世の中の常識は「やると決めたら有言実行」
今日は、「やると決めたら無言実行で行こう」というテーマでお届けします。
これと対比する形になりますが、「有言実行」が世の中のスタンダードとしてありますよね。
周りの人に、自分の夢や目標、やりたいことを伝えて、自分を追い込んでしまえと。そうすると、やらざるを得ない状況になるから、より夢や目標に近づきやすい。
やるっきゃないところに自分を追い込むことで、実践力が高められるという意味で、「有言実行」は良い考えだと言われています。
「やると決めたら有言実行」が危険な場合
ただし、「有言実行」が必ずしも吉とは出ない場面があることも、私達は知っておかなければなりません。
それは、ドリームキラーが目の前にいる場面です。
ドリームキラーとは、あなたの夢や目標に対して否定的であり、あなたの行動を阻害する人のことを言います。
彼らは、あなたが夢や目標を語ると、「そんなことは現時点ではない」「そんなの出来ないに決まってるじゃん」と言って、あなたの邪魔をしてきます。
テストの点数が今は60点なのを80点にする、くらいの目標ならドリームキラーは現れません。
ところが、5流のドベ高校で20点くらいしか取れない生徒が、「ここから猛烈に勉強して東京大学を目指す」って言ったら、周りの友人が、親族が、先生が、「そんなの無理だって!」「やめとけ」と言って、彼の目標を潰そうとし始めるんですね。
こういうドリームキラーには、幾ら自分の夢や目標を語っても、かえって否定されるだけで、当人のモチベーションはだだ下がり、時間も無駄に過ごさねばならなくなります。
誰もあなたの夢や目標を阻害する権利など持たない
ビジネスの世界においても同じようなことは往々にして起こります。
今は年収ウン百万の世界にいる人が、本気で年収ウン千万、1億を目指し努力し始めた時に、周りの人はだいたいが「何言ってるの?」って言うんです。
そういう人って、だいたいが実績が無いのに、自分がそのレベルに達したことが無いのに、根拠もなく「あなたには無理だ」って言ってきます。
サラリーマンの友達とか親とか、彼氏とか、あなたが今いるレベルと同じレベルの社長とか、そういう人達が「あいつは守銭奴になった」って批判してきます。
でも、あなたが本当にそうなりたいと思っているのに、やったこともない人に否定されるのって、マイナスにしかならないんですよね。
こういう人に向かって「有言実行」で対応するのって、とても危険なことだと思います。
たしかに失敗したら最後は自分でケツをまくるわけですが、そうなるかならないかは誰にもわからないし、やってみないとわからないことのほうがビジネスの世界では多い。
あなたの夢や目標を誰かが阻害する権利はどこにもないわけです。ドリームキラーからあなたの夢や目標を守るために「無言実行」で行ってください。