起業は失敗する〜先人たちが失敗した主な7つの要因
起業したいけど、一歩が踏み出せない!
もしかするとあなたも、そうかも知れませんね。
起業にはリスクが伴っており、失敗したらどうしようと不安ですよね。
起業後の経営者には、究極の成果主義が待ち受けており、否応なしに実力主義の世界に飛び込むことになります。だから不安なのです。
そして、事業は必ず成功するとは限りません。むしろ、失敗するケースの方が多いのが現実です。
私はこれまで行政との連携を通じて、何千人という起業家、起業家予備軍の皆さんとお会いし、その中でも何社かを支援してきましたが、事業が失敗する要因を先日まとめてみたところ、次の7つにほとんど集約できました。
- 1:売上不振
- 2:資金繰り難
- 3:過大投資
- 4:負債過多
- 5:本業以外での失敗
- 6:お金のトラブル
- 7:経営者の健康問題
この中で、起業に限って見るならば売上不振が最も多い要因でした。
これに続いて、売上げはあるけれど、過大投資で借入金が多くて返済に四苦八苦している、資金繰りに苦しむケースも多く見られます。
起業家予備軍が抱える不安ベスト5はこれ!
最初にこうして書いてしまうと、起業するのをためらう方もいらっしゃるかもしれません。
とにかく不安でしょうがない。あれも不安だ、これも不安だと、次々に不安の種が胸に去来するかもしれません。
しかし、心配しないでください。このような心理は起業する人が皆、共通して通過したものです。
起業家予備軍の皆さんとの面談でヒアリングした不安の理由は、だいたい以下5つに集約されます。
- 1:売上げや資金調達などのお金の不安
- 2:自分の能力に関する不安
- 3:体力・健康面の不安
- 4:対人関係の不安
- 5:家族や友人など周囲の反対
起業家予備軍が抱える不安を解消する具体的対応策
これらの不安を少なくする方法、それはあれこれ思い悩むのではなく、一つひとつの不安を洗いざらい書き出して、目に見える形にすることです。
自分の抱える不安について、思いつくまま、どんどん書き出しながら、まだ不安なことがないか、まだないか…と自分に問い掛けていきます。
書ききったら、自分が書き出した不安を眺めてください。書き出す前よりも、心はすっきりしたと思います。
不安を解消する対応策が明確になっていると不安は解消されていきます。しかし、完全に解消されるまでには至りません。
なぜなら、未来のことだから誰も分からないからです。でも、解消策を考えることは重要です。
事前にやることをやったならば、あとは天に任せておけばいいのです。
そう、人事を尽くして天命を待つの心境で臨めばいいのです。
不安の解消策を考えていくと、事業計画の思わぬ弱点が見えてくるかも知れません。
そうしたら、事業計画をもう一度練り直しましょう。
不安は自分のやろうとしている事業の見直しのチャンスです。
もしも今、あなたが不安を抱えているなら、それをチャンスと捉えてしっかり活かしていってください。