2015年の1月から有料だった「Google Earth Pro」が無料で使用可能になった。住所データを自動的にインポートし地図上に貼りつけること、顧客情報を地図化できるため、売上・所得・年齢などの分布の可視化、更には高解像度のスクリーンショットが可能である。実際のビジネスシーンでも地図を使った可視化は役立つのでまずはインストールしてみよう。
「Google Earth Pro」が無料で使用可能に
「Google Earth Pro」というサービスをご存知だろうか。
Googleが2005年にリリースした高機能3Dマップサービスだ。
リリース当初グーグルアースには、フリーソフトと年間20ドルの「Google Earth plus」、そして年間399ドル「Google Earth Pro」の3種類があった。
当初は無料版と差別化し、GPS機能があるなど高機能バージョンを提供していたが、「Google Earth plus」は2008年に廃止され、2015年の1月にはさらに「Google Earth Pro」も無料化された。
無料版が高機能化し差別化できなくなったためである。
ならば無料版ではなく、さらに上位の「Google Earth Pro」をぜひ利用してみたい。
「Google Earth Pro」便利な機能はこれだ
「Google Earth Pro」の利用方法は簡単だ。
無料版のGoogle Earthは、ストリートビューをはじめ地図検索やスマホで利用したことがある人も多いと思うが、Pro版はもともと有料だったということもあり、ソフトのインストールが必要になる。
サイトからダウンロードし、ダウンロード後にソフトを起動するとライセンスキーの入力が求められる。すでに無料化されているので、誰でも「GEPFREE」というキーを入力すれば、すぐにログインできて利用開始できる。
無料版との違いや、Pro版を利用するビジネスメリットについてご説明しよう。
住所データを自動的にインポートし地図上に貼りつけできる
一度にインポートできるデータ数は数千以上である。
顧客情報を地図化できるため、売上・所得・年齢などの分布が地図上で可視化できる
どの地域に自社のファンやユーザがいるか属性を客観的に把握できる。
高解像度のスクリーンショットが可能
解像度4800×3200で印刷することが可能だ。通常版は1000×1000までで、格段にはっきりとした画像となる。
他にも人口や区画、交通などのデータレイヤが表示できたりと、無料版と比較して高機能だ。
「Google Earth Pro」は資料可視化に役立つ
「Google Earth Pro」を利用すれば、不動産業や建設業の場合、対象となる物件や工事の影響を把握することが可能になる。
また小売や通販業の場合、売上データを地域ごとに可視化した資料作りが可能になる。
インストールした後はすぐに利用できるので、一度動かしてみてはいかがだろうか?