今年の2月1日より燃油サーチャージが大幅に減額となった。燃料価格の下落に伴い、春先にはサーチャージが撤廃されることすら予想されている。更に航空券代の予約手数料を支払わない旅行会社をセレクトすれば、航空費用は更に節約できる。節約した費用の一定割合を社員にインセンティブ導入すればモチベーションアップにもなる。
サーチャージ大幅値下げで出張費節約の好機
燃油サーチャージ(以下、サーチャージ)とは、燃料とする油(灯油、軽油、重油など)の価格に追随し、運賃と別建てで航空会社から徴収される料金のことである。
航空会社にとってサーチャージは、急激に変動する燃料価格のリスクヘッジとして重要な料金徴収システムである。
価格の決め方は、公表されている航空燃油(シンガポールケロシン)を3ヶ月平均で割り出して航空各社が調整し、確定する形となっている。
サーチャージの改定を行う場合には、関係国政府への認可申請が必要だ。
このサーチャージが昨今の燃油価格の下落で、2月1日から大幅に下がった。
このまま燃料価格に下落傾向が続けば、4月/5月分から燃油サーチャージが無料になる可能性まで出てきている。
3ヶ月間の平均燃油価格が1バレル当たり60を下回った場合は、サーチャージを廃止する申請を航空会社は行わなければならないからだ。
アメリカやヨーロッパへ行く際は、平均で片道14,000円、ハワイへ行くにも片道1万円と大幅の費用削減となる。※1
この期を活かして、海外出張を行うのは得策かもしれない。
サーチャージ以外に節約できる航空費用は?
とはいえ円高の影響で海外での消費は日本人にとって、割高な消費となる。
海外出張へ行く際に、サーチャージ以外で節約できる航空費用は他にあるだろうか?
実は1つある。
航空券代の予約手数料をなるべく支払わないようにすることだ。
航空券を予約する際に航空券比較サイトを通じて、予約する際に、旅行会社に取られるのが、予約手数料である。
航空券販売の利益率は非常に低いため、それを補うために旅行会社は一般的に予約手数料を設けて収益を得る。
各旅行会社によって異なるが、通常は2,000円~7,000円程度の予約手数料がかかる仕組みになっているので、この手数料を支払わないことが節約につながる。
1人でも往復で4,000円から14,000円程度の費用節約、人数が複数になれば、更に費用節約となり、円高により現地行動が割高となる分も十分吸収できるはずだ。
エクスペディアならば予約手数料は不要
航空券の予約手数料を支払わないで良い旅行会社は、数えるほどしかない。
その代表格が世界最大手オンライン専業の旅行会社、米エクスペディア社である。
エクスペディア社で航空券を予約すると、予約手数料を支払う必要がないと同時に、豊富な海外ホテルから宿泊先を選択したり、最低価格保証を受けることが可能だ。
以上のように、これから海外出張する際は航空券代金を節約するチャンスが満載だ。
節約できた分は、一定の割合を、社員にインセンティブとして与えたり、行動費用に充ててよい制度を作ったりするならば、効率的に出張費用を節約をしたいというインセンティブや、モチベーションにつながるかもしれない。
※1 エクスペディア ExpediaLetter
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000003373.html