「自社の事業を展開するためにM&Aをしたい。けれども、コンサルティングに依頼するほどの事業規模でもない…」
このような悩みを抱えている経営者の方に朗報です。
事業規模が小さくても、手軽にM&Aを行うことができるプラットフォームサービスが登場しました。
そのサービスは「スピードM&A」と呼ばれるものです。
今回は、このスピードM&Aについて、概要や特徴、利用料金などの基本情報を紹介していきます。
スピードM&Aとは
スピードM&Aとは、M&Aを行いたい企業のマッチングプラットフォームになります。
自力でM&Aの提携先を探すのは労力のいるもので、必ずしも満足のいく提携先を見つけ出せるとも限りません。
スピードM&Aは、「株式会社スピードM&A」によって運営されています。
会社の基本情報は下記の通りです。
会社名 | 株式会社スピードM&A |
代表取締役社長 | 江波戸浩之 |
創業 | 2018年11月 |
従業員数 | 50人 |
所在地 | 東京都豊島区東池袋1丁目21-11 オーク池袋ビル4F |
電話番号 | 050-3134-5378 |
事業内容 | ・M&Aプラットフォーム事業 →M&Aプラットフォームの運営・M&A仲介事業 →M&Aコンサルタント、公認会計士がサポートするM&A仲介サービスの運営 |
スピードM&Aは創業してから2年未満の若い企業ではありますが、M&A仲介サービスの独自性から、一気に知名度を高めてきています。
M&A専門のコンサルタントや公認会計士も抱えており、様々なM&A案件に対応しています。スピードM&Aで扱っている案件の業種は、主に下記の11業種です。
- ウェブサイト、ITソフトウェア
- 卸、小売、商社、流通
- 介護、福祉、医療
- 製造、メーカー
- 教育、教室、学習塾
- 農業、水産、畜産
- 飲食
- ホテル、レジャー、冠婚葬祭
- 建設、不動産、住宅
- 美容
- 人材紹介、アウトソーシング
「自社は規模が小さく、従業員も少ないから、M&Aで売却することは難しい…」と思われている方、諦める必要はありません。
スピードM&Aを使えば、企業規模が小さい企業、地方の企業でも売却することが可能です。
スピードM&Aの特徴
スピードM&Aの特徴として、下記の点が挙げられます。
- スピードM&Aを通じて、買い手と売り手が直接交渉できる
- ネットで全国の企業とマッチングできる
- 小規模から大規模会社まで、様々な企業のM&Aに対応
- ユーザー同士のやり取りは、プライベートチャットで行う
- コンサルタントへのチャット、メールでの相談が無料
- 匿名での交渉スタートが可能
- M&A制約までのスピードが速い
- 仲介会社側からのプッシュ営業がない
スピードM&Aを通じて、買い手と売り手が直接交渉できる
M&Aのコンサルタントに依頼すると、マッチングするのに時間がかかったり、コンサルティングに多額の依頼料を支払う必要がありますが、スピードM&Aであれば、余計な時間や手数料を大幅に減らすことができます。
「M&A=費用がかかるもの」というイメージを覆して、お得にM&Aを進めることが可能になっています。
ネットで全国の企業とマッチングできる
通常のM&Aコンサルティングでは出会う機会のない企業とも、スピードM&Aを使えばマッチングすることが可能です。
M&A先の選択肢が広がるという意味でも、スピードM&Aは画期的なプラットフォームサービスと言えます。
小規模から大規模会社まで、様々な企業のM&Aに対応
M&Aの規模が小さくても、遠慮せずにプラットフォームを利用することが可能です。
スピードM&Aに登録することで、思いもよらぬ企業からオファーを受けることもあります。
事業規模でM&Aをすることに中々踏み出せない場合でも、スピードM&Aを利用すれば買い手、売り手を効率的に見つけていけますよ。
ユーザー同士のやり取りは、プライベートチャットで行う
他の登録企業から、チャットのやり取りを見られることはありません。
より良い条件でM&Aを行えるよう、複数の企業と同時交渉することも可能になっています。
ユーザーの使い勝手を第一に考えているので、安心してスピードM&Aを利用できます。
コンサルタントへのチャット、メールでの相談が無料
通常、M&Aのコンサルティングでは相談のみで多額の手数料をとられることが多いのですが、スピードM&Aではそのような心配もありません。
M&Aを行うのは初めての場合でも、コンサルタントが丁寧にサポートをしてくれるので、M&Aへ向けた第一歩を踏み出しやすいです。
匿名での交渉スタートが可能
匿名にすることで、他の取引先や金融機関、関係企業へM&Aを進めていることがバレることもありません。
秘密裏にM&Aの交渉を進められるので、周りからの余計な圧を受けずにM&Aを行うことが可能です。
M&A成約までのスピードが速い
一般的なM&Aの成約スピードは6ヵ月~12ほどになっていますが、スピードM&Aを利用すれば、通常の期間よりも半分以下の期間で成約することが可能です。
なるべく早くM&Aを成約したい方にとっても、スピードM&Aはおすすめですね。
仲介会社側からのプッシュ営業がない
通常のM&A仲介会社の場合だと、社員に対して「インセンティブ」を設けているところが多く、担当者からのプッシュ営業が強いところが多いです。
自分が興味のない買い手を無理に押し付けられることもあります。
スピードM&Aであれば、そのような心配はないので、自身のペースでM&Aを進めていくことができます。
スピードM&Aを使った成約までの流れ
スピードM&Aを使った制約までの流れは、大まかに下記のような流れになります。
- 案件の投稿
- 匿名交渉
- 実名交渉の申請
- 秘密保持契約の締結
- 実名交渉
- 最終合意、契約の締結
- 成約報告の手続き
- 業務の引き継ぎ
案件の投稿
投稿する際は、案件情報を具体的に記載するようにしましょう。
ビジネスの内容や事業の強み、販売経路、顧客情報など、具体的な情報を記載することで、買い手が興味を持ちやすくなります。
事前に、買い手からのメッセージへの返信内容を準備しておくと、スムーズに交渉に進めます。買い手からの質問としては「売却理由」「事業の課題」「事業の成長性」などが挙げられるので、あらかじめ情報をまとめておいて、回答を準備しておきましょう。
匿名交渉
この際に、買い手側の会社情報なども把握するようにして、相手が信頼に足る人物・企業かどうか確認するようにします。
この段階では、まだ実名を教える必要はなく、匿名での交渉が可能です。
実名交渉の申請
実名交渉に移る際は、まず買い手側に実名交渉に移る意思があることを伝えましょう。
買い手側から承諾が得られれば、実名交渉に移行可能です。
実名交渉では「企業名」「担当者」「住所」「役職の情報」が開示されます。
秘密保持契約の締結
秘密保持契約を締結することで、自社がM&Aを検討していることや各種企業情報が外部に漏れることを防ぐことができます。
秘密保持契約を結んだら、実際に実名交渉がスタートします。
実名交渉
互いの企業の経営状態、経営課題、支払い能力、負債の有無など、M&Aで重要になってくる情報を交換していきます。
この段階で、相手企業がM&A先としてふさわしくないと判断したら、途中で交渉を終えることも可能です。
最終合意、契約の締結
最終契約の段階では、M&Aに際して互いに疑問や懸念が残らないよう、詳細を詰めていきます。
成約報告の手続き
メッセージルーム内に「成約報告」というボタンがあるので、そのボタンをクリックするとスピードM&Aの事務所に成約が報告されます。
成約報告は、売り手・買い手のどちらかが行えばO.K.です。
成約報告後に、売り手・買い手の双方が捺印した最終契約書を提出します。
契約書は、メッセージルーム内の「契約書アップ」のボタンを押して、データをアップロードすることが可能です。
最終契約書の提出は、売り手・買い手企業ともに行う必要があります。
M&Aが成約した日から7営業日以内に成約報告手続きを完了させないと、譲渡価格の10%の支払いが請求されます。
また、報告の遅延損害金も発生するので、成約完了したら必ず報告を行うようにしてください。
業務の引き継ぎ
従業員同士がスムーズに仕事に入れるよう、事前に調整を行ったり、業務内容の分担などを決めていきます。
引き継ぎ次第で、従業員同士の関係性が決まるといっても過言ではありません。M&Aの成約が終わって満足せず、業務引き継ぎも丁寧に進めるようにします。
スピードM&Aの利用料金
一般的なM&Aコンサルティング会社では、上記の手数料・報酬をとるところが大半ですが、スピードM&Aでは一切かかりません。
仮に、交渉の結果M&Aが成功しなかったとしても、余計な費用をかけることはありません。
また、スピードM&Aへの登録、企業同士のメッセージ交換、マッチングサービスの利用もすべて無料になっています。
唯一、スピードM&Aで手数料が発生するのが「M&Aが成功した際、買い手側が支払う手数料」です。
M&Aが成功した際に、売買金額(譲渡金額)に応じて、下記の成功報酬が発生します。
売買金額 | 金額 or パーセンテージ |
最低成功報酬 | 20万円 |
3000万円以下の部分 | 5% |
3000万円超~1億円以下の部分 | 3% |
1億円超の部分 | 1.5% |
売買金額が「100万円」「1000万円」「1億円」のケースで、それぞれ手数料を確認してみましょう。
・売買金額が「100万円」の場合
→最低成功報酬が適用されるため「20万円」
・売買金額が「1000万円」の場合
→「1000万円×5%=50万円」
・売買金額が「1億円」の場合
→「3000万円×5%+7000万円×3%=360万円」
通常のコンサルティングで発生するような報酬がかからないので、M&Aを検討される場合、まずはスピードM&Aに登録することをおすすめします。
スピードM&Aの口コミ
スピードM&Aの口コミについて、ネット上に記載されている情報を集めてみました。
良い口コミ
「匿名でやり取りできる点、安心して利用できた。取引先の企業や金融機関にM&Aを進めていることが知られると面倒なので、情報が漏れないのは経営者として非常に助かる。多種多様な企業からオファーをもらうことができ、最終的に希望価格以上の金額で売却することができた。」
「他のM&A仲介会社を利用した際に、営業マンがこちらの要望をあまり聞かずにプッシュしてきたので、正直M&A仲介会社にあまり良い印象を持っていなかった。スピードM&Aは、インターネット上でのやりとりのみで、しかも買い手と直接交渉できるのが良かった。興味のない相手は無視できるので、売り手有利の状態でM&Aの交渉ができるのも安心できた。」
「自社は中小企業であったので、買い手が見つかるか心配だった。けれども、全国の企業から自分の会社を見てもらえるので、自分が思いもしなかった業界の企業から声をかけてもらうことができた。対面形式のM&A仲介サービスだと、紹介してもらえる案件に限界があるが、スピードM&Aであれば多くの企業からアプローチを受けられる。」
悪い口コミ
「買い手の手数料も安いためか、企業ではなくサラリーマン投資家のような個人からのアプローチも多かった。正直なところ、売り手からすればなるべく高い金額で買い取ってもらいたいので、値下げ交渉をしてくる、予算が限られた個人からのアプローチは避けたいところ。」
「数億円、数十億円規模の案件は、あまり多く見かけなかった。最近は増えているかもしれないが、スピードM&Aはあくまでも中小規模の企業向けである印象がした。」
まとめ
売り手側の手数料は「無料」となっているので、M&Aコンサルタントに依頼するよりも、余計なコストがかかりません。
また、スピードM&Aの事務所にメール・チャットで相談するのも無料になっています。
初めてM&Aをする方、企業であっても疑問点をすぐに質問することが可能です。
M&Aの情報が漏れないよう、匿名交渉や秘密保持契約の締結も、スピードM&Aでは徹底されています。
これからM&Aを行う予定がある、もしくはM&Aを希望している場合は、是非スピードM&Aを利用して、効率的にM&A交渉を行っていきましょう。