホテルの立地地域ごとにコンセプトが異なる点が特徴だ。
例えば浅草にあるのは日本情緒を表現したもの、大井町や新宿にあるのはシンプルなビジネスユース調などである。ヴィアインは「MY HOME HOTEL」をコンセプトに掲げ「また泊まりたいと思えるくつろぎ空間」を提供している。
他にも、法人登録(入会金、年会費など一切無料)しておくと宿泊料金割引、Wi-Fi完備、ヴィアイン東京大井町では朝食付きのプランを予約すると、2階にあるファミリーレストラン「ココス」での朝食バイキングが食べられる、など、ビジネスマンへのメリットがたくさんあることが分かる。
どんな宿を選び何を重要視するか。星の数ほどある宿から、お気に入りを見つけるためにぜひ整理しておきたい。
願わくば、新入社員の出張ホテル選びでアドバイスできるよう、自分なりのセオリー、キラリと光る個性を用意しておきたいものだ。